創業手帳 大久保幸世|創業手帳はどうやって生まれたのか

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自分で選んだ道を正解にするしかない!大久保の創業秘話を親交が深い上田氏がインタビュー

大久保が創業手帳を創業した当時から交流があるリベラルの上田氏。今回、上田氏が手がけるシェアオフィスであるステイアップ横浜にて、上田氏による大久保の逆インタビューが実現しました。

創業手帳という事業を思いついたきっかけ、またどんな思いで起業したのかなど、意外にも今まであまり語られなかった大久保の創業秘話にぜひご注目ください。

※この記事を書いている「創業手帳」ではさらに充実した情報を分厚い「創業手帳・印刷版」でも解説しています。無料でもらえるので取り寄せしてみてください

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インタビュアー 上田 庸司(うえだ ようじ)
リベラル株式会社 常務取締役
STAYUP横浜 支配人
流通経済大学 非常勤講師
電気通信大学 非常勤講師
厚労省 就職困難性評価制度 評価委員
2008年、ラディックスグループの特例子会社としてリベラル株式会社を設立。知的障がい者が中古OA機器の清掃・修理を手がけ、新品同様に再生OA機器を磨き上げ商品として生み出すことで、新しい市場分野を創造。障がい者を「利益」が追求できる「戦力」として雇用・育成し、障がい者の仕事ぶりを世の中へ拡めることで、社会性と事業性の双方を実現できる組織を目指している。2016年KAIKA大賞、2017年東京都障害者雇用エクセレントカンパニー賞、2018年ホワイト企業大賞、2019年厚生労働省「働きやすく生産性の高い企業・職場表彰」を受賞。
2019年6月には、「知的障がい者の働き方を世の中へ拡める」べく、サービスオフィス「STAYUP横浜」を開業。「働きやすい環境」+「心の育み」という、次世代サービスオフィスを展開している。経営管理修士(MBA)、M&Aアドバイザー。

大久保幸世
創業手帳 株式会社 代表取締役
大手ITベンチャー役員で、多くの起業家を見た中で「創業後に困ることが共通している」ことに気づき会社のガイドブック「創業手帳」を考案。現:創業手帳を創業。ユニークなビジネスモデルを成功させた。印刷版は累計200万部、月間のWEB訪問数は起業分野では日本一の100万人を超え、“起業コンシェルジェ“創業手帳アプリの開発や起業無料相談や、内閣府会社設立ワンストップ検討会の常任委員や大学での授業も行っている。毎日創業Tシャツの人としても話題に。 創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

なぜ創業手帳を始めたのか?


上田:創業する人たちが知識がない、創業者が日本は少ない、10年たったときに96%が廃業など、日本の起業家を取り巻く問題はいろいろあると思いますが、「創業に着目し、無料で冊子を配る」という発想が自分自身にはありませんでした。
創業手帳を始められた理由はなんだったのですか。

大久保:当時GMOメイクショップというネット通販のシステムを売っている会社にいたんです。その時に、事業を始める人たちにやたらと同じことを聞かれることに気がつきました。
毎月起業する人たちが約1万人いることを知って、その共通している質問に対する答えを一冊にまとめたのが創業手帳です。

上田:創業したての中でも、ひとりで立ち上げる人たちがわからないことが多くて、創業手帳のような存在を求めるわけですよね。
しかし、そういった方たちは失礼ながら経済力に恵まれているとは言い難い。そういった方達に支援をしたいという心意気が好きで、応援したいと思って親しいお付き合いをさせていただいているわけですが、なぜそこに対して踏み込めたのでしょうか。
こういう言い方をしては身もふたもないですが、儲からないですよね。

大久保:もともと35才までに起業しようと思っていたんです。100個ぐらいアイディアはありましたが、SaaSの会社の役員をしていたので、順当にいけばクラウドサービスを作る、コンサルをする、ネット通販を始める、というような事業をするべきだとは思っていました。

その3つは確実に儲かりスケールし、かっこいいと思われるものなんですが、100個のアイディアのうち得体のしれない、でも怪しい光を放っていたアイディアが創業手帳でした。
創業に関する冊子を有料で売っても仕方ないということは当初から考えていました。
起業家に無料で配り、銀行とか会計などの支援していただけるようなところから広告を集めて、事業を始めようというアイディアでした。
他のアイディアに関しては他の人でもできると思ったんですが、自分ではないとできない、やりたいと思うものは創業手帳しかなかったんです。

マンションを買うはずのお金を資本金に入れた


上田:最初のころは広告も集まらなくて、苦労していましたよね。なぜやり続けたられたんですか?
辞めることもできましたよね。

大久保:ファイナンス的な考え方だと、一番儲かることをやるのが正しいですけれども、必要としてくれる人がいたことが大きかったですね。
お客さん、そして喜んでくれる人の反応は、他では得ることのできない体験でした。
ユーザーの反響が常にあったというのがモチベーションにつながって、辞めるという選択肢は基本的に考えていませんでした。

上田:なるほど。でも、いくら反響があっても、生活が苦しかったら続けられないのではないですか。

大久保:2000万円くらいで、最初は青山のワンルームマンションを買おうと思ったんです。
これで人生安泰だと思ったけど、ここで買うのはありがちだなと感じて契約するのをやめて、それを創業手帳の資本金として入れ、そっちに賭けることにしました。
正解を選ぶとかではなく、この道を選んでしまった以上は、自分が選んだ道を正解にするしかないと思ってやっています。

上田:大久保さんにとっての正解ってなんですか。

大久保:事業がうまくいくことですね。社会的なインパクトをちゃんと残したい、オンリーワンの仕事をやりたいという気持ちがあります。その事業をちゃんと完結させることが大事と思っています。上田さんにとっての成功ってなんですか?

上田:人に質問しておいて、あまり考えたことがないということに気づきました(笑)。
ありがたいことに日々笑って過ごしているので、成功しているとは思います。
お金を稼ぐことや、いい車に乗るのも大事だけど、心の状態も大事ですよね。短期的幸福と長期的幸福ということも最近よく考えますが、結局バランスが大切で、これからもバランスを求め続けると思います。

大久保:心がテーマなんですね。

上田:そうですね。マネジメントに一番必要なことは愛だと思っています。愛とは与え、与えられ、融合することです。「あなたが嬉しいときはわたしも嬉しい」ということを、どう組織に落とし込むのか?ということは常に考えています。

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(取材協力: リベラル株式会社 常務取締役 上田 庸司
(編集: 創業手帳編集部)

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