創業手帳が選ぶ起業経営ニュース 2019年8月23日 解説入り 創業手帳編集部 【8月23日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ 8月23日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。 金融庁、統合地銀の貸出金利を監視 金融庁が、統合・合併した地方銀行の貸出金利監視に乗り出します。政府主導で地銀の再編を促す施策がすすんでいますが、一方で特定の地域で高いシェアを持つ地方銀行が生まれた際に、市場の寡占状態になる可能性があります。これにより、該当地域の中小企業などへの貸付金利を迫るといった懸念が出てきます。 政府は、銀行向けの監視指針や政省令に「利用者の利益を損なわない」という条件を明記し、こういった行為を禁止する方針です。 地銀の再編が進むのは、地方の経営者にとっては取引する銀行の選択肢が減ることでもあります。不当な金利引き上げを国が監視するという施策は、経営者にとっても不安材料が減ることにつながりそうです。 テックビューロ、仮想通貨交換廃業 / 台湾の合弁会社、ビットポイントを提訴へ 昨年9月に仮想通貨の不正流出を起こしたテックビューロが、顧客への返金対応が完了次第仮想通貨交換業を廃業すると発表しました。同社は流出五、交換事業をフィスコグループに譲渡し、移行しきれない口座のみ管理していました。改正資金決済法に基づく仮想通貨交換業者の廃業は初めてとなります。 同じく、流出事故を起こしたビットポイントジャパンに対し、台湾の合弁会社「ビットポイント台湾」が損害賠償を求めて提訴することがわかりました。ビットポイントジャパンが入金を適切に管理していなかったとしています。併せて、流出のほかにも台湾の顧客のパスワードなども流出していたことが明らかになっており、今後事態が紛糾することが予想されます。 仮想通貨やブロックチェーンが普及する一方で、依然大きな問題もニュースになっています。例えば創業手帳でインタビューしたビットキーは、「ブロックチェーンの外側のセキュリティを確保する仕組み」を作る事業を展開しています。仮想通貨を事業とする会社も、利用する会社も、引き続きセキュリティ対策に目を光らせる必要がありそうです。 読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。 カテゴリ トレンド 関連タグ セキュリティ ニュース ビットキー ブロックチェーン まとめ 中小企業 仮想通貨 廃業 この記事を読んだ方が興味をもっている記事 なぜもう有限会社は設立できないの? 【起業の仕方を大解剖!】初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと順番とは? 家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント 酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説 クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説! 創業関連の最新情報を毎日お届け! トレンドの創業手帳ニュース 「大阪・関西万博」大阪ヘルスケアパビリオン出展企業377社が公表 (2024/3/26) 「IT導入補助金2024」IT導入支援事業者・ITツール情報の移行登録・情報引き継ぎ申請の手続き期間延長 (2024/3/25) 【特許庁】特許審査におけるスタートアップ向けプッシュ型支援(PASS)実施へ (2024/3/15) 【石川県】被災者支援、復旧・復興のため「企業版ふるさと納税」の寄附受付を開始 (2024/1/30) 日本政策金融公庫「2023年度起業と起業意識に関する調査」結果概要を公表 (2024/1/26) 中小企業信用保険の特例措置 令和6年能登半島地震被害中小企業者等へ (2024/1/15) 【特許庁】令和6年(2024年)能登半島地震の特別措置について (2024/1/12) 【東京都】令和5年「中小企業の賃金事情」調査結果発表 (2024/1/9) 【国税庁】令和5年分確定申告書等作成コーナーが公開 (2024/1/5) 【経済産業省】令和6年能登半島地震に関する被災中小企業・小規模事業者向けの資金繰り支援について (2024/1/5) キャンペーン 女性対象 有望企業 トレンド 便利なサービス イベント 制度改正 公募 関連するタグのニュース 仮想通貨ウォレットアプリを開発の「Ginco」が1.5億円調達! 平成30年1月31日、株式会社Gincoは、1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 仮想通貨ウォレットアプリ「Ginco」を開発しています。 