【2018年最新版】確定申告とは?初めてでもわかる確定申告ガイド

創業手帳

平成29年分の確定申告をする方へ

(2018/01/26更新)

慌ただしい年末年始が過ぎ、一息ついたのもつかの間。個人事業主や複業されている方にとってのビッグイベント、そう、「確定申告」がやってきます。

この記事では、確定申告初心者でも1から順を追って正しく申告ができるように、全体の流れや必要なもの、申告書の書き方などをまとめました。数字が苦手という人にもわかりやすく解説していきますので、今年はじめて確定申告をする方はぜひご一読ください。

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確定申告とは?

確定申告とは、個人が支払う税金を「確定」させるために、前年の1月1日から12月31日までの所得などの情報を国へ「申告」することをいいます。

主に個人事業主や副業をしている人が、一年間の収入や経費、各種控除、所得などを申告書に記入して、支払うべき所得税の金額を計算し、税務署へ申告・納税します。

企業に勤めているサラリーマンであれば、多くの人が確定申告の必要はありません。これは、給料から税金分を天引きして、それを会社が個人の代わりに納税してくれており(源泉徴収)、1年に1度の年末調整で税額を確定させているからです。

ただし、会社員の中でも例外があります。確定申告が必要な人は次の通りです。

確定申告が必要な人

まず、所得38万円以上の個人事業主(自営業・フリーランスなど)は、確定申告が必要です。これは多くの人がイメージできると思います。

そのほかに確定申告が必要となるのは以下のような場合です。

  • 雇用主から年末調整を受けていない(アルバイト・パートなどで1年間の給与が103万円以下の場合は不要)
  • 年間の給与収入が2,000万円以上
  • 2社以上の会社から給与をもらっている
  • 一定額の公的年金を受け取っている
  • 株取引などでの配当所得や不動産所得などの合計額が20万円を超えている

また、高額な医療費を支払った方や、自宅購入時のローンを返済していない場合など、確定申告は必ずしもしなくても良いけれど、確定申告すると税金が還付される可能性があるという人もいます。

詳しくはこちら>>確定申告って必要?しないとどうなる?した方が得する場合って?

確定申告はいつからいつまで?

確定申告の受付期間は、基本的には毎年2月16日から3月15日です。課税対象期間は、前年の1月1日から12月31日の1年間となります。

詳しくはこちら>>2018年の確定申告期間はいつからいつまで?提出期限・スケジュールをチェック

確定申告の流れ

1. 確定申告の作成手段と提出方法を決める

実は、確定申告書の作成や提出にはいくつかの方法があります。作成方法によって必要なものが変わってくる場合があるので、まずはあらかじめどのような手段で作成・提出するのかを決めましょう。

確定申告書を作成するには、パソコンを持っている方であれば、国税庁が提供する「確定申告書等作成コーナー」が便利です。必要項目を入力すれば、自動計算してくれるので、計算ミスも減らせます。

手書きで作成する場合は、国税庁のホームページからPDFをダウンロード・印刷して使用するか、税務署などへ直接行って入手するようにしましょう。

作成した確定申告書を提出する方法は、以下の3つから自分のやりやすいものを選んでください。

  • 直接税務署へ持っていく
  • 郵送で提出する
  • e-Taxでオンライン上で提出する

郵送は当日消印まで有効です。また、e-Taxはオンライン完結型で便利ですが、電子証明書の取得など、設定がやや複雑で、特にパソコンに不慣れな人は導入するまでに苦労することもあります。利用を検討している方は、早めの準備をおすすめします。

提出方法について詳しくはこちら
>>確定申告を郵送で行う方法。ミスしやすい「控え・封筒・宛名・消印」
>>2018年版|ネットで完結!e-TAXで確定申告するための具体的手順と注意点

2. 確定申告に必要な書類を準備する

次に、確定申告書作成に必要な書類を準備していきます。
確定申告には、確定申告書のほか、提出が必要な書類がいくつかあります。主なものでは、源泉徴収票や控除証明書などがあります。

必要な書類は、確定申告書がA様式(給与所得者や年金受給者など)かB様式(個人事業主など)かによって変わります。なお、e-Taxを利用しオンライン上で確定申告を提出する場合は、源泉徴収票や領収書などの書類の提出を省略することが可能です。

