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2024年5月16日次世代型核酸医薬技術による医薬品開発に取り組む「StapleBio」が4.6億円調達

2024年5月7日、株式会社StapleBioは、総額4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
StapleBioは、次世代型核酸医薬技術「Staple核酸」を用いた医薬品開発に取り組む、熊本大学発/認定ベンチャー企業です。
2022年10月に、経済産業省・成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)に採択されているほか、2023年4月にはJ-Startup KYUSHUに選出されています。
今回の資金は、研究開発のさらなる推進に充当します。
核酸医薬品とは、遺伝子情報を司るDNAやRNAといった核酸を使用した医薬品のことです。
従来の医薬品では治療の難しかった疾患(がんや遺伝性疾患など)を治療する可能性を持ち、低分子医薬品・抗体医薬品に続く第3の医薬品として期待されています。
StapleBioのコア技術である「Staple核酸」は、熊本大学を中心に生まれた日本発の次世代型核酸医薬技術です。
既存の核酸医薬技術は、血中安定性、標的臓器への薬物輸送における課題、副作用(オフターゲット効果)などの課題を抱えています。これは核酸医薬の開発の難易度が高いという問題につながっています。
「Staple核酸」技術は、これまでの既存技術とは異なる作用機序により、より高い選択性を持って遺伝子発現を制御することを可能とします。そして血中安定性に優れた人工核酸を用いることで、より安定した薬剤の提供を可能とします。
StapleBioは「Staple核酸」技術によって核酸医薬の課題を解決し、治療法のない希少疾患や感染症を抱える患者に新たな治療薬を提供することを目指しています。
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