請求書カード払いで支払いを先延ばし!使ってみた感想や実質手数料を下げる方法、おすすめ業者を紹介

資金調達手帳

請求書カード払いの仕組みからメリット・デメリット、ファクタリングとの違いまで徹底解説


請求書カード払いは支払い代行サービスの一種で、銀行振込を求める請求書に対してクレジットカードで決済可能です。手数料が比較的安く、支払いを先延ばしできる期間もあるため、小規模な事業者の資金繰り改善に役立ちます。支払いが重なって資金繰りが苦しいときなどのために、知っておくと役立つサービスです。

この記事では、請求書カード払いのメリット・デメリットや手数料相場、おすすめのサービスなどについて解説します。

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この記事の目次

請求書カード払いとは?


最初に請求書カード払いとはどのようなサービスかを解説します。

請求書カード払いの仕組み


請求書カード払いとは、支払い代行サービスの一種です。取引先からの請求書を請求書カード払いサービスに立て替え払いを依頼し、カード決済します。サービス会社は利用者名義で取引先へ銀行振込をします。後日、請求金額と手数料が利用者の口座から引落とされると、支払い完了です。

請求書カード払いの利用で支払いの先延ばしができ、資金繰りの改善が見込めます。支払いを延長できる期間は、利用するクレジットカードの支払いスケジュールによって異なります。

請求書カード払いの手数料と支払いを延長できる期間

請求書カード払いの利用には、サービス会社ごとに定められた手数料率による手数料がかかります。手数料率の相場は支払い額の3%から4%で、利用者負担の比較的少ないサービスといえます。

支払いを先送りできる期間はサービス会社によって異なり、多くの場合、30日・40日・50日・60日などに設定されています。110日の先延ばしが可能なサービスもありますが、その場合は3回までの分割払いと途中での支払いが必要になります。

請求書カード払いと他の決済方法との違い

事業者同士の取引に利用される主な決済方法には、請求書払いとBtoBクレジットカード決済があります。請求書カード払いと、他の決済方法との違いを解説します。

請求書払いとの違い

請求書払いとは請求側が一定期間の取引をまとめた請求書を発行し、支払い側が指定日に入金をする後払いのことです。企業間取引のほとんどの決済手段として採用され、「掛け払い」とも呼ばれています。通常、請求書払いは銀行振込で決済するため、決済可能な時間帯が銀行の取引時間内に限定されます。また、「月末締めの翌月末払い」など支払い日が決まっていて、先延ばしはできません。

請求書カード払いではサービス会社への手数料がかかり、請求書払いでは銀行への振込手数料が必要です。かかるコストは、請求書払いのほうが低めです。

BtoBクレジットカード決済との違い

BtoB (事業者間取引)でのクレジットカード決済は、個人が買い物をする際のクレジットカード決済とほぼ同じ仕組みです。請求側がクレジットカード会社と契約している必要があり、手数料は請求側の負担です。

支払い側からすると、クレジットカード決済は24時間利用可能で手数料がかからない点がメリットです。ただし、カードの利用額に上限があるため、高額な決済には利用できない場合があります。また、支払期日の先延ばしもできません。

請求側としてはカード会社から代金が支払われるため、確実に代金を回収できます。
請求書カード払いは、取引先がクレジットカード決済に対応していなくても利用できる点が大きな違いとなります。

請求書カード払いとファクタリングとの違い

事業の資金繰りに役立つサービスの1つに、ファクタリングがあります。請求書カード払いとは目的が異なりますが、両者の違いを理解し、必要に応じて利用を検討しましょう。

ファクタリングとは

ファクタリングとは、売掛債権を利用した資金調達方法の一種です。事業者が保有する売掛債権をファクタリング会社に売却し、支払期日前に資金化します。

これに対し、請求書カード払いは買掛金をカードで決済する決済方法の一種なので、目的が異なります。ファクタリングは債権の早期の資金化という意味で、「手形割引」に近いサービスです。

取引先から請求書を受け取り、期日までの支払いが難しい場合、請求書カード払いではカードの利用限度額が不足するかもしれません。そのようなときに売掛債権をファクタリングで資金化して、支払いに充てることもできるでしょう。

ファクタリングについては、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてお読みください。

起業家におすすめのファクタリングサービスとは?活用法や選び方も紹介!

