Black Card I 林ハミルトン|ユニークな優待が満載!利用者の6割以上が経営者層の「ラグジュアリーカード」。そのビジネス活用術とは

創業手帳
※このインタビュー内容は2022年08月に行われた取材時点のものです。

起業家が選ぶべきクレジットカードとは?「ラグジュアリーカード」なら、自社の事業を無料でアピールすることも可能

経費精算を一元管理でき、キャッシュバックで経費削減も可能な法人カードは、ビジネスに活用できる優待が多いものを選ぶことで、自社の売上アップも期待できます。

ラグジュアリーカード(LUXURY CARD)は、納税にも最大3.3%ポイントが付与され、自社の商品やサービスを全カード会員に向けてPRできるなど、ビジネス向けの特典が豊富なプレミアムカードです。

今回は、代表取締役社長を務める林さんに、ビジネスシーンにおけるラグジュアリーカードの特長や、経営者が法人カードを持つメリットについて、創業手帳代表の大久保がインタビューしました。

林 ハミルトン(はやし ハミルトン)
Black Card I 株式会社 代表取締役社長 

日本生まれ、ニューヨーク育ち。コロンビア大学・大学院修了。
米シティバンク入行後投資銀行業務等に従事後、日本にて富裕層向けカードビジネスを担当。再び米国に戻るも、挑戦の舞台をラグジュアリーカードに移し、日本と中国市場の立ち上げ。
現在、同社の日本法人Black Card I 株式会社にて代表を務める傍ら、ラグジュアリーカードインターナショナル統括も兼務。

インタビュアー 大久保幸世
創業手帳 株式会社 代表取締役
大手ITベンチャー役員で、多くの起業家を見た中で「創業後に困ることが共通している」ことに気づき会社のガイドブック「創業手帳」を考案。現:創業手帳を創業。ユニークなビジネスモデルを成功させた。印刷版は累計250万部、月間のWEB訪問数は起業分野では日本一の100万人を超え、“起業コンシェルジェ“創業手帳アプリの開発や起業無料相談や、内閣府会社設立ワンストップ検討会の常任委員や大学での授業も行っている。毎日創業Tシャツの人としても話題に。 創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

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業界の新しいトレンドを生み出していく


大久保:まず、創業されるまでの経緯を教えていただけますか?

:私は日本生まれなのですが、小学生の頃からずっとアメリカで育ち、シティグループに入社しました。シティグループでは、投資銀行業務、クレジットカード事業を担当し、2007年~2011年には日本のシティカードジャパンの商品担当として富裕層向けクレジットカードを担当しました。その後、再びアメリカに戻り、JPモルガン・チェースでモバイル決済の企画開発を行っていた時にラグジュアリーカードの創業者であるスコット・ブラム氏から声をかけてもらいました。

アメリカ発のラグジュアリーカードを初めて海外展開させるということで、もちろんベンチャー的な機会で成功するかどうか分からないものの、こういうチャンスはカード業界では非常に珍しいので、「このチャンスを掴みたい!」と思い、2014年にラグジュアリーカード日本立ち上げのため、日本へ帰国しました。2016年からラグジュアリーカードの発行をスタートし、今年で6年目の営業に入りました。2018年には中国にも展開し、今後はさらなる海外展開を目指しています。

大久保:アメリカ発とのことですが、ラグジュアリーカードはどのように誕生したのでしょうか。

:創業者のスコット・ブラム氏はテクノロジー関係に強い起業家で、若い頃から多くの会社を設立し、育ててきた連続起業家だったのですが、いちユーザーとしてプレミアムカードを利用していた際、高い年会費とリターンが見合っていないと感じ、「自分で会社を作り、理想のクレジットカードを作ろう」と創業したのがきっかけです。普通の人なら不満を抱えるだけで終わってしまうものを、会社を作り、新たなクレジットカードを生み出したのは起業家ならではですよね。

大久保:ラグジュアリーカードは、一般的なクレジットカードとは材質が違うのも特徴的ですよね。

:はい。日本で初めて縦型の金属製クレジットカードを導入したのが弊社です。我々をきっかけとして、現在では金属カードを導入する会社も増えてきましたが、我々はクラフトマンシップに非常にこだわっているので、触ってもらえれば違いが分かると思います。ラグジュアリーカードは純粋な金属製なので、重厚感があり、耐久性にも優れています。プラスチックを使わず金属のみで作ることで、長年ご利用いただいてもクオリティをキープできます。

大久保:貴社は名刺も金属で作られていて、会社としての徹底したこだわりを感じました。ちなみに、縦型のクレジットカードも非常に珍しいですよね。

:ラグジュアリーカードのユニークさをデザインとしても形にしたいと考え、ステータス感を崩さない上品な縦型デザインにしました。プレミアムカード市場においては、我々が日本で初めて縦型のカードを導入したのですが、ラグジュアリーカードのフィロソフィーは、他者を真似するのではなく、我々がリードして道を作っていくことなので、流行する前に新しいトレンドを作ることを意識し、デザインしました

経営者同士が出会える場を提供


大久保:ラグジュアリーカードは、ビジネス用のカードとしても特典が多いのですよね。

:はい。もちろん個人利用としての優待も充実していますが、ご利用者の6割以上が経営者層なので、いかに法人向けに役立てるかということを重視し、革新的なサービスを開発しています。やはり経営者の方々は、日々どうやって売上を上げ、キャッシュフローをポジティブにし、収益性を良くして会社を成長させていくかを重要視されているので、それを支援できるカードを作りたいと思い、経営者向けのサービスを充実させています。

例えば、経営者にとってはネットワーキング(異業種交流会)での人脈作りも非常に大事ですよね。人と出会い、新たに縁を作れば、それが新しいビジネスチャンスにも繋がってくるので、ラグジュアリーカードでは、経営者向けの交流の場を不定期で設けています。「経営者の会員様同士」という共通点のあるコミュニティの中で、ビジネス目的での名刺交換やパーソナルな会話など、様々な形での新しい縁を作れるようにしています。やはりこういった機会は、経営者の会員様が多いラグジュアリーカードだからこそ継続できる企画だと思っています。

大久保:交流会には、毎回何名くらい参加されているのでしょうか。

:最近は、毎回60~70名ほどの方が参加されており、非常に盛り上がりをみせています。スタンディング形式で、より多くの方と会話できる形を取っており、弊社のスタッフも参加して会員様同士をマッチングしているので、ただその場を楽しむだけでなく、インタラクティブにより良いコネクションを作れるようサポートしています。

これまで開催したネットワーキングでは、「新しいゴルフ友達ができた」とか「新たにビジネス提携ができた」、「ネットワーキングをきっかけに、タイアップコラボレーションが決まった」など、ポジティブな意見を多数いただいています。現在はザ・ペニンシュラ東京で開催していますが、今後は、より多くの会員様にラグジュアリーカードの価値観や体験を実感してもらえるよう、開催場所も含めてさらに充実させていただきたいと考えています。

自社のビジネスを全会員向けにPRできる


大久保:このほかにも起業家に役立つ特典が多いのですよね。

:はい。例えば「LCオーナーズコミュニティ」というサービスは、全ラグジュアリーカード会員様に向けて無料で自社の商品やサービスをPRできる企画です。所定の審査はありますが、法人決済用Gold Cardの会員様なら、会員用webサイトなどを通じて全ラグジュアリーカード会員様向けに、自社のビジネスを宣伝・販売することができます。具体的には、ラグジュアリーカード限定の特別プランやパッケージを会員優待として提供・販売することで、自社の商品やサービスの認知度を高め、売上向上や新規顧客獲得を狙うことができます

多くの経営者にご利用いただいているカードだからこそ、単純に決済をスムーズにするためだけではなく、常に会員様一人ひとりの会社をどうすればもっと支援できるのかを考え、ユニークでイノベーティブなサービスを企画・導入しています。

大久保:全会員向けにマーケティングができるのは、経営者として非常に嬉しい特典ですね。

:すでに多くの企業や経営者の方にご利用いただき、非常に多くのポジティブなご意見をいただいています。また、2022年7月1日からはザ・キャピトルホテル東急とのコラボレーション企画として、1日1組限定のコンセプトルーム「ラグジュアリーカード コンセプトスイート」をローンチしました。これまでのLCオーナーズコミュニティの中でも特に人気が高かった商品など、約20ブランド(総額130万円相当)をセレクトし、スイートルーム内に取り揃えています。ラグジュアリーカード会員様以外の方も利用できますし、宿泊されたお客様には実際に商品を使っていただけるので、協力企業の会員様からは「これまでは、こういった形で商品を検討してもらえる機会がなかったから、ラグジュアリーカードが素晴らしい形でショーケースをしてくれて嬉しい」、「会員以外の方にも商品を試してもらえるので、新しいマーケティング効果を期待できる」という声をいただいています。

この企画は、ラグジュアリーカードがこの6年間でプレミアム感があるブランドとして認知が高まったからこそ「ラグジュアリーカードとしてのラグジュアリーな宿泊」を表現し、今までにないユニークな体験を提供できたのだと思っています。「ラグジュアリーカード コンセプトスイート」は2022年11月末までの実施ですが、今後も「カード会社」という概念を超え、リミットなく、どうすれば一人ひとりの会員様にとってラグジュアリーカードが役立つかという観点で様々なサポートやサービス、優待を企画していきたいと考えています。

高いポイント還元率


大久保:ラグジュアリーカードは、キャッシュバックの水準が高いのも特長ですよね。

:はい。キャッシュバックは業界最高水準で、貯まったポイントは最大1.5%相当の還元率で月々の支払いへ充当できます。また、賞品に交換する際の還元率は最大3.3%とより高く、お得にポイントを交換できるので、業界内でも有数の還元率だと思います。

大久保:納税時にもポイントが貯まると伺いました。

:はい。他社のクレジットカードでは、納税等の支払いに際してポイントが付与されなかったり、半減される場合も多いのですが、ラグジュアリーカードは、納税や公共料金、広告費、出張費や交際費など、どのような決済でもすべてショッピング利用と同じ還元率でポイントが貯まります。やはり、経営者の方も個人会員の方も経済的メリットは非常に大切だと思いますので、この点でもラグジュアリーカードは役立てると思っています。

大久保:納税でもポイントが付与されるのはお得ですね。

:我々は、常に「お得感」を意識して様々なサービスを開発しています。ただし、我々の「お得感」というのは、決して「無料」とか「安い」という意味ではなく、一つひとつの企画や商品に対しての価値を見定め、どれだけバリューがあるかという点に反応してもらいたいという思いがあります。例えば、株や不動産における「お得」は無料ではなく、それ自体に価値があって、さらに期間を経て頭金よりも多いリターンを見込めるという意味でのお得ですよね。ラグジュアリーカードも同じで、エントリーレベルのTitanium Cardでも年会費が税込55,000円なので、高いと感じる方もいらっしゃると思いますが、弊社のバリュー・プロポジションの価値観に共感し入会していただいた会員様には、年会費以上のお得感を感じてもらえるよう、体験や機会を含めた様々なサービスや優待を企画・実施しています。

大久保:会社を経営していくうえで決済は欠かせないので、起業家はこういったお得感のあるラグジュアリーカードを作っておくべきかもしれませんね。

:そう思います。会社を運営していくためには毎月必ず決済が発生するので、せっかくなら銀行口座から引き落とすより、カード決済をして数%でもキャッシュとして戻ってくる方が良いですよね。1円1円が非常に大事ですし、優待などでプライスレスな体験もできますから。

起業家のクレジットカードの選び方


大久保:起業家がクレジットカードを選ぶ上で、特に意識すべきポイントがあれば教えてください。

自社に役立つサービスがあるか否かは非常に大事だと思います。経済的メリットはもちろん、カードの優待を活用することで自社の事業の成長に繋げられるかという点を考えて選ぶことが重要です。例えば、弊社のラグジュアリーカードにはコンシェルジュサービスがあり、出張時のホテル選びや会食の予約、取引先へのお祝いの手配など、豊富な知識を持つコンシェルジュが24時間365日サポートしています。

さらに、「ラグジュアリーリムジン」というダイニング優待では、コンシェルジュ経由で対象のレストランを予約すると、リムジン片道送迎を無料で利用できます。法人会員様からは「接待後、リムジンで取引先の相手を自宅まで送り届けるというサプライズを用意することで、接待を良い形で終えられる」と非常に好評をいただいています。先ほど大久保さんが弊社の名刺が金属製だったことを非常にユニークで覚えていたとおっしゃっていたのと同じように、リムジンに乗るという経験も強く印象に残るので、ビジネスの武器になり得ると考えています。

大久保:ビジネスに活用できるサービスが備わっているか否かも、経営者にとっては重要なポイントですね。

:そうなんです。また、加盟店が多いカードを選ぶことも重要ですね。弊社が採用しているMastercard®️は、世界で最も利用できる場所が多い決済ブランドです。国内外問わず、1枚でどこでも利用できるクレジットカードを持つのは非常に大事だと思います。

大久保:法人の場合は特に、支払いを1枚のカードに集約しようとすると利用限度を超えてしまう場合もあると思うのですが。

:ラグジュアリーカードは、事前入金サービスを利用いただくことで、利用限度額を超える金額でも最大9,999万円まで決済できるので、広告費や法人税の支払いなど高額利用も含めて一元管理できます。もちろんポイントも通常通りフルで付与されるので、そういった面でも経営者に選んでいただけるカードだと考えています。

失敗を恐れずチャレンジすることが大事


大久保:創業期に最も大変だったことは何でしょうか。また、それを乗り越えた方法も教えてください。

:私が弊社を立ち上げるために日本に戻ってきた時は、本当にゼロからのスタートで、事務所もなければ頼る人もいない中、30年以上住んでいない日本でたった1人で動かなくてはいけないのは非常に寂しかったですし、難しかったです。ラグジュアリーカードをスタートさせるためには、金融機関と提携することが一番の課題でしたが、そのハードルをクリアするためにまず何から始めればいいのかも分からず、「本当に成功する日は来るのだろうか」と暗い気持ちになることもありましたが、きちんと信念を持って行動を起こしていけば絶対にゴールが見えてくると信じて交渉を進めた結果、金融機関とも提携することができ、6年間でここまでブランドを成長させることができました。

大久保:ほぼ知らない国でのイチからのスタートですから、より大変でしたね。

:今考えれば、よくこの仕事を受け入れたなと自分でも思います。でも、人生は何事もやってみなければ分からないので、「失敗を怖れず、まず挑戦してみる」ということが非常に大事だと思います。そうしなければ、後々後悔してしまうので。例えば、私があの時起業のチャンスを掴まなければ、「あの時やっていれば成功したのかな」、「もったいなかったな。せっかくならやっておけばよかった」と後悔していたと思います。

日本で企画会議やブレストをしていると、「やってみたい」という気持ちや、実現するための方法を考えるよりも先に、実現までの難しさや大変さなどを考え、最初から「やらない」という選択肢を設けてしまうことが多いと感じます。これは日本人特有の考え方の癖が影響しているのだと思いますが、やはりどれだけ実現が難しく、ハードルが高くても、失敗を恐れず前向きにアタックすることが大事だと思います。失敗は失敗ではなく、次の成功に繋がる機会だと思っているので、失敗を恐れないことが大切ですね。

大久保:失敗したらどうしようと不安になって前に進めないよりも、失敗を恐れず前に進んでいくことが大切なのですね。

:そう思います。どんな失敗も成功へ繋がるチャンスだと思いますし、どこに成功に繋がるドアがあるかも分からないので、諦めず信じて進んでいくことが大切です。経営者の方は、皆さん非常に勇気があり、会社員として安定した生活を選ぶのではなく、やりたいことを実現するために創業するなど、何かしらのパッションを持ってリスクを取っていると思うので、その魂をなくさず歩んでいけば、絶対にゴールに届くと思っています。

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(取材協力: Black Card Ⅰ 株式会社 代表取締役社長 林ハミルトン
(編集: 創業手帳編集部)



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