創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2026年3月24日低環境負荷プリント基板製造技術を有する「エレファンテック」が三菱電機から40億円調達

2026年3月12日、エレファンテック株式会社は、40億円の資金調達を発表しました。
引受先は、三菱電機株式会社です。また、事業提携契約も締結しています。
エレファンテックは、ナノテクノロジーとインクジェット技術を基盤とした、低環境負荷PCB製法「SustainaCircuits」を開発し、その普及・社会実装に取り組んでいます。
三菱電機は、FAシステム事業を通じてPCBメーカー向けに多様な製品を提供しています。今回の提携により、エレファンテックの技術と三菱電機の装置開発・製造能力やグローバルな顧客基盤を連携させ、「SustainaCircuits」の普及を一層加速させていきます。
プリント基板とは、電子機器に欠かせない電子部品を固定し、電気的に接続するための基盤であり、あらゆるデバイスの中核を担う存在です。現在主流となっているプリント基板の製造方法「サブトラクティブ製法」は、銅箔を全面に貼り付けた基材から不要部分を薬液で削り取って配線パターンを形成するものです。
この方法は、薬液処理による環境負荷が大きく、大量の水や化学薬品を使用する点が課題となっています。また、銅を削り取る工程が前提であるため、材料ロスが避けられず、コスト面でも改善の余地がありました。環境負荷の低減や製造コストの削減が求められるなか、従来とは異なる新たな製造手法の普及が期待されています。
こうした背景のもと、エレファンテックは独自開発のプリント基板製造技術「SustainaCircuits」を手がけています。この技術は、必要な箇所にのみ金属を印刷するアディティブ(積層)製法を採用しており、従来の削る工程を大幅に削減します。その結果、製造工程におけるCO2排出量を約75%、水の使用量を約95%、銅使用量を約70%削減することに成功しています。
シリーズ累計発行部数280万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、資金調達方法や補助金・助成金制度など、創業期をサポートするためのさまざまな情報を提供しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | SDGs エレファンテック 製造 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
農林水産省は、令和6年度「農業生産におけるプラスチック排出抑制対策事業のうちプラスチック代替資材導入推進事業」の公募について発表しました。 農業生産現場において、プラスチックの使用削減・適正回収・リサ…
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、「ゼロエミッション推進に向けた事業転換支援事業(販路拡大助成)」の公募について発表しました。 都内中小企業のゼロエミッション関連産業への参入やゼロエミッションに係…
2025年10月31日、Carstay株式会社は、約5000万円の資金調達を発表しました。 鈴木おさむ氏が代表を務めるtoC向けファンド「スタートアップファクトリー1号投資事業有限責任組合」が新たに出…
2023年9月1日、Advancy株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Advancyは、建設・製造・物流などの業界に特化し、ビッグデータ解析や画像認識、自然言語処理などのAI技術を活用…
2024年9月12日、Symbiobe株式会社は、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約10.7億円となりました。 Symbiobeは、海洋性紅色光合…
