デジタルプラットフォーム上のトラブルを法的に解決するサービス「Teuchi for デジプラ」がローンチ

tool

2022年5月2日、ミドルマン株式会社は、「Teuchi for デジプラ」をローンチしたことを発表しました。

また、「Teuchi for デジプラ」は、株式会社タスカジが提供する家事代行マッチングサービス「タスカジ」に正式導入されたことも併せて発表しました。

「Teuchi for デジプラ」は、デジタルプラットフォーム上のトラブルを法的に解決する、デジタルプラットフォーマーへのサブスクリプションサービスです。

このサービスを導入することにより、デジタルプラットフォーム上でのBtoCやCtoC取引などで発生するトラブルを専門家の仲介によって法的に解決することが可能になります。

「Teuchi for デジプラ」が間に立つことにより、紛争当事者双方の本人確認を厳密に行いつつも、氏名・住所・メールアドレスなどの個人情報を相互に秘匿し、デジタルプラットフォーム上でのIDやニックネームのみで手続きを進めることが可能となっています。

今後、個人間の相対交渉をサポートするアルゴリズムを開発するため、タスカジと協力し実証実験を行います。

ミドルマンはほかに、専門家の仲介によって法的トラブルを解決するオンライン完結のサービス「Teuchi(テウチ)」、内部通報システム「dialogbox」、​「第三者委員オンライン」を提供しています。

生活や企業を経営する上でトラブルに見舞われることがあります。話し合いで解決できるトラブルであれば良いのですが、近年普及しているフリマアプリなど個人間の取引(CtoC)でのトラブルでは法的な解決が必要となることも多くあります。

しかし個人間取引は比較的小規模な金額の取引となることが多く、弁護士を介した紛争解決はコストや手続きにかかる時間に見合わないことがほとんどです。そのため多くの個人は泣き寝入りするしかないという状況にあります。

そのため裁判での解決以外に、より簡易・迅速に比較的低廉な費用で紛争を解決することを目指す、裁判外紛争解決(ADR, Alternative Dispute Resolution)が注目されています。

ADRは、専門の機関が裁判を通さずに和解の仲介や仲裁を行うものです。ADRは手続きが簡便・時間が短い・当事者同士の意向を尊重した解決を目指す・比較的低廉などを特徴としています。

また、政府は、リーガルアクセスを改善するため、ADRのオンライン化(ODR, Online Dispute Resolution)にスタートアップの参入を促す取り組みを行っています。

ODRはオンラインでの紛争解決を目指すため、ADRよりもさらに利便性が高く、またデジタルプラットフォームに組み込むことで、より安心して利用できるサービスを構築することが可能です。

ミドルマンは、このODRの社会実装のためにオンライン完結の紛争解決サービス「Teuchi」やデジタルプラットフォーム向け「Teuchi for デジプラ」を展開しています。

経営において、法律が関わってくる場面は多々あります。起業家だけでは判断できないこともあるので、弁護士に依頼することは重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期から顧問弁護士を依頼するメリットについて専門家にインタビューしています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 便利なサービス
関連タグ ADR BtoC CtoC ODR Teuchi Teuchi for デジプラ デジタル トラブル プラットフォーム ミドルマン リーガルテック ローンチ 株式会社 紛争解決 裁判外紛争解決
詳細はこちら

ミドルマン、デジタルプラットフォーム上のトラブルを法的に解決する、新しい紛争解決サービス「Teuchi(テウチ) for デジプラ」をローンチ。家事代行マッチングサービスのタスカジが正式導入。

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

大企業向けデジタル・トランスフォーメーション・プラットフォーム提供の「テックタッチ」が5億円調達
2020年7月10日、テックタッチ株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 大企業のデジタル・トランスフォーメーションを支援するSaaS「テックタッチ」を開発・提供しています。 …
AIプロダクトの開発・提供やAIの研究開発を行う「JAPAN AI」と「全研本社」が業務提携
2023年8月25日、全研本社株式会社は、JAPAN AI株式会社と業務提携を締結したことを発表しました。 JAPAN AIは、AIプロダクトの開発・提供や、AIの研究開発、AIに関するコンサルティン…
ソーシャルECサービスの「temite」運営の「EC-GAIN」が資金調達
2019年12月18日、株式会社EC-GAINは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、同社が運営するECプラットフォーム「temite(テミテ)」を台湾でも利用可能にしたことも併せて発表しま…
看板の保守点検・改修提案・制作・施工・管理を一括で手がける「看板ドック」を展開する「レガーロ」が資金調達
2023年11月20日、株式会社レガーロは、J-KISS型新株予約権と金融機関からの融資により数千万円の資金調達を実施したことを発表しました。 レガーロは、看板の保守点検・改修提案・制作・施工・管理を…
デイサービス向けリハビリ業務支援SaaS「リハプラン」運営の「Rehab for JAPAN」が7億円調達
2021年5月24日、株式会社Rehab for JAPANは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 デイサービス向けリハビリ業務支援SaaS「リハプラン」を運営しています。 要介護者の…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集