注目のスタートアップ

BtoB向け木材プラットフォーム「eTREE」を手がける「森未来」が2.6億円調達

company

2025年1月28日、株式会社森未来は、総額2億6000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

森未来は、「Sustainable Forest」(持続可能な森林)をミッションに掲げ、木材流通の変革に取り組む林業スタートアップです。

現在、BtoB向け木材プラットフォーム「eTREE」を展開しています。

このプラットフォームでは、設計者・デザイナー・建築家など、木材を活用したい人向けに、情報と実現手段を提供しています。

また、その他の事業として、森林認証コンサルティング事業や、在庫木材買取事業を展開しています。

今回の資金調達により、「eTREE」をさらに発展させ、木材ポータルサイト/データベースとしての機能を充実させます。


SDGsの推進により、環境に優しい社会や経済活動への転換が進められています。

森林資源は、持続可能な資源であると同時に二酸化炭素(CO2)を吸収するものでもあるため、脱炭素化としても重要な要素のひとつです。

日本は国土の約2/3が森林に覆われ、豊富な森林資源を有する国です。現在は、戦後復興期の「拡大造林政策」により、針葉樹を中心とした森林が全国に広がっています。

しかしながら、これらの森林資源は、海外の安定的かつ安価な木材が入ってきたことによって需要が減少し、その結果多くの森林が放置されるという問題に発展しています。

この放置林は、間伐されないことで植生が荒れ、土砂災害などが起きやすくなる、伐採されない木が花粉症の原因となるといった問題を引き起こしています。

このような背景から、環境対策と同時に放置林が抱える課題を解決するためにも林業の推進が求められているのです。

森未来は、ITの力を駆使して国産木材の流通の課題を解決し、林業を稼げる産業にすることを目指しています。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB eTREE Sustainable Forest スタートアップ データベース プラットフォーム ポータルサイト 情報 持続可能 持続可能な森林 木材 林業 株式会社 森未来 森林 流通 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「自然電力」が共創投資プラットフォーム「自然ファンド」を設立
2019年12月13日、自然電力株式会社は、「自然ファンド(SHIZEN Fund)」を設立することに合意したことを発表しました。 これは、自然エネルギー発電所の開発や、保有・運営事業への共創投資プラ…
「大阪大学ベンチャーキャピタル」が創薬支援事業とがん治療薬創薬事業を展開する「HOIST」に投資実行
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社HOISTに3億円の追加投資を実行したことを発表しました。 HOISTは、がん治療薬と創薬支援技術の研究開発を行う大阪大学発のバイオベンチャーです。 開…
「フューチャーベンチャーキャピタル」が外国人向け求人掲載メディアなどを運営する「YOLO JAPAN」に投資実行
2023年4月27日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社YOLO JAPANに投資を実行したことを発表しました。 YOLO JAPANは、在留・在日外国人向けライフサポートメディア「…
月に眠る水資源を活用した宇宙インフラ構築を目指す「ispace」が50.7億円調達
2021年8月4日、株式会社ispaceは、総額約50億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ispaceは、人類の生活圏を宇宙に広げていくため、月に眠る貴重な水資源を活用して宇宙イ…
SNSソリューション事業などを展開する「メディアエイド」が10億円調達
2025年8月7日、株式会社メディアエイドは、総額10億円の資金調達を発表しました。 メディアエイドは、SNSソリューション事業、SNSタレント事業、SNSプラットフォーム事業を展開しています。 SN…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集