創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年11月19日【中小企業庁】下請取引の適正化について関係事業者団体に要請

2024年11月15日、中小企業庁は、下請取引の適正化について、関係事業者団体に要請を行いました。
物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響など、海外景気の下振れが国内景気を下押しするリスクとなっています。この状況が長期化する中、外的要因の影響を受けやすい立場にある中小企業・小規模事業者には大きな影響が出ています。
また、年末にかけて資金需要が高まる中、下請事業者の資金繰り等が一層厳しさを増すことが懸念されることから、下請事業者の資金繰りに支障を来すことがないよう、経済産業省は、関係事業者団体約1,700団体に対し、経済産業大臣及び公正取引委員会委員長の連名による文書をもって、下請取引の適正化について要請しました。
下請取引の適正化について
下請取引の適正化を推進するため、各関係事業者団体に対し、下請代金支払等の適正化、適正な価格転嫁の実現に向けた取組を要請しました。
内容
・労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針
・約束手形の現金化までの期間短縮の推進
・フリーランスと発注事業者間の取引適正化に向けた取組
中小企業は日本の全企業数のうち99.7%を占め、雇用の約7割を支える重要な存在です。しかし、大企業と取引を行う下請企業などは弱い立場に置かれることが多く、不利な条件を受け入れざるを得ないケースが多くあります。
そのため国は、下請法(下請代金支払遅延等防止法)などにより、親事業者による下請事業者に対する不当な取引を規制し、下請取引の公正化や、下請企業の利益保護に取り組んでいます。
今回、経済産業大臣・公正取引委員会委員長の連名により、下請取引の適正化の要請を行いました。
企業を成長させていくにはさまざまな知識を身につけることが重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、資金繰り、会計・経理、販路拡大、ネット活用、人材採用、契約など、あらゆるノウハウについて詳しく解説しています。
また、別冊の資金調達に特化した「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法や、融資制度の活用法、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | トレンド |
---|---|
関連タグ | 下請 下請取引 下請取引の適正化 中小企業庁 経済産業省 要請 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年12月18日、経済産業省は、「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(三次公募)」の採択結果について発表しました。 民間団体等が実施する、個人に対してキャリア相談、リスキリング、転職まで…
中小企業庁が主催する、第4回「アトツギ甲子園」が開催されます。 「アトツギ甲子園」は、全国各地の中小企業・小規模事業者の後継者が既存の経営資源を活かした新規事業アイデアを競うピッチイベントです。 今年…
2024年8月22日、中小企業庁は、フリーランス法に関する説明会のアーカイブ動画を公開したことを発表しました。 7月24日に開催されたフリーランス法に関する説明会の動画と、相談窓口(フリーランス110…
中小企業庁は、経営サポート「創業・ベンチャー支援」を実施しています。 創業を考えている人やベンチャー企業の円滑な事業活動を資金調達や情報提供などで支援します。 さらに、市区町村と民間事業者などが、創業…
経済産業省は、「GXリーグ」参画企業の募集について発表しました。 経済産業省は、2022年2月1日に「GXリーグ基本構想」を公表し、2023年度よりGXリーグの取組を開始しています。 GXリーグでは、…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…