詳しくはこちら>>確定申告の必要書類と持ち物【A様式/B様式】それぞれ解説

青色申告と白色申告の違い

個人事業主の確定申告では、「青色申告」か「白色申告」かによって提出書類が異なります。

青色申告は、帳簿付けが複雑になる分やや難易度はあがりますが、「青色申告特別控除」が受けられるなどメリットも多く、圧倒的におすすめです。

なお、青色申告にするには、事前の申請が必要となり、申請していない場合は白色申告となります。

青色申告と白色申告の違いについて詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご確認ください。
>>青色申告と白色申告の違い、それぞれのメリット・デメリットとは

3. 確定申告書の作成

必要書類の準備が完了したら、いよいよ申告書の作成です。

確定申告書は第一表と第二表にわかれており、主な記入項目には、

「収入金額等」
「所得金額」
「所得から差し引かれる金額(所得控除)」
「税金の計算」

などがあります。

確定申告書の各項目についての説明や詳しい書き方については、はじめての方でも作れるよう、以下の記事に詳細にまとめました。ぜひ作成時の参考にしてください。

詳しくはこちら>>2018年版|確定申告のやり方/書き方を徹底解説します!

4. 申告書を提出する

申告書が完成したら、期限内に提出・納税をして終わりです。

1で決めた方法に倣い、確定申告を提出しましょう。期限を1日でもすぎると延滞税がかかってしまいますので、ご注意ください。

5. 所得税の納付・還付

納付が必要な場合

所得税の納付が必要な方は、以下の方法で手続きしましょう。

・窓口で納付
税務署に申告書を提出する際に併せて納付する方法です。専用の納付書をあらかじめ入手し、必要事項を記入して、確定申告書提出時に税務署窓口で納付します。

・振替納付
銀行引き落しにて納税する方法です。
振替納付をする際には、「預貯金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書」に必要事項を記入して、申告期限までに税務署に提出します。
実際の引き落としは4月中旬ぐらいになります。

なお、納付するための資金がすぐに準備できない!という方は「延納」という手段もあります。
延納をする場合は、まず、確定申告の期限までに全体の50%以上を納税し、残りは5月31日までに納付するというものです。延納分については利子税が課せられるのでご注意ください。

還付が受けられる場合

還付がある場合は、確定申告書第一表の右下にある「還付される税金の受取場所」部分に口座情報を記載します。実際の還付は、提出から約1〜2ヶ月程度になります。

口座振替ではなく、受け取り場所として郵便局を指定することもできます。その場合は、税務署からの還付通知のはがきがくるので、それを持って郵便局窓口まで受け取りにいきましょう。

確定申告の間違いに気づいたら?

申告書を提出した後、記入ミスや漏れなどの間違いに気づいた時には、税務署に報告する必要があります。その際、気づいたタイミングが申告期限の前か後かによって手続きが異なりますので、詳しくはこちらをご確認ください。

>>確定申告の修正のしかた|訂正申告や修正申告、更正の請求の違いと方法

おまけ 所得税の後には「個人住民税」「個人事業税」がやってくる

去年は結構儲かったな〜という個人事業主の方は要注意!

確定申告が終わり所得税を納めた(還付を受けた)後、6月には住民税、8月は個人事業税(対象者のみ)のお知らせが届きます。

忘れた頃にやってくるのが税金の怖いところ。
確定申告終わった=今年の税金の精算は終わったと思って気を抜いていると、「ええっ、まだこんなに払わなきゃいけないの?」なんてことになりかねません。

個人所得税とあわせて個人住民税、個人事業税についても考慮して、手元にキャッシュを残しておくように気をつけましょう。

詳しくはこちら>>確定申告後に払わなければならない「個人住民税」「個人事業税」とは?

まとめ

確定申告は、年のはじめの一大イベントです。細かい作業も多く、面倒に思う方も多いですが、仕組みさえわかってしまえば難しいことはありません。
はじめての方は特に、余裕を持った準備を心がけ、ミスのないように進めていきましょう。

(執筆:創業手帳編集部)

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