創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2021年6月10日Web3.0時代のIDaaS「dAuth」提供の「シビラ」が3億円調達

2021年6月9日、シビラ株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。
Web3.0時代のIDaaS「dAuth」を提供しています。
開発者が自己主権型アイデンティティを扱うために必要となる規格(DID、Verifiable Credentials、FIDO2、PIDなど)に対応するための、APIやSDKを総合的に提供するIDaaS(ID as a Service)です。
引受先である株式会社電通グループとは協業を行い、シビラのブロックチェーン技術・Web3.0関連事業と、電通グループの事業開発力、クリエイティビティ、ネットワークをかけ合わせ、以下の3領域を中心のR&D活動を推進します。
・プログラマブルな自己主権型IDインフラの構築
・プログラマブルなコンテンツIDインフラの構築
・プログラマブルに行うことのできる価値還元インフラの構築
ユーザーは様々なインターネットサービスやプラットフォームを利用していますが、利用するサービスの数が増えるほど保持しなくてはならないアカウントの数も増えます。
このことは、デジタルアイデンティティ(ユーザーに紐づく情報)が、多数の事業者の手元にあることを意味します。
情報漏洩によるプライバシーリスクは年々高まっており、新たなデジタルアイデンティティ管理の方法が求められています。
そのひとつの方法として、企業などの管理主体を介さず、個人自身がデジタルアイデンティティをコントロールできるようにする、Self-Sovereign Identity(自己主権型アイデンティティ、SSI)の実現が議論されています。
また、主にブロックチェーン技術をコアとして実現される新たなWebの世界であるWeb3.0は、Web2.0の企業などの中央集権型の構造が孕むプライバシーとセキュリティの問題を解決するために構築されます。
Web3.0では自己主権的な管理が基本となるため、デジタルアイデンティティにおいて自己主権的なものを設計・実装する必要があるのです。
「dAuth」は、Web3.0時代の開発においてAPI・SDKを提供することにより、専門知識の持たない開発者が自己主権型のデジタルアイデンティティを扱うアプリケーションを構築し、専門知識を持たないエンドユーザーに提供することをサポートすることを目指しています。
ブロックチェーンやAIなどの最新技術を活用したプロダクトの開発は、時代をリードすることができます。しかしこれらの技術は専門知識を必要とするため、優秀な人材を獲得する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | API dAuth IDaaS SDK Web3.0 シビラ ブロックチェーン 秘密鍵 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2018年11月7日、Bitfury Groupは、8,000万ドル(約90億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の私募による資金調達には、日本の電通や、マイク・ノボグラッツ氏が率いるギ…
2021年12月20日、メディアエクイティ株式会社は、クラウドサーカス株式会社と資本業務提携を行うことを決定したことを発表しました。 メディアエクイティは、NFT販売サービス「HEXA(ヘキサ)」を運…
2022年11月11日、株式会社クラウドホースファームは、総額4,590万円の資金調達を実施したことを発表しました。 モブキャストホールディングスの社内ベンチャーとして2020年6月23日に設立された…
平成29年11月21日、株式会社デジタルガレージは、東京短資株式会社と、フィンテック分野において提携したことを発表しました。 フィンテック分野におけるブロックチェーン、AIを活用した新たな金融事業の創…
株式会社techtecは、資金調達を実施したことを発表しました。 仮想通貨・ブロックチェーンの無料オンライン学習サービス「PoL(ポル)」を開発・提供しています。 ブロックチェーン業界に参入する人材・…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
