注目のスタートアップ

LINEからハイヤーを呼べる「VIPハイヤー配車」を運営する「ライトマークス」が1億円超調達

company

2022年5月19日、株式会社ライトマークスは、1億円超の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、本田圭佑氏が手がける個人ファンド「KSK Angel Fund LLC」です。

ライトマークスは、LINE公式アカウントから手軽にハイヤーを呼べる「VIPハイヤー配車」を運営しています。

配車依頼前に料金が提示される事前確定料金であるため、利用者は安心してハイヤーを呼ぶことができます。

空港定額プランや、ゴルフ・日帰り旅行などで活用できる時間借上プランなども提供しています。

今回の資金は、システム開発・研究開発、オペレーション体制の構築に充当します。

具体的には、東京近郊のみで展開している「VIPハイヤー配車」の全国展開、電気自動車 (EV) ・自動運転車モビリティ事業への投資、サブスクリプション制モビリティ事業への投資を行っていきます。

ハイヤーは、タクシーと同じように、顧客を車に乗せて目的地まで送り届けるサービスです。

タクシーと違う点は、完全予約制であること、ホスピタリティを重視していることなどです。こういった特徴から、会社役員やVIPの送迎、パーティー・冠婚葬祭時の移動手段など特別な場合の移動手段として多く利用されています。

また、感染症対策のため、空港からホテルまでの移動などで利用されることも増えており、ハイヤーの予約を便利にするサービスや、別のサービスとハイヤーを合わせて提供するといったものも目立つようになっています。

そして、交通機関・モビリティサービスは、MaaS(Mobility as a Service)の実現のために注目を集めている領域です。

MaaSとは、バス・電車・タクシー・シェアサイクルなどあらゆる交通機関を、ITの力によってシームレスにつなげ、効率的に使えるようにするシステムのことです。

ライトマークスは、単にハイヤーの予約・配車を便利にするだけでなく、ハイヤーの配車や運行をテクノロジーによって効率化・自動化する取り組みを行っています。MaaSの実現のためには革新的なモビリティシステム/プラットフォームが必要となるため、ライトマークスはこのMaaSの領域などに事業を広げていくのではないかと考えられます。

次世代のプロダクトの開発には、より多くの資金が必要となります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ KSK Angel Fund LLC LINE VIPハイヤー配車 タクシー ハイヤー モビリティ ライトマークス 予約 交通機関 株式会社 移動 資金調達 配車
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

法人取引における審査業務のDXを手がける「シンプルフォーム」が40億円調達
2024年11月12日、シンプルフォーム株式会社は、総額40億円の資金調達を実施したことを発表しました。 シンプルフォームは、法人取引における審査業務のDXに取り組んでいます。 国内500万法人の訂正…
クラウドセキュリティプラットフォームを提供する「Cloudbase」が11.5億円調達
2024年2月7日、Cloudbase株式会社は、総額11億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Cloudbaseは、クラウドセキュリティプラットフォーム「Cloudbase」を提…
植物性発酵食品「醸豆(JYOZ/ジョウズ)」を開発・製造・販売する「ハッコウホールディングス」が資金調達
2024年10月4日、ハッコウホールディングス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ハッコウホールディングスは、豆発酵食品「醸豆(JYOZ/ジョウズ)」を開発・製造・販売しています。 「…
介護施設の見守りセンサーとナースコールを統合するサービス「OwlCare」開発の「EMC Healthcare」が1億円調達
2022年4月7日、EMC Healthcare株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 介護施設の見守りセンサーとナースコールを統合するサービス「OwlCare」の開発や、保育…
読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」を運営する「Yondemy」が1.3億円調達
2024年3月13日、株式会社Yondemyは、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Yondemyは、子ども向けの読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」や、Po…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集