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2024年8月6日保育・教育・療育施設向け組織・人材育成クラウド「KatagrMa」を提供する「カタグルマ」が1.7億円調達
2024年8月2日、株式会社カタグルマは、総額1億7,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。
カタグルマは、保育・教育・療育施設向け組織・人材育成クラウド「KatagrMa(カタグルマ)」シリーズを開発・提供しています。
2024年8月現在、「KatagrMa人財育成」と「KatagrMa人事評価」の2つのサービスを展開しています。
「KatagrMa人財育成」は、職員ごとの面談履歴や、自己評価履歴、個人目標、