スマホアプリで、仮想通貨資産を安全に管… 【東京都】「テレワーク定着促進フォローアップ助成金」 公益財団法人東京しごと財団は、令和6年度「テレワーク定着促進フォローアップ助成金」の新規申請を2024年5月8日(水)から受付開始することを発表しました。 この助成金は、テレワークのより一層の定着・促… 【4/26開催】オンラインセミナー「特許・実用新案セミナー基礎編~中小企業における特許・実用新案の活用~」 東京都知的財産総合センターは「特許・実用新案セミナー基礎編~中小企業における特許・実用新案の活用~」の開催を発表しました。 民間企業の知財部門で長年経験を積んだ講師により、特許制度の仕組みと、活用する… キャッシュレスソリューション提供の「NIPPON Platform」が12.5億円調達! 2018年11月12日、NIPPON Platform株式会社は、総額約12億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 中小個人商店を対象にキャッシュレス決済など多彩な機能を搭載したタブ… 経済産業省「支援機関を通じた中堅・中小企業等のDX支援の在り方に関する検討会」を立ち上げ 2023年11月29日、経済産業省は、「支援機関による中堅・中小企業等のDX支援の在り方に関する検討会」を立ち上げ、第1回検討会を開催したことを発表しました。 地域で活動する支援機関を念頭に、中堅・中… 大久保の視点 ニコニコ超会議・学生ピッチ甲子園ビジネス部門優勝&1000万円獲得はウェルヘルス土井久生馬さん 2024年4月27日(土)~2024年4月28日(日)に幕張メッセでニコニコ超会議実行委員会で『ニコニコ超会議2024』が開催された。 『ニコニコ超会議20… (2024/4/28) 「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催 2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH… (2024/3/19) 明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」 2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各… (2024/3/13) 創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら 注目のニュース ニコニコ超会議・学生ピッチ甲子園ビジネス部門優勝&1000万円獲得はウェルヘルス土井久生馬さん 「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催 明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」 最新の創業手帳ニュース 人と自然に優しい循環葬「RETURN TO NATURE」を監修する「at FOREST」が資金調達 (2024/5/1) 企業向けNFT生成・管理プラットフォーム「NFT Garden」を運営する「Connectiv」が資金調達 (2024/5/1) 医療支援クラウドサービス「LOOKREC」を提供する「エムネス」が資金調達 (2024/5/1) 【東京都】「ゼロエミッション推進に向けた事業転換支援事業(販路拡大助成)」 (2024/5/1) 【東京都】「多様な体験型観光推進事業補助金」 (2024/5/1) 【奨励金24万円】「職場内障害者サポーター事業」6月養成講座開催 (2024/5/1) クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を提供する「アンドパッド」が12億円調達 住宅・不動産業界向けMA「Digima」運営の「コンベックス」をグループ会社化 (2024/4/30) ご当地VTuberプロダクション「ユニバースプロダクション」が2,000万円調達 (2024/4/30) 高付加価値農作物を6次産業化し生産・加工・販売・ブランディング・輸出まで一気通貫で手がける「日本未来農業」が7億円調達 (2024/4/30) 【東京都】「LED照明等節電促進助成金」都内で製造業を営む中小企業のLED照明などの導入を支援 (2024/4/30) 記事についてのお問い合わせはこちら 創業時に役立つサービス特集 クラウド会計ソフトで面倒な会計業務を効率化 創業初期の法人カードの選び方とは? パソコン初心者が起業するなら専門家に相談すべき理由。起業の成否すら左右しうる どうする?オフィスのインターネット ビジネス・カードで創業時の資金繰りと経費管理を円滑にしよう 法人携帯のメリット・デメリットとは?コスパ最強!おすすめの法人携帯もご紹介 注目インタビュー記事 セールスフォース・ジャパン 佐々木聖治|あらゆる情報を一元化し、検索可能にすることで生産性を向上 パンダビジョン 佐野 篤|中国のゲーム市場は既に世界最大規模 サイバーセキュリティクラウド 小池敏弘|企業の脅威となるサイバー攻撃を遮断!「攻撃遮断くん」「WafCharm」で目指すシェア拡大 コモンズ投信 渋澤 健|日本の有名企業500社以上を設立した男、渋沢栄一の子孫が語る「元祖起業家」の言葉 パーソナルベンチャーキャピタル チカイケ 秀夫|原体験を掘り起こしてスタートアップのブランディングを支援 PHP総合研究所 江口 克彦|伝説の経営者・松下幸之助の元側近が語る「究極の経営手法」
