ネット香水専門店「Celes」 音楽をイメージした香水が届く期間限定サービス「Celesミュージック」をスタート

tips

2022年3月8日、株式会社The Fragrance Companyは、新サービス「Celesミュージック」を実施することを発表しました。

The Fragrance Companyは、香水ECサイト「Celes(セレス)」を運営しています。

800種類以上の香水を取り揃えており、15・50・100回プッシュ・フルボトルの4サイズから香水を選ぶことができます。

少量から注文できるため、合わなかった場合や、日常でそれほど使用しないといったシーンにも対応しています。

また、香水の香りを確かめるためのムエット(試香紙)を無料で注文できるため、ネット完結で香水を購入することができます。

「Celes」では、香水の提案型サービス「Celesサジェスト」として、ユーザーに香りを提案するサービスを展開しています。

過去には映画をイメージした香水を届ける「Celesシネマ」を提供していたほか、推しをイメージした香水を届ける「Celes推し香水」を提供しています。

今回の「Celesミュージック」は、800種類以上の香水のなかからあなたの好きな曲のイメージに合った香水をお試しサイズで届けるサービスです。

これまで日本の香水市場の市場規模は非常に小さく、いくらマーケティングに予算をかけても成功しないマーケットであると評されてきました。

実際、日本の香水市場はヨーロッパ各国の1/10程度となっています。一方で、これを拡大の余地があると認識する起業家も多くいます。

近年、日本では柔軟剤を筆頭に“香り”を売りにした商品が増加しています。ここで、なぜ香水が売れずに香りのある柔軟剤が売れるのかという疑問に、香りが控えめであるからという意見があることに気づきます。

マス向けの香水は生産性・原価率などの事情から、合成香料を多量に使用する傾向にあります。これが日本のマーケットにフィットせず、しかし街中などでは香りのきつい香水を嗅ぐ機会があるため、香水への忌避感が募っていたのだと考えられます。

しかし状況は変わってきています。新型コロナウイルス感染症の流行によりおうち時間が増加したことで、部屋で快適に過ごしたいというニーズが高まり、ルームフレグランスなど“香り”のプロダクトが拡大しているのです。

このルームフレグランス、柔軟剤、化粧品などを入り口にして香水に興味を持つ人も増えており、香水ECはそういった人びとの受け皿として機能していると考えられます。

「Celes」は、ユーザーに好みの香水を気軽に見つけてもらえるよう、ムエット(試香紙)や、プロのスタイリストによる香水の提案、「Celes推し香水」などユニークな提案サービスの提供を行っています。

ユニークなサービスを生み出すためには、自社分析・市場分析が必要となります。「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析するフレームワークを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ Celes Celesミュージック EC The Fragrance Company セレス フレグランス 株式会社 音楽 香水
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

共同購入型越境ECサービス運営の「douzo」が1億円調達
2021年6月23日、株式会社douzoは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 日本の商品を安く海外に届ける共同購入型越境ECサービス「DOUZO」を運営しています。 海外では高価で買…
現場の情報共有プラットフォーム「SynQ」提供の「クアンド」が1.2億円調達
2021年8月2日、株式会社クアンドは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 現場の情報共有プラットフォーム「SynQ」シリーズを提供しています。 第1弾として、現場仕事に特…
科学的介護ソフト「Rehab Cloud」を提供する「Rehab for JAPAN」が10億円調達
2024年2月16日、株式会社Rehab for JAPANは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Rehab for JAPANは、科学的介護ソフト「Rehab Cloud(リハブ…
次世代の提携クレジットカード「Nudge」を提供する「ナッジ」が資金調達
2022年10月12日、ナッジ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、2020年2月の創業からの資金調達総額は35億円超となります。 ナッジは、次世代の提携クレジットカ…
国内外のIPを活用した体験型・没入型エンターテインメントを開発・プロデュースする「NO MORE」が資金調達
2024年6月10日、株式会社NO MOREは、資金調達を実施したことを発表しました。 NO MOREは、国内外のIPを活用した体験型・没入型エンターテインメントを開発・プロデュースし、商業施設・イベ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集