注目のスタートアップ

産直通販サイト「食べチョク」運営の「ビビッドガーデン」が13億円調達

company

2022年6月14日、株式会社ビビッドガーデンは、総額約13億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ビビッドガーデンは、日本最大の産直通販サイト「食べチョク」、法人向けサービス「食べチョク for Business」を運営しています。

2022年5月時点で、登録生産者数は7,200軒、ユーザー数は65万人を突破しています。

今後、地域連携のさらなる強化、法人事業の拡大、アライアンスの強化を行っていきます。

今回の資金は、高齢生産者のサポートの強化、エグゼクティブ人材の採用強化、企業連携・マーケティングの強化に充当します。

「平成28年度 食料・農業・農村白書」において農林水産省は、農産物販売金額が大きい販売農家ほど、自営の農産物直売所やインターネットを利用する割合が高く、自ら値段をつけられる方法で販売していると分析しています。

そのため売上を伸ばしていくためには自営の農産物直売所やインターネットの利用が重要であると考えられています。

また、新型コロナウイルス感染症の影響で、インターネットで農産物・海産物を購入する消費者が増加しています。緊急事態宣言解除後も上昇傾向で推移しているため、一過性の流れではないと考えられます。

一方で、農業従事者の平均年齢は約68歳であり、その多くはITに不慣れな生産者であることが考えられます。さらにネット販売は新たにはじめる取り組みでもあり、大きな投資ができず、自分でやれる範囲で取り組むというケースも少なくないでしょう。

こういった理由からネット販売に参入したくてもできない生産者や、取り組んでいても結果が伴わない生産者が多く存在すると考えられます。

食べチョクは今後、自治体との連携を強化し、高齢の生産者をサポートできる体制を整えていく方針を打ち出しています。

ECはさまざまな領域で新たな販路として大きな存在となっています。「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方、インターネットを活用した集客ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EC ビビッドガーデン 株式会社 流通 産地直送 産直 資金調達 農林水産 通販 食べチョク 食べチョク for Business 食品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳の大久保が解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

学費出世払い方式(ISA)を採用したエンジニア養成学校「CODEGYM」を運営する「LABOT」が資金調達
2022年8月30日、株式会社LABOTは、香港のChoco Upから、クロスボーダーの資金調達を実施したことを発表しました。 LABOTは、学費出世払い方式(ISA)を採用したハイレベルエンジニア養…
音源のサブスク原盤権を販売・購入できるプラットフォームなどを手がける「OIKOS MUSIC」が1.5億円調達
2023年9月20日、OIKOS MUSIC株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 音源のサブスク原盤権を販売・購入できるプラットフォーム「OIKOS MUSIC」…
友達と遊べるたまり場アプリ「パラレル」がフルリニューアル 非ゲーマーのユーザー拡大を加速へ
2023年5月30日、パラレル株式会社は、運営する「パラレル」をフルリニューアルしたことを発表しました。 「パラレル」は、友達と通話をしながらミニゲームで遊んだり、動画・音楽を同時視聴したり、カラオケ…
「福祉はぐくみ企業年金基金」を中心に企業年金制度の導入・設計をサポートする「ベター・プレイス」が3.8億円調達
2023年8月23日、株式会社ベター・プレイスは、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ベター・プレイスは、「福祉はぐくみ企業年金基金(はぐくみ基金)」の導入設計・サポートや…
医療キャッシュレス決済アプリ「玉円ペイ」を提供する「アガティカ」が4580万円調達
2025年2月5日、株式会社アガティカは、総額4580万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アガティカは、医療キャッシュレス決済アプリ「玉円ペイ」を提供しています。 簡単な操作でQRコード決済…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集