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空き状況をリアルタイムで可視化するプラットフォーム「VACAN」を軸としたサービスを提供する「バカン」が資金調達

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2025年2月19日、株式会社バカンは、資金調達を実施したことを発表しました。

バカンは、AIを活用しリアルタイムで空き状況を可視化するプラットフォーム「VACAN」を中心としたサービスを提供しています。

具体的には、飲食店の座席ごとの利用状況の可視化、店外・レジの行列の可視化、入退室数の検知、待ち順番管理、座席の事前予約など、「待つをなくす」サービスを提供しています。

また、2020年末から、トイレ広告メディア「アンベール」を商用展開しています。

センサーで取得した混雑情報・利用時間を表示することで長時間利用を抑止すると同時に、施設情報・オリジナル番組・広告を放映することで新たな体験の創出を実現しています。

今回の資金調達は、事業成長のための投資を目的としています。


コロナ禍では、さまざまな場所や空間において感染症対策が求められました。そのなかでも、混雑を回避することが有効な対策とされ、飲食店や商業施設では混雑状況を可視化し、掲示するニーズが高まりました。これに対応する形で、さまざまなシステムやサービスが登場しました。

混雑状況の可視化は、顧客にとっては行列や混雑を避けられる利点があるだけでなく、事業者側にとっても人の流れを分析できるというメリットがあります。そのためコロナ禍が収束した現在でも、データ取得・分析や、顧客体験の向上などのために導入されています。

バカンが展開するサービスは、飲食店や商業施設などの混雑緩和だけでなく、避難所の円滑な運営支援にも対応するなど、フェーズフリーな仕組みを特徴としています。

さらに、単なる混雑状況の可視化にとどまらず、トイレ向けのサイネージメディア「アンベール」によるデジタルサイネージ・広告配信なども展開しており、さらなる事業拡大が期待されます。

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カテゴリ 有望企業
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