請求書カード払いとファクタリングを比較

請求書カード払いとファクタリングの違いを、以下の表にまとめました。

請求書カード払い ファクタリング
特徴 カードによる買掛金の支払いの先延ばし 売掛債権売却による早期の資金化
資金繰り改善日数(目安) 最長60日 最長120日
審査 なし あり
手数料 支払い金額の3%~4% 売掛金額の5%~20%

請求書カード払いのメリット


請求書カード払いは小規模な事業者にとって使い勝手のよいサービスといえます。ここでは、メリットを見ていきましょう。

支払いを先延ばしして資金繰りが改善できる

同じ時期に支払いが重なって資金繰りが苦しいとき、請求書カード払いを利用すると支払いの一部または全部を先送りできます。サービス会社によって最長60日の支払い延期が可能な場合もあり、資金繰りが楽になるでしょう。

ただし、慢性的な資金不足の場合は、資金繰り改善効果を期待できません。売上げアップや利益率アップなどの経営改善策も考えたほうがよいでしょう。

手続きが簡単でスピーディ

請求書カード払いは利用にあたり銀行融資のような審査は必要なく、手続きが簡単ですぐに登録できます。取引先への振込までの日数は、サービス会社ごとに異なります。即日対応可能な会社もありますし、長くても5営業日以内が目安です。

手数料が低め

請求書カード払いの手数料は支払い金額の3%~4%と、銀行融資の金利などと比べて低めです。小規模な事業者はビジネスローンが利用しやすいといわれていますが、一般的な金利相場は5%~15%程度です。

資金繰りが改善されたとしてもコストの負担が過大では、利益が削られてしまいます。請求書カード払いはコスト面でも有利なサービスといえます。

取引先がカード決済非対応でも利用できる

請求書カード払いは、取引先がクレジットカード決済に対応していなくても利用できます。取引先へ支払いを代行してくれるサービス会社に対して、カード決済する仕組みのためです。取引先に関係なく、ほとんどの請求書払いを請求書カード払いで対応できます。

カード決済で支払いを一元化できる

請求書カード払いを利用して取引先への支払いをクレジットカードに一元化すると、支払いや書類の管理が簡略化できます。現金の取り扱いが減り、盗難やお金の数え間違いなどのリスクの軽減が可能です。

このように小規模な事業者にとって支払いをカードに集約することは、業務効率化につながります。ただし、そのためには十分な利用可能枠の確保が必要です。

カードのポイントが貯まる

請求書カード払いでは、クレジットカードのポイントを受け取れます。支払いをカードに一元化すると、ポイントも効率的に貯まります。そのため、できるだけ高還元率のクレジットカードを利用するようにしましょう。

貯まったポイントをカードの支払いに充当できるカード会社も多く、請求書カード払いの手数料の足しにできます。カードのポイントによって、よりローコストで請求書カード払いを利用できるわけです。

請求側の請求書カード払いのメリット

請求書カード払いは支払い側だけでなく、請求する取引先にもメリットがあります。支払い側の資金繰りが苦しい場合でもサービス会社が支払いを代行するため、請求側は確実に代金を回収できます。

請求書カード払いのサービスの多くは大手カード会社の運営なので、信頼性が高く安心です。支払い側がカード払いをしたからといって、入金が遅れることはありません。

請求書カード払いのデメリット


請求書カード払いはコストも低めで利用しやすいサービスですが、注意すべき点もあります。請求書カード払いのデメリットも押さえておきましょう。

カードの利用限度額を超えた決済は不可

請求書カード払いはクレジットカード決済なので、カードの利用限度額を超えた決済はできません。クレジットカードの利用限度額は、カード発行時はカード会社が決めた一律の金額です。

所有者の利用実績を踏まえた信用情報をもとに、利用限度額が大きくなっていきます。また、同じカードでもグレードが高いほど、利用限度額は大きくなります。
個人事業主が個人のカードで事業の決済をする場合、利用限度額が不足するかもしれません。法人カード(個人事業主でも作れる)は個人向けのカードより利用限度額が大きめに設定されているので、 作っておくとよいでしょう。

長期間の先延ばしはできない

請求書カード払いは支払いを先延ばしにできますが、あまり長期間の延長はできません。クレジットカードの後払いを利用した支払い延長なので、30日から60日程度の先送りとなります。カード会社ごとの締め日と引落し日によって延長できる期間が決まります。

