注目のスタートアップ

次世代型核酸医薬技術による医薬品開発に取り組む「StapleBio」が4.6億円調達

company

2024年5月7日、株式会社StapleBioは、総額4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

StapleBioは、次世代型核酸医薬技術「Staple核酸」を用いた医薬品開発に取り組む、熊本大学発/認定ベンチャー企業です。

2022年10月に、経済産業省・成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)に採択されているほか、2023年4月にはJ-Startup KYUSHUに選出されています。

今回の資金は、研究開発のさらなる推進に充当します。


核酸医薬品とは、遺伝子情報を司るDNAやRNAといった核酸を使用した医薬品のことです。

従来の医薬品では治療の難しかった疾患(がんや遺伝性疾患など)を治療する可能性を持ち、低分子医薬品・抗体医薬品に続く第3の医薬品として期待されています。

StapleBioのコア技術である「Staple核酸」は、熊本大学を中心に生まれた日本発の次世代型核酸医薬技術です。

既存の核酸医薬技術は、血中安定性、標的臓器への薬物輸送における課題、副作用(オフターゲット効果)などの課題を抱えています。これは核酸医薬の開発の難易度が高いという問題につながっています。

「Staple核酸」技術は、これまでの既存技術とは異なる作用機序により、より高い選択性を持って遺伝子発現を制御することを可能とします。そして血中安定性に優れた人工核酸を用いることで、より安定した薬剤の提供を可能とします。

StapleBioは「Staple核酸」技術によって核酸医薬の課題を解決し、治療法のない希少疾患や感染症を抱える患者に新たな治療薬を提供することを目指しています。

研究開発型のビジネスは、資金調達が非常に重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Staple StapleBio Staple核酸 ディープテック 医療 医薬品 大学発ベンチャー 株式会社 核酸医薬品 次世代 研究開発 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

母乳分析サービス提供の「Bonyu.lab」が1.5億円調達
2019年12月9日、株式会社Bonyu.labは、1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ピジョン株式会社です。 Bonyu.labは、世界初の母乳分析サービス「BON…
「menu」「レアゾン・ホールディングス」「KDDI」がデリバリーサービス「menu」成長に向け提携強化 
2023年4月28日、menu株式会社は、株式会社レアゾン・ホールディングス、KDDI株式会社、menuの3社は資本業務提携をさらに強化したことを発表しました。 これによりmenuは、KDDIが50.…
「三菱UFJ銀行」がWeb3・メタバース事業を手がける「TBT Labグループ」と資本業務提携
2023年5月12日、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の連結子会社である株式会社三菱UFJ銀行は、TBT Lab株式会社の子会社であるJP UNIVERSE株式会社と、ログシス株…
「Tangerine」が小売店の来店分析・顧客エンゲージメントプラットフォーム「STORE360」のベータ版をリリース
2022年2月14日、Tangerine株式会社は、「STORE360」(β版)をリリースしたことを発表しました。 「STORE360」は、小売店向けの来店分析・顧客エンゲージメントプラットフォームで…
介護施設マッチング・サービス運営の「KURASERU」が1.3億円調達
株式会社KURASERUは、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 介護施設マッチング・サービス「KURASERU(クラセル)」を運営しています。 退院後の在宅療養が困難な入院…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集