創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年5月2日カスタマーサポート領域に特化したエンタープライズ企業向けSaaS事業を展開する「RightTouch」が8億円調達

2025年4月17日、株式会社RightTouchは、総額8億円超の資金調達を発表しました。
今回の資金調達により、累計調達額は14.2億円となりました。
RightTouchは、Webサポートプラットフォーム「RightSupport by KARTE」、コンタクトセンター最適化SaaS「RightConnect by KARTE」を開発・提供しています。
「RightSupport by KARTE」は、顧客の困りごとを問い合わせ前に蒐集・検知し、適切なタイミングでFAQやチャネルにマッチングさせることで、サイト上での努力を必要としない自己解決を可能にするWebサポートプラットフォームです。
「RightConnect by KARTE」は、Webと電話対応の分断を解消し、問い合わせ前行動をもとにオペレーターをアサインし、スムーズな要件把握を可能にすることで、効率化と満足度の高いサポート体験を実現するサービスです。
今回の資金調達により、コンパウンドスタートアップとして複数の新規プロダクトの開発や、生成AIを用いた新たなカスタマーサポートのコアデータ基盤の開発など、さらなる事業展開を進めます。
カスタマーサポートをはじめとするコンタクトセンターは、電話、メール、チャット、SNSなど、さまざまなチャネルを通じて顧客とやり取りを行う窓口です。顧客からの問い合わせ、サポート、注文、クレームなどに対応します。
コンタクトセンターは企業が顧客と直接接する窓口であるため、ここでの対応は顧客満足度に非常に大きな影響を与えます。そのため、担当者の対応、問題解決のスピード、丁寧さといった要素を強化することが重要です。
一方、コンタクトセンターは、慢性的な人手不足、高い離職率、人材育成、応対品質のばらつき、複雑化する問い合わせ業務、他部署との連携不足など複数の課題を抱えています。
そこで近年はテクノロジーを活用し、業務効率化、省人化、自動化を実現する取り組みが進んでいます。
RightTouchは、Webサイトでの顧客の行動を把握し、能動的な対応ができる仕組みの提供を通じ、カスタマーサポート業務の効率化と顧客体験の向上に貢献しています。
企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年3月16日、株式会社サイキンソーは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ソーシャルショッピングサイト「BUYMA(バイマ)」を運営する株式会社エニグモです。 サイキンソーは、腸…
2025年5月29日、株式会社まどりLABOは、1750万円の資金調達を発表しました。 まどりLABOは、間取りの自動生成により施主と建築会社をつなげるサービス「まどりLABO」を提供しています。 土…
2022年7月29日、株式会社KIYONOは、「ROASタグ」をリリースしたことを発表しました。 「ROASタグ」は、Webサイトにタグを設置することで、ROASベースの広告効果の可視化を実現するサー…
2024年8月29日、株式会社400Fは、総額11億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約30億円となります。 400Fは、家計診断・相談サービス「…
2020年7月14日、株式会社estieは、約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、オフィス賃貸業向けデータ・プラットフォーム事業「estie pro(エスティプロ)」のリ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…