資金繰り対策としては一時しのぎ的な方法であり、慢性的な資金不足には対応できません。

個人事業主は請求書カード払いを利用できないことも

請求書カード払いには対象を法人のみとしていて、個人事業主が利用できないサービスがあります。ただし、主なサービス会社のほとんどは、法人も個人事業主も利用できます。利用する前に、対象となる事業者を確認するようにしましょう。

請求書カード払いの利用手順


請求書カード払いの利用に、難しい手続きはありません。サービスの利用手順は、以下のとおりです。

請求書カード払いの利用申し込み

最初に、請求書カード払いのサービス会社の公式サイトなどから、利用登録をします。ほとんどのサービス会社で、審査なしですぐにアカウントを作れます。

振込先の口座を指定してカード決済

アカウントができたらログインし、振込代行を申し込みます。取引先の銀行口座や振込金額など請求書の情報を入力し、クレジットカード決済します。

サービス事業者から取引先に振込

指定した振込期日に、サービス会社が利用者名義で取引先へ振込します。振込は申し込みの当日、翌日、5営業日以内などサービスによってさまざまです。何日前までに申し込む必要があるかを必ず確認しましょう。

支払い金額と手数料の引落し

サービス会社は、カード会社から利用者に立て替えた代金の支払いを受けます。利用者の銀行口座からはクレジットカードの引落し日に、代金と請求書カード払いの手数料が引落とされます。

請求書カード払いに適したクレジットカードの特徴


ここでは、請求書カード払いに適したクレジットカードの特徴を解説します。

限度額が大きい

請求書カード払いで支払いを一元管理する場合、カードの利用限度額が十分なものを用意する必要があります。支払い金額に対して利用限度額が少ない場合、事業用のカードとしては役に立ちません。事業規模に合わせて1カ月分の支払いができる限度額のクレジットカードを選びましょう。

年会費が高すぎない

請求書カード払いなど事業用に使うクレジットカードは、年会費が高すぎないものを選びましょう。一般的に年会費が高めのクレジットカードは、利用限度額も大きな傾向があります。

しかし、法人カードであれば年会費無料でも、利用限度額は個人向けのカードよりは大きく設定されています。特に起業したばかりのうちは、コスト削減のために年会費無料のカードが望ましいでしょう。

ポイント還元率が高い

請求書カード払いで利用するクレジットカードは、ポイント還元率の高いものを選びましょう。事業の支払いでクレジットカードを利用する場合、利用金額も大きくなると考えられます。ポイントの使い道が多ければ、コスト削減につなげられます。

【一覧表】請求書カード払いのおすすめサービス10選


最後に主な請求書カード払いのサービスを、10社厳選して紹介します。請求書カード払いは無料で登録でき、手続きが簡単です。複数社を実際に利用して比較してみてもよいでしょう。

支払い延長期間 手数料 振込までの最短日数 利用対象 運営会社
JCB請求書カード払い 40日 2.98% 3営業日 法人
個人事業主
株式会社ジェーシービー
株式会社デジタルガレージ
DGFT請求書カード払い 60日 3.0% 3営業日 法人
個人事業主
株式会社デジタルガレージ
請求書支払い代行サービス 40日

2.7%~3.0%

5営業日 法人
個人事業主
三井住友カード株式会社
マネーフォワード 請求書カード払いfor Startups 60日 2.8%~4.0% 3営業日 法人
個人事業主
マネーフォワードケッサイ株式会社
オリコ請求書カード払い 60日 3.0% 7営業日 法人
個人事業主
株式会社オリエントコーポレーション
株式会社デジタルガレージ
INVOY 60日 3.0%(10万円以下は一律3,000円) 3営業日 法人
個人事業主
FINUX株式会社
支払い.com 60日 4.0% 翌営業日 法人
個人事業主
株式会社UPSIDER
株式会社クレディセゾン
1click後払い 60日 3.8% 3営業日後 法人
個人事業主
株式会社ROBOT PAYMENT
labolカード払い 60日 3.0%~3.5% 当日 法人
個人事業主
株式会社ラボル
株式会社オリエントコーポレーション
オクラス 53日 3.9% 当日 法人
個人事業主
株式会社Payment Technology

