孫の動画・写真をテレビで見られる「まごチャンネル」 写真をプリントできる写真プリント」サービスを提供開始

tips

2022年6月3日、株式会社チカクは、提供する「まごチャンネル」において、「写真プリント」サービスを2022年6月1日から提供開始したことを発表しました。

「まごチャンネル」は、スマートフォン・アプリで撮影した動画・写真をテレビに直接送信し、離れた家族と共有できるサービスです。

使用者に高齢者を想定しているため、ネット回線がなくても使用できるよう、テレビに接続する受信デバイス自体がLTE(4G)回線を利用してインターネットに接続するようにしています。

今回提供開始した「写真プリント」サービスは、「まごチャンネル」アプリにアップロードしている写真をアプリ上から選択するだけでプリントすることができるサービスです。

高齢化に伴い、高齢者夫婦・高齢者単身での世帯は増え続け、2015年には全体の約57%となっています。

また核家族化も進んでいるため、孫と同居する三世代世帯はわずか12.2%となっています。

こういった家族では、定期的に孫を連れて祖父母の家に訪れたりしていましたが、新型コロナウイルス感染症の流行により、祖父母に感染させないために訪問を自粛することが増えました。

子どもの成長は早いため、祖父母は孫と会えていない間に様々な成長を見逃してしまうことになります。

そのため、スマートフォンのビデオ通話を活用して、子どもの成長を定期的に知らせている家族も多いかもしれません。

一方でデジタルスキルに疎い高齢者の場合は、こういったビデオ通話を使えなかったり、使うにしてもストレスが溜まってしまうことがあります。

「まごチャンネル」はこの課題を解決することを目指すプロダクトです。

テレビにHDMIケーブル一本で接続でき、Wi-Fiといった設定は必要なくネットにアクセスできるため、デジタルスキルに疎い高齢者でも簡単に設置できることを特徴としています。

株式会社チカクのコメント

このニュースを受けまして、株式会社チカクよりコメントが届きました。

・今回の新サービスの売りは何ですか?

手間を掛けずに、高品質のプリントを手にしていただけることです。

まごチャンネルの「写真プリント」サービスでは、まごチャンネルアプリにアップロードしている画像をプリントします。既にお客様が選別した画像なので、複数の類似した画像からプリントしたい画像を選ぶ手間がかかりません。

また、ご家族の大切な思い出である写真を、長期間高品質な状態を保てるようにという思いから、富士フィルム社製の最高級の写真用紙を使用しています。

・今後の展望を教えてください。

弊社は、「距離も時間も超えて、大切な人を近くする・知覚できる世界を創る」をミッションとしています。

今回の「写真プリント」サービスをはじめ、世代を超えて家族をつなげていくサービス開発を進めていきたいと考えています。

・読者へのメッセージをお願いします。

現在、高齢者の中でもスマートフォンの普及が進んでいますが、特に後期高齢者になるとITリテラシーだけの問題ではなく、視力や聴力などの身体的な衰えからスマートフォンの扱いが難しくなっていきます。

こうした中、弊社はエイジテック企業として、「高齢者でも使える」サービスではなく、「高齢者こそが使える」サービス開発を推し進め、超高齢化社会の課題解決に貢献していきたいと考えています。

ユニークなプロダクトの開発には、自社の強み・弱み、市場の分析が必要となります。「冊子版創業手帳」では、自社・市場の分析のためのフレームワークを掲載しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ ICT デバイス テレビ プリント 共有 写真 動画 印刷 家族 株式会社 資金調達 高齢者
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

折り畳み電動バイクのシェアリングサービス「Shaero」運営の「シェアード・モビリティ・ネットワークス」が3億円調達
2022年2月21日、シェアード・モビリティ・ネットワークス株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 折り畳み電動バイクのシェアリングサービス「Shaero(シェアロ)」を運営し…
顧客体験のパーソナライズを実現するコミュニケーションプラットフォーム「MicoCloud」提供の「Micoworks」が12億円調達
2022年2月9日、Micoworks株式会社は、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 顧客体験のパーソナライズを実現するコミュニケーションプラットフォーム「MicoCloud(ミコ…
「AliveCast」が完全無料の電子メニュー作成サービス「ExMenu」をリリース
2020年7月15日、株式会社AliveCastは、「ExMenu(エクスメニュー)」を7月15日に公開したことを発表しました。 「ExMenu」は、完全無料の電子メニュー作成サービスです。 飲食店は…
保険流通BPO事業やソリューション事業などを展開する保険DX企業「フィナンシャル・エージェンシー」が「東日本銀行地域企業活性化ファンド」からの出資受け入れ
2023年1月12日、株式会社フィナンシャル・エージェンシーは、「東日本銀行地域企業活性化投資事業有限責任組合」より出資を受けたことを発表しました。 フィナンシャル・エージェンシーは、AI、RPA、I…
ショッピングSNS「PARTE」運営の「REGALI」が資金調達
2020年3月16日、株式会社REGALIは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「Kastane」「Discoat」などを運営する株式会社パルなど、複数のアパレル・ブランドとの連携を開始し…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集