創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2020年12月4日太陽光発電投資ファンドの「ゼック」とドイツのVPP事業者「in.power」の合併会社「ZECPOWER」が始動
2020年12月4日、株式会社ゼックは、in.power GmbHとの合併で今年新たに設立した株式会社ZECPOWERが始動したことを発表しました。
ゼックは、太陽光発電投資ファンド事業を展開しています。
in.powerは、10年以上前からVPP(仮想発電所)の構想を事業化し、現在も約1.3GWの再エネ電力ポートフォリオを有して欧州卸電力取引所への直接販売などを行っています。
今回の合併会社であるZECPOWERは、発電側のアグリゲーターとして日本国内に分散するFIP電源をとりまとめて市場取引を行うサービスなどを提供していきます。
太陽光発電では、再生可能エネルギーの普及促進のため、売電から10年間は政府が定めた所定の金額で買い取る固定価格買取制度(FIT制度)というものがありました。
現在では再生可能エネルギーの割合が増えたこと、またそれに伴い、再エネ賦課金の負担額が増加したことにより、FIT制度の見直しや廃止も検討されています。
そして、新たな制度として、2020年度からFIP制度が導入されるされることも決定しています。
FIP(Feed-in-Premium)制度は、再生可能エネルギーの売電時に、基準価格と市場価格の差額をプレミアム額として交付する制度です。
この制度が開始されることにより、FIT制度では免除されていた市場取引を行わなくてはならなくなりました。
これにより再生可能エネルギー発電事業者は、FIT制度の時とは別の運用が求められることになります。
起業ではオフィス、電気、インターネットなど様々な契約が必要となります。なるべくコストを抑えたいと考えるのが起業家です。しかし、環境・社会・ガバナンスに関するサスティナブルな取組みを行っている企業に投資するESG投資が注目されていることもあり、コストだけではなく中長期的な面を考慮するのもよいでしょう。「冊子版創業手帳」では、オフィス契約の際の注意点などについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | トレンド |
---|---|
関連タグ | in.power VPP ZECPOWER ゼック ゼックパワー ドイツ ファンド 仮想発電所 合併会社 太陽光発電 投資 株式会社 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年10月17日、株式会社ピナイ・インターナショナルは、総額6,660万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ピナイ・インターナショナルは、フィリピン人スタッフ専門の家事代行サービス「ピナ…
2021年6月30日、学校法人武蔵野大学は、株式会社Xtravelerが資金調達を実施したことを発表しました。 Xtravelerは、武蔵野大学において2021年4月に新たに開設されたアントレプナーシ…
2021年8月11日、株式会社Toremoroは、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、様々なデリバリーサービスの受注・売上を一括管理できるサービス「Orderly」を…
2021年9月3日、プレモパートナー株式会社は、「MedTech Angles 2021」の開催を発表しました。 「MedTech Angles 2021」は、国内初の医療機器(MedTech)特化型…
2023年9月21日、株式会社MATCHAは、「インバウンドサミット2023」の開催を発表しました。 また、併せてインバウンドスタートアップピッチに登壇する5名のプレゼンターを発表しました。 「インバ…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…