注目のスタートアップ

中小・スタートアップ向け広告メディア検索プラットフォーム「BIZPA」を運営する「ビズパ」が1.8億円調達

company

2022年4月27日、株式会社ビズパは、総額1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ビズパは、中小企業・スタートアップ向けの広告メディアの検索プラットフォーム「BIZPA(ビズパ)」を運営しています。

看板・デジタルサイネージ・紙媒体・交通広告・Web広告など多様な広告メディアを掲載しています。

予算・ターゲット・最寄駅・地図など様々な条件から、自社に最適な広告を効率的に探すことができます。

媒体社と直接取引ができるため、適正価格・小ロットでの取引が可能となります。

今回の資金は、エンジニア・デザイナーチームの増強、セールス・カスタマーサクセス・サポートチームの増強、マーケティングの強化に充当します。

電通が発表した調査レポート「2021年 日本の広告費」によると、2021年の広告費の比率は、インターネット広告費は39.8%で、屋外広告は4.0%、交通広告は2.0%となっています。

2019年よりも屋外広告・交通広告の構成比が下がり、インターネット広告の比率が高まっていることから、新型コロナウイルス感染症の影響が見てとれます。

しかし、2019年以前から屋外広告・交通広告の広告費は年々伸長を続けており、注目されているメディアのひとつであることは変わりありません。

屋外広告としては、人通りの多い場所に設置された大型のデジタルサイネージを利用した広告が大きく注目されています。特に新宿東口の大型ビジョン「クロス新宿ビジョン」で放映された飛び出すように見える猫の映像が話題となりました。視覚的にインパクトがある映像であるため、SNSで拡散され大きな宣伝効果を発揮するものとして注目されています。

一方で、こういった屋外広告の活用を提案するのは広告代理店であり、そのターゲットはほとんどが大企業です。中小企業やスタートアップがこういった屋外広告などを活用したい場合は、メディアを探すことから始めなくてはなりません。

そして、このメディアの情報は集約されていないため、インターネットで検索したり、知り合いから紹介してもらったりなど、非効率的な手段で探さなくてはならないことが大きな課題となっています。

ビズパはこの課題を解決するため、看板・デジタルサイネージ・紙媒体・交通広告・Web広告など、様々な広告メディアを検索することができるプラットフォーム「BIZPA」を提供しています。

株式会社ビズパのコメント

このニュースを受けまして、株式会社ビズパ 共同創業者兼取締役COO 小林玉喜氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

サイト利用者の利便性向上のためのエンジニア・デザイナー採用、より幅広いお客様への提案とサポート力強化のためのセールス・サポートチームの増強、ビズパの認知拡大のためのマーケティング活動の拡大。

・今後の展望を教えてください。

テクノロジーの力で中小・スタートアップ企業のプロモーションに関する課題を解決していきます。メディアのマッチングだけではなく、集客課題の本質に向き合い、集客をワンストップで叶えることができるプラットフォームを目指しています。

・読者へのメッセージをお願いします。

中小・スタートアップ企業でも取り組みやすい低単価な広告メニューも多数ラインナップしています。ターゲットやエリアで絞り込んで様々な広告メニューを検索・比較できますので、是非サイトを御覧ください。

プロダクトの販売のためにはPRやマーケティングが重要です。「冊子版創業手帳」では、SNSやインターネットを活用したマーケティングのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Bizpa OOH広告 スタートアップ ビズパ メディア 中小企業 広告 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クリエイター向けギフトプラットフォームを運営する「Gipt」が3000万円調達
2025年3月17日、株式会社Giptは、3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Giptは、クリエイター向けギフトプラットフォーム「Gipt(ジプト)」を運営しています。 ファンから安…
独自開発有機培土と高機能環境制御ハウスにより高糖度ミニトマトを生産・販売する「OSMIC」が「三菱地所」と資本業務提携
2021年10月19日、株式会社OSMICは、三菱地所株式会社と資本業務提携に合意したことを発表しました。 これにより、三菱地所とOSMIC創業者を引受先とした第三者割当増資により、総額約12億5,0…
「オリコン」がダンスのオンラインレッスンサービス「スポともダンス」などを提供する「だんきち」に出資
2022年7月29日、オリコン株式会社は、株式会社だんきちへの出資を決定したことを発表しました。 だんきちは、ダンスのオンラインレッスンサービス「スポともダンス」、スポーツ領域のオンラインレッスンアプ…
「bazzar」がモノが即時に現金に変わるアプリ「MonoMoney(モノマネ)」をリリース
2020年7月27日、株式会社bazzarは、「MonoMoney(モノマネ)」をリリースしたことを発表しました。 「MonoMoney」は、モノが即時に現金に変わるアプリです。 売りたいモノをスマー…
VRゲーム開発の「Thirdverse」が20億円調達
2021年8月10日、株式会社Thirdverseは、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 VRメタバース実現のため、日米にある2つのスタジオにおいてVRゲームの企画開発を行っていま…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集