創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2019年8月23日 解説入り【8月23日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ
8月23日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。
金融庁、統合地銀の貸出金利を監視
金融庁が、統合・合併した地方銀行の貸出金利監視に乗り出します。政府主導で地銀の再編を促す施策がすすんでいますが、一方で特定の地域で高いシェアを持つ地方銀行が生まれた際に、市場の寡占状態になる可能性があります。これにより、該当地域の中小企業などへの貸付金利を迫るといった懸念が出てきます。
政府は、銀行向けの監視指針や政省令に「利用者の利益を損なわない」という条件を明記し、こういった行為を禁止する方針です。
地銀の再編が進むのは、地方の経営者にとっては取引する銀行の選択肢が減ることでもあります。不当な金利引き上げを国が監視するという施策は、経営者にとっても不安材料が減ることにつながりそうです。
テックビューロ、仮想通貨交換廃業 / 台湾の合弁会社、ビットポイントを提訴へ
昨年9月に仮想通貨の不正流出を起こしたテックビューロが、顧客への返金対応が完了次第仮想通貨交換業を廃業すると発表しました。同社は流出五、交換事業をフィスコグループに譲渡し、移行しきれない口座のみ管理していました。改正資金決済法に基づく仮想通貨交換業者の廃業は初めてとなります。
同じく、流出事故を起こしたビットポイントジャパンに対し、台湾の合弁会社「ビットポイント台湾」が損害賠償を求めて提訴することがわかりました。ビットポイントジャパンが入金を適切に管理していなかったとしています。併せて、流出のほかにも台湾の顧客のパスワードなども流出していたことが明らかになっており、今後事態が紛糾することが予想されます。
仮想通貨やブロックチェーンが普及する一方で、依然大きな問題もニュースになっています。例えば創業手帳でインタビューしたビットキーは、「ブロックチェーンの外側のセキュリティを確保する仕組み」を作る事業を展開しています。仮想通貨を事業とする会社も、利用する会社も、引き続きセキュリティ対策に目を光らせる必要がありそうです。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
平成30年1月31日、株式会社Gincoは、1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 仮想通貨ウォレットアプリ「Ginco」を開発しています。 スマホアプリで、仮想通貨資産を安全に管…
公益財団法人東京しごと財団は、令和6年度「テレワーク定着促進フォローアップ助成金」の新規申請を2024年5月8日(水)から受付開始することを発表しました。 この助成金は、テレワークのより一層の定着・促…
東京都知的財産総合センターは「特許・実用新案セミナー基礎編~中小企業における特許・実用新案の活用~」の開催を発表しました。 民間企業の知財部門で長年経験を積んだ講師により、特許制度の仕組みと、活用する…
2018年11月12日、NIPPON Platform株式会社は、総額約12億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 中小個人商店を対象にキャッシュレス決済など多彩な機能を搭載したタブ…
2023年11月29日、経済産業省は、「支援機関による中堅・中小企業等のDX支援の在り方に関する検討会」を立ち上げ、第1回検討会を開催したことを発表しました。 地域で活動する支援機関を念頭に、中堅・中…
大久保の視点
2024年4月27日(土)~2024年4月28日(日)に幕張メッセでニコニコ超会議実行委員会で『ニコニコ超会議2024』が開催された。 『ニコニコ超会議20…
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
注目のニュース
最新の創業手帳ニュース