【8月6日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ

tips

8月6日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。

リクナビ、内定辞退率予測を廃止 アップル、Siriの会話分析中止

リクナビを運営するリクルートキャリアが就活生の「内定辞退率」を予測し販売するサービスを廃止すると発表しました。現時点でデータの外部提供の同意がない学生7983人のデータが販売されていたことが問題になっており、これを受ける形です。

同じくして、米アップルが音声アシスタントSiriによる会話内容分析を中止しました。同社は音声認識精度向上のために、一部のユーザーの録音データを分析していましたが、医療情報や麻薬取引が疑われるデータが分析担当者に渡っていたとされ、ユーザーのプライバシ―侵害の可能性が問題視されていました。

リクナビとアップル、どちらもデータ収集に関する自粛の話題です。企業のデータ活用の幅が世界的に広がっている一方、不適切な活用に対する規制や制限、ユーザーの目も厳しくなっていくことがわかるニュースですね。データを持つ企業も、それを活用する企業も、最新情報にアンテナを張る必要がありそうです。

サブスク乱立 撤退も相次ぐ

サブスクリプション型のサービスが相次いで登場し、昨今ビジネスの一大トレンドになっています。業種もどんどん多様化し、ユニークな新サービスがスポットライトを浴びる一方、収益化につながらず撤退するケースも増えてきました。

ニュースになった撤退事例としては、紳士服大手のAOKIホールディングスのスーツのレンタルサービス、通販サイトZOZOも約1年で衣料品の定期配送サービス、Tokyo Shave Cluが展開していた男性用カミソリの定額サービスなどが挙げられます。

 サブスク型のビジネスは、金銭的ハードルを下げて顧客を増やしやすいという面がある一方、利用者が「割に合わない」と判断すれば即離れてしまうという側面もあります。今後もサービスが増える中、他社との差異化や、長く使ってもらうためのサービスづくりのブラッシュアップが求められるでしょう。

 特に、これからサブスク型のモデルで起業を考えている人にとっては、失敗事例などから学び、自身の事業が長期的な収益性をあげられるかどうか慎重に判断する必要がありそうです。

カテゴリ トレンド
関連タグ サブスクリプション ニュース ブラッシュアップ まとめ 事業 医療 新サービス 起業
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

空き家所有者・地域・事業者・自治体をつなぐマッチングプラットフォームなどを手がける「空き家活用株式会社」が「オリエントコーポレーション」と資本業務提携
2023年7月27日、空き家活用株式会社は、株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)と、資本業務提携に合意したことを発表しました。 空き家活用は、空き家活用データシステム「AKIDAS(アキダス)…
コーヒーのサブスクリプション・サービス運営の「POST COFFEE」が5,000万円調達
2019年10月1日、POST COFFEE株式会社は、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 コーヒーのサブスクリプション・サービス「PostCoffee」を運営しています。 …
マイクロCTC検査を活用したがんリスク検査事業を展開する「セルクラウド」が6億円調達
2023年1月11日、株式会社セルクラウドは、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 セルクラウドは、マイクロCTC(Circulating Tumor Cells:血中循環がん細胞)検査…
カメラのサブスクリプションサービスを展開する「GOOPASS」が資金調達
2023年3月27日、GOOPASS株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 GOOPASSは、カメラのサブスクリプションサービス「GOOPASS」、カメラを手にしてから撮影体験を楽しむまで…
失語症治療の医療機器を開発する「Ghoonuts」が資金調達
2022年12月22日、Ghoonuts株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Ghoonutsは、脳を外側から微弱な電気で刺激する経頭蓋電気刺激技術をコア技術に、人間の日常の作業パフォー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集