【徹底解説!】請求書カード払いのおすすめサービス10選

上記の請求書カード払いサービスについて、詳しく紹介します。

JCB請求書カード払い

支払延長期間 40日
振込までの最短日数 3営業日
手数料 2.98%
利用できるカードブランド JCB
運営会社 株式会社ジェーシービー
株式会社デジタルガレージ

JCB請求書カード払いは、クレジットカード会社大手の株式会社ジェーシービーとIT大手のデジタルガレージの協業による請求書カード払いサービスです。
手数料が業界最安水準の2.98%と利用しやすく、3Dセキュア、2段階認証などのセキュリティ面も万全です。

DGFT請求書カード払い

支払延長期間 60日
振込までの最短日数 3営業日
手数料 3.0%
利用できるカードブランド Visa
Mastercard
JCB
Diners CLub
運営会社 株式会社デジタルガレージ

DGFT請求書カード払いは、株式会社デジタルガレージ(東証プライム上場)が運営する請求書カード払いサービスです。カード情報の盗用による「なりすまし」などの不正使用を未然に防止するために本人認証サービス(3Dセキュア 2.0)を導入しています。取扱カードブランドが幅広く、国内で唯一Diners での支払いに対応したサービスです。

請求書支払い代行サービス

支払延長期間 40日
振込までの最短日数 5営業日
手数料 2.7%~3.0%
利用できるカードブランド Visa
Mastercard
運営会社 三井住友カード株式会社

請求書支払い代行サービスは、銀行系の大手クレジットカード会社である三井住友カード株式会社が提供する請求書カード払いサービスです。 手数料が3%と安く、2024年3月31日まで三井住友カード会員なら2.7%で利用できます。

マネーフォワード 請求書カード払いfor Startups

支払延長期間 60日
振込までの最短日数 3営業日
手数料 2.8%~4.0%
利用できるカードブランド Visa
Mastercard
JCB
運営会社 マネーフォワードケッサイ株式会社

マネーフォワード 請求書カード払いfor Startupsは、金融ウェブサービス大手の株式会社マネーフォワードの関連会社、マネーフォワードケッサイ株式会社が運営しています。請求書カード払いは、スタートアップ企業への優遇が特徴です。通常企業は4%の手数料ですが、外部投資家(VC、CVC等)からの調達実績がある企業、ないしは直近で予定がある企業は2.8%で利用できます。

オリコ請求書カード払い

支払延長期間 60日
振込までの最短日数 5営業日
手数料 3.0%
利用できるカードブランド Visa
Mastercard
JCB
運営会社 株式会社オリエントコーポレーション
株式会社デジタルガレージ

オリコ請求書カード払い(OBS)は、大手カード会社オリエントコーポレーションと株式会社デジタルガレージの提携によるサービスです。2023年4月にスタートしたばかりのサービスで、手数料は3.0%と低水準です。

INVOY

支払延長期間 60日
振込までの最短日数 3営業日
手数料 3.0%
利用できるカードブランド Visa
Mastercard
JCB
運営会社 FINUX株式会社

INVOYは小規模事業者向けの請求書発行や支払いのクラウドサービスで、請求書カード払いサービスも提供しています。請求書カード払いでは本人認証サービス(3Dセキュア)を導入しているので、安心して利用できます。手数料も3.0%と低水準です。

支払い.com

支払延長期間 60日
振込までの最短日数 翌営業日
手数料 4.0%
利用できるカードブランド セゾンカード
Visa
Mastercard
運営会社 株式会社UPSIDER
株式会社クレディセゾン

支払い.comは、クレジットカード会社大手の株式会社クレディセゾンとフィンテック企業株式会社UPSIDERの協業による請求書カード払いサービスです。UPSIDERカード・セゾンカード利用で前営業日正午までに登録を行った場合、最短翌営業日に取引先への振込が実行されます。差し迫った支払いがあるときに心強いサービスです。

1click後払い

支払延長期間 60日
振込までの最短日数 3営業日後
手数料 3.8%
利用できるカードブランド Visa
Mastercard
JCB
運営会社 株式会社ROBOT PAYMENT

