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未利用農業資源から天然繊維などを製造する「フードリボン」が「TSIホールディングス」「豊島」と資本提携

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2023年1月16日、株式会社フードリボンは、TSIホールディングス株式会社、および、豊島株式会社から出資を受けたことを発表しました。

フードリボンは、未利用農業資源であるパイナップルの葉やバナナの茎などから天然繊維を、残渣でバイオ素材を製造する沖縄県の企業です。

2022年11月には、パイナップル生産量世界第4位のインドネシアの農業組織・INDUK KUD、天然繊維循環国際協会(NICO)、フードリボンの3者でMOU(基本合意書)を締結しています。

インドネシア国内で政府機関主導により農家の所得工場の取り組みを行い、繊維製造における環境負荷の削減への貢献を目指します。

今回の出資により、繊維抽出機械の開発、トレーサビリティシステムの開発、海外展開を行います。


2001年に策定されたMDGs(ミレニアム開発目標)を発展させる形で2015年9月の国連サミットにおいて全会一致で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)。

SDGsは2030年までに持続可能でより良い世界をつくることを目指す国際目標で、「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」「気候変動に具体的な対策を」など17ゴールと169のターゲットを設定しています。

SDGsは消費者にも意識されるようになっており、企業のサステナブルな(持続可能な)取り組みや、環境に配慮した商品・サービスが好意的に受け入れられています。

ファッション・アパレル業界は環境負荷の高い事業を行っているとして批判されている業界のひとつです。

とくに化学繊維を利用した衣類は複数の素材が使われていることからリサイクルが難しいため、分離技術の確立、もしくは持続可能な天然繊維への転換が求められています。

パイナップル繊維は、麻の仲間であり、廃棄となってしまう葉の部分が天然繊維の原料となります。

フィリピンでは16世紀からパイナップル繊維の布が生産されており、近年の環境意識の高まりによりアパレル業界・繊維業界での注目が高まっています。

ほかに注目されている天然繊維・エコ素材には、バナナ、イラクサ、蓮などがあります。

これらマイナーな天然繊維は、綿・麻・シルクなどに劣るかというとそうではなく、それぞれ独自の風合いや機能性を持っていることから、今後アパレル業界において大きく普及する可能性も秘めています。

シナジーのある企業との提携・連携は、自社の事業を大きく成長させられる可能性があります。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、提携先を見つけるためのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ TSIホールディングス アパレル バイオ バイオ素材 パイナップル バナナ フードリボン ファッション 天然繊維 株式会社 豊島 資本提携
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