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2024年10月3日わさびの自動栽培に取り組む「NEXTAGE」が資金調達
2024年10月1日、株式会社NEXTAGEは、資金調達を実施したことを発表しました。
NEXTAGEは、2019年から、わさび促成栽培技術の開発と、自動栽培の実現に向けた実証実験に取り組んでいます。
2023年秋からわさび栽培モジュールの受注を開始しています。
今回の資金調達により、わさび栽培モジュール事業加速のため、わさび栽培技術や栽培管理ソリューションのアップグレード、販売促進体制の強化、海外展開に向けた調査・検討準備に取り組みます。
国内の農業は、高齢化と後継者不足を深刻な課題として抱えています。この問題を解決するためには、大規模経営や、ICT、ロボット、センサー技術などの先端技術を活用した省力・低コストな生産体制の確立が必要です。
すでに、農業用ドローンや農地を管理するセンサー、収穫支援ロボットなどの先端技術が導入されている事例も増えつつあります。しかし、農業においては天候や災害、気候変動といった外的要因が避けられず、これらの課題は既存のテクノロジーだけで完全に解決することは困難です。そこで、植物工場を代表とする完全に管理された環境での自動栽培が注目されています。
現在、植物工場では主にレタスのような葉物野菜が栽培されています。レタスは規格化された成長が期待でき、衛生面でのメリットがある水耕栽培に適しているため、効率的な栽培が可能です。
ところで、わさび栽培には特有の課題があります。わさびには渓流や湧き水を利用した「水わさび」と、畑で育てる「畑わさび」の2種類があります。前者の水わさびは栽培環境が限られており、風味に優れる高級品とされていますが、生産量は人手不足の影響で減少傾向にあります。
こうした課題に対応するため、NEXTAGEは、わさび栽培を容易にするための促成栽培技術や管理手法をパッケージ化したモジュールの開発・展開に取り組んでいます。
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