注目のスタートアップ

「SoftRoid」が1億円調達 建築工事の全工程を網羅的に記録するクラウド型AIサービス「zenshot」をリリース

company

2022年9月16日、株式会社SoftRoidは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、「zenshot(ゼンショット)」の正式版をリリースしたことも併せて発表しています。

「zenshot」は、カメラを持って歩くだけで、建築工事の現場の360度画像を簡単に記録できるクラウド型AIサービスです。

機器に備えつけたスマートフォンから音声案内・説明動画が流れるため、誰でも簡単に取り扱うことができます。

このサービスを活用することで、遠隔での現場全体の状況確認、全工程の施工状況の記録、属人的な管理方法からの脱却などを実現できます。

今回の資金は、3D画像処理技術の精度向上、開発の強化、人材採用、組織強化、販促・広告などに充当します。

工事現場では、計画通りに工事が進んでいるのか、工事の品質は問題ないかなど随時チェックする必要があります。

正しくチェックするためには現場において直接目視で確認することが欠かせませんが、チェックを担当する現場監督は複数の現場を持っていることもあり、現場への移動や、複数現場の正確な管理などにおいて大きな負担がかかっています。

そのため、工事現場の管理を写真での報告など遠隔に切り替えて効率化を図る事例も増えてきました。

しかし写真での報告は不十分なこともあり、結局は現場に行く必要がある、記録が不完全で遅れてミスが発覚するといった課題が生じています。

「zenshot」はこうした工事現場の遠隔での管理の課題を解決することを目的としています。

具体的には、360度カメラによって現場の状態を余すところなく記録し、そのアップロードや360度写真の作成を自動化することで、簡単でありながら高い精度の記録を実現しています。

非効率的な業務は建設業界以外にも多くの業界で課題となっています。そのため業務効率化を実現するシステムを厳選して導入することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期のツールの導入について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 360度写真 360度画像 AI SoftRoid zenshot クラウド スマートフォン ゼンショット 工事 工事監理 工程 建築 建設 株式会社 管理 記録 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

電子機器の放熱性の課題を解決する新素材「Thermalnite」を開発した「U-MAP」が3億円調達
2020年6月19日、株式会社U-MAPは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 名古屋大学 宇治原研究室(未来材料・システム研究所)の研究成果である繊維状窒化アルミニウム単結晶(「T…
クラウドでマニュアル作成「Teachme Biz」の運営元が9000万円調達!
平成29年8月23日、株式会社スタディストは、総額約9000万円の資金調達を実施しました。 クラウド型マニュアル作成・共有プラットフォームの「Teachme Biz」を提供しています。 スマホから写真…
会話型AI構築プラットフォームを提供する「miibo」が6,000万円調達
2023年12月6日、株式会社miiboは、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 miiboは、会話型AIの構築プラットフォーム「miibo」を開発・運営しています。 ノーコード…
オイシックス・ラ・大地のCVC「Future Food Fund」が冷凍宅配食のサブスクリプションサービスを提供する「DELIPICKS」に投資を実行
2023年3月9日、オイシックス・ラ・大地株式会社は、投資子会社Future Food Fund株式会社が運営するCVCファンド「Future Food Fund 1号」が、株式会社DELIPICKS…
AIアニメ制作基盤「ANICRA」を開発する「CrestLab」が資金調達
2025年8月1日、株式会社CrestLabは、資金調達を発表しました。 CrestLabは、AI技術を活用したアニメ制作支援基盤「ANICRA」を中心としたアニメ制作プロダクトを開発・提供しています…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集