注目のスタートアップ

眼科遠隔診療サービス提供の「MITAS Medical」が資金調達

company

2020年10月1日、株式会社MITAS Medicalは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社タカギセイコーです。

眼科医以外でも診察に必要なクオリティの眼画像を簡単に撮影できるスマートフォン接続型の眼科診療デバイス(MS1)をタカギセイコーと共同開発し、世界80カ国で販売しています。

また、MITAS Medicalが開発した専用アプリと組み合わせて利用することで、眼科診療の経験がない人でも、必要な問診・眼画像などを使用し、遠隔で眼科医に相談することができます。

今回の資金は、チーム強化や、診療の幅を更に広げるための新たなPOC(ポイント・オブ・ケア)デバイスの開発、AI開発の更なる加速に充当されるようです。

日本の地方においては眼科医不足が深刻化していると言われています。

また、発展途上国はさらに深刻で、たとえばカンボジアには18万人以上の視覚障害者がおり、そのうち1万人ほどが余儀なく失明に苦しんでいるといいます。原因の75%は未治療の白内障で、残りは矯正されていない視力、緑内障、角膜の瘢痕化や翼状片などのようです。

こうした発展途上国でもスマートフォンは普及しているため、スマートフォンを活用した遠隔診療が実現することで、失明で苦しむ人を救うことができるはずです。

医療課題を解決するビジネスなどの、社会課題解決型のビジネスはすぐに結果がでるものではなく、ビジネスとして成り立たせるために大きなハードルがあります。「冊子版創業手帳」では、様々な起業家のインタビューを掲載しています。先人がどのように困難を突破してきたかを知ることは、起業や経営に役立つことでしょう。

カテゴリ 有望企業
関連タグ MITAS Medical 株式会社 画像 眼科 診療 資金調達 遠隔診療
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ローカルビジネスのDXを支援する「CS-C」が店舗の口コミサイトを運営する「デザインワン・ジャパン」と業務提携
2022年8月25日、株式会社CS-Cは、株式会社デザインワン・ジャパンと、業務提携契約を締結したことを発表しました。 CS-Cは、ローカルビジネス(地域に根づいた店舗ビジネス)に特化したSaaS型統…
商用EV導入のワンストップサービスを手がける「eMotion Fleet」が2.5億円調達
2025年6月30日、eMotion Fleet株式会社は、総額2億5000万円の資金調達を発表しました。 eMotion Fleetは、商用EV導入のワンストップサービスを手がけています。 物流・交…
組込みに特化したディープラーニング・フレームワーク「KIABER」など提供の「ディープインサイト」が資金調達
2020年7月29日、ディープインサイト株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 エッジ端末側AI処理技術を活用したソリューション事業を展開しています。 具体的には、 ・画像認識のエッジAI…
再生医療ベンチャーの「ひろさきLI」が「サイバーダイングループ」と資本業務提携
2022年8月17日、ひろさきLI株式会社は資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、CYBERDYNE株式会社と同社子会社が運営する「CEJファンド(サイバニクス・エクセレンス・ジャパン 1…
超高速・低コストの金属製品造形を可能にする金属3Dプリンターを開発する「SUN METALON」が8億円調達
2022年10月17日、株式会社SUN METALONは、総額約8億円(560万ドル)の資金調達を実施したことを発表しました。 SUN METALONは、新原理の金属3Dプリンターを開発しています。 …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集