1click後払いは、東証グロース上場の株式会社ROBOT PAYMENTが提供する、請求書カード払いサービスです。 株式会社ROBOT PAYMENTは決済代行事業歴20年を誇り、強固なセキュリティにより安心して利用できます。

labolカード払い

支払延長期間 60日
振込までの最短日数 当日
手数料 3.0%~3.5%
利用できるカードブランド Visa
Mastercard
JCB
運営会社 株式会社ラボル
株式会社オリエントコーポレーション

labolカード払いはファクタリングサービスの株式会社ラボルと、大手カード会社の株式会社オリエントコーポレーションの協業による請求書カード払いサービスです。営業時間内であれば最短60分で審査が完了し、取引先へ即時振込が行われます。labolカード払いの利用にあたっては初回に限り、事業活動を証明する書類(確定申告書や開業届など)が必要です。

オクラス

支払延長期間 53日
振込までの最短日数 当日
手数料 3.9%
利用できるカードブランド Visa
Mastercard
JCB
運営会社 株式会社Payment Technology

オクラスは、給与前払いサービスなどを展開する株式会社Payment Technologyが提供する請求書カード払いサービスです。 平日の8時30分から16時までに登録した場合、当日中の振込が可能です。急ぎの支払いもすぐに対応できる、使い勝手のよいサービスといえます。

まとめ

請求書カード払いは通常の請求書払いをカード払いにすることで、支払いを先延ばしできるサービスです。支払いが重なって資金繰りが苦しいときでも、簡単な手続きですぐ利用できます。利用にあたっては手数料や振込までの日数などの条件を比較検討し、自社に合ったサービスを選びましょう。

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大久保写真創業手帳代表・大久保が請求書カード払いを実際使ってみた感想と解説:実は重要なのはポイント還元率とカード与信枠

請求書カード払いは、今までの融資でもファクタリングでもない、重要な資金繰りの手段になっています。

久々に間口が広い上に、効果の大きい画期的なサービスが出てきたという印象で、創業手帳でもおすすめの資金繰りの手段としています。

大手各社が相次いで参入しており競争しているため、利用者側にとってのサービスが日々使いやすく良くなってきているという傾向もあります。

単純に支払いを後倒しにするだけですが、その後倒した期間分、銀行の与信枠とは別のキャッシュフローが生まれることになります。
ファクタリングに比べて手続きや与信が簡単で、かつ間口が広いという特徴があります。

大注目の請求書カード払い業界ですが、実際、自分で請求書カード払いを使って、何社か比較して記事に反映しました。

実際どうなるのか?とちょっとドキドキしながら請求書カード払いに申し込んでみましたが、あっけないほど簡単に終わりました

また信用力の高い大手が運営しているのも安心なポイントだと思います。
ファクタリングであるような取引先への連絡など面倒な作業もありませんでした。

また融資に比べると桁違いに早く簡単なのも重要なポイントになると思います。

唯一最大のネックとして手数料が3%以上かかるということがあります。
当然、手数料がもったいない!と最初思いましたが実はそうでもないことが分かりました。

実際使ってみると法人カードでマイルでの還元率の高いカードを使ったため手数料はマイルで出張旅費分などで使えかなり戻ってきたので、実質的な手数料はかなり抑えることができました

実際使ってみた感想から請求書カード払いを検討されている方へのアドバイスでは、まず法人カードで業者によって使えるカードの組み合わせがあり各社対応範囲やサービスを拡大していく傾向があるので、最新の状況を早めに申し込んで利用条件をチェックしましょう。

使えるカードの中で、与信枠とポイント還元率の組み合わせでもっとも有利なカードを選ぶと良いと思います。

またカードは支払いに問題がなく、実績を積み上げている場合、時間が経つと与信枠の引き上げができるケースが多いので、こうしたカード払い請求書を今後使うかもしれない場合は、早い段階でカード与信枠の引き上げをしてみましょう。

電話で与信枠の引き上げをすることができます。与信枠は急激に引き上げるのではなく利用実績を積み上げて毎年上げていくのが望ましいです。

法人カードで取引が大きい場合、数百万円、例えば実際に自分が使っている法人カードでは800万円・1,000万円など高額なカード決済与信枠が付与されており、こうしたカード払いでの大きな決済でも使えます。

まとめると、請求書カード払いを使ってみた感想とお得な攻略法のポイントは下記です。

まとめ
  • まず法人カードのポイント還元率をチェックし実質的な負担を減らすべし(還元率が高いカードを手元に揃えておく)
  • 法人カードの与信枠を引き上げるべし

今後、請求書カード払いはメジャーな資金繰り手法になってくると思いますので、ぜひ、チェックしみてくださいね。

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