注目のスタートアップ

チケット販売システムを構築できるシステムを提供する「ECBOスクエア」が4.6億円調達

company

2021年12月6日、株式会社ECBOスクエアは、総額4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

チケット管理システム「tDC 票券」、在庫連携データベース「tDC 在庫共有」、Web販売システム「tDC 販売ASP」の提供と各システムの連携により、スポーツ・エンターテインメント業界向けに、ローコストかつ、ノーコードでチケット販売システムを構築できるシステムを提供しています。

今回の資金は、チケット流通プラットフォームの開発強化や販売強化、株式上場を視野に入れた組織体制の強化に充当されます。

ライブエンターテイメントは、コト消費(体験型消費)への消費活動の転換により、大きく市場を拡大していました。

しかし新型コロナウイルス感染症の流行により、業界は深刻なダメージを受け、好調な成長に急ブレーキがかかりました。

とはいえafterコロナにはその客足も戻ってくると予測されるため、今のうちにコロナ以前からあったチケット販売・流通などの課題を解決する環境を整備することが重要です。

ライブエンターテイメントでは、チケットの高額転売が大きな課題となっていました。

チケットの高額転売は、事業者側には多くの転売を行う者のアクセスによってシステムが不安定になってしまうことや二次流通の利益が入ってこないこと、利用者側には欲しいチケットが手に入らないことや転売された高額なチケットを買わなくてはならないといった不利益をもたらします。

しかし二次流通を防ぐために本人確認を行うようにすれば、もし当日になんらかの理由で行けなくなってしまった人のチケットは無駄になってしまいます。

そのため正規の二次流通プラットフォームを整備しなくてはならないのですが、そうなるとチケットの管理などでコストがかかってしまいます。

このことを解決するため、第三者による正当な価格を実現する二次流通プラットフォームの提供や、チケット流通システム構築・運営の低コスト化を実現するサービスが提供されています。

生産性の向上のためにはシステムの導入が有効です。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ECBOスクエア tDC システム チケット 構築 流通 販売
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

債権管理・督促回収システム「Lectoプラットフォーム」を提供する「Lecto」が資金調達
2024年11月25日、Lecto株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約13億円超となりました。 Lectoは、債権管理・督促回収システム「Lecto…
リモート教習システム「免許さくらさん」が提供開始
2022年1月6日、株式会社ティファナ・ドットコムは、「免許さくらさん」を2021年12月28日に開始したことを発表しました。 「免許さくらさん」は、自動車教習所における学科教習がオンラインでできるサ…
大型3Dプリンターを活用した建築部材を製造・販売する「DigitalArchi」が資金調達
2024年2月19日、株式会社DigitalArchiは、資金調達を実施したことを発表しました。 DigitalArchiは、独自に開発した大型3Dプリンターを活用し、建築用樹脂製コンクリート型枠や内…
「酒類業振興支援事業費補助金(令和6年度予算(案))」
国税庁「酒類業振興支援事業費補助金(令和6年度予算(案))」のご案内です。 日本産酒類の輸出拡大や酒類業の経営改革・構造転換に向けて、酒類事業者による日本産酒類のブランディングや、インバウンドによる海…
【農林水産省】食料システム法に基づく計画認定制度の運用等が開始
2025年10月1日、農林水産省は、食料システム法に基づく計画認定制度の運用等を開始することを発表しました。 食品等の持続的な供給を実現するための食品等事業者による事業活動の促進及び食品等の取引の適正…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集