「アガサ」がリモート化による臨床開発業務の停滞を防ぐ新サービス「カット・ドゥ・スクエア × Agatha連携ソリューション」をリリース

tips

2022年1月13日、アガサ株式会社は、「カット・ドゥ・スクエア × Agatha連携ソリューション」を提供開始したことを発表しました。

アガサは、治験・臨床研究向け文書管理クラウドサービス「Agatha(アガサ)」を提供しています。

医療業界における臨床研究・治験の文書、ライフサイエンス業界におけるGxP対象の文書の管理に必要な機能を備えたシステムです。

「カット・ドゥ・スクエア × Agatha連携ソリューション」は、公益社団法人日本医師会 治験促進センターが提供する治験業務支援システム「カット・ドゥ・スクエア」と「Agatha」の連携により、全国約2,000病院と医療現場の電磁化を通じて、リモート化で臨床開発業務の停滞を防ぐ新サービスです。

「カット・ドゥ・スクエア」で作成した統一書式の「Agatha」で保管・一元管理や、統一書式への電子署名、ペーパーレス化の実現、書類の共有・管理などを行うことができます。

治験・臨床研究を行う製薬会社は、GCP(臨床試験の実施の基準)など、国による様々な規制のもと、信頼性の高い文書の作成・保管をする必要があります。

また電子記録を行う場合は、紙の書類に関する規制だけでなく、電子記録に関する規制を守る必要もあります。

そのため治験・臨床研究の現場では、一般的な企業が利用しているような文書管理システムを利用することはできません。

このことから治験・臨床研究の現場では文書管理システムの導入が遅れ、非効率的な業務を行わざるを得ない状況にありました。

具体的には、製薬企業から医療機関への文書の郵送や、医療機関内での配布・郵送、製薬企業担当者による書類確認のための医療機関への訪問といったアナログな業務が改善されないままとなっていました。

このようなアナログな業務環境は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴うテレワークの実施に対応できませんでした。

これにより治験の実施が遅れ、結果的に新型コロナ治療薬・ワクチンの開発の遅れにつながりました。

新型コロナの影響により文書管理の電子化のニーズが急速に高まりました。アガサの提供する「Agatha」の導入数も増加し、2021年11月時点で臨床研究中核病院の8割に導入されるという実績をあげています。

新型コロナウイルス感染症は多くの企業でデジタル化を迫りました。文書管理においても紙から電子への切り替えが加速することが考えられます。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ Agatha アガサ カット・ドゥ・スクエア カット・ドゥ・スクエア × Agatha連携ソリューション 公益社団法人 創薬 医療 日本医師会 治験促進センター 株式会社 治験 臨床研究
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

医療業界向けシステム・アプリ受託開発などの「ジーワン」がIT営業アウトソーシングの「BCC」と資本提携
2022年5月23日、ジーワン株式会社は、BCC株式会社からの出資を受け入れたことを発表しました。 ジーワンは、医療向けにHXデザイン(ヘルスケアエクスペリエンスデザイン)、システム・ウェブサイト開発…
ネイリストに直接予約できるアプリ「Nailie」を提供する「ネイリー」が8.2億円調達
2024年7月3日、株式会社ネイリーは、総額8億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ネイリーは、ネイリストに直接予約できるアプリ「Nailie(ネイリー)」を提供しています。 ネイ…
ベンチャー・成長企業に特化した就職サイト「CheerCareer」運営の「Cheer」が5,000万円調達
2022年1月12日、株式会社Cheerは、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ベンチャー・成長企業に特化した就職サイト「CheerCareer(チアキャリア)」を運営しています。…
医療機関データベースと電子紹介状によりスムーズな医療機関間連携の実現を目指す「M-INT」が6,000万円調達
2022年8月1日、株式会社M-INTは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 M-INTは、医療機関データベース「M-INT」と、医師資格証カードを用いた電子紹介状システムを開発し…
高機能フッ素系材料メーカーの「ユニケム」が資金調達
2023年3月23日、ユニケム株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ユニケムは、2019年に創業した、フッ素系界面活性剤をはじめとする高機能フッ素系材料のメーカーです。 現在使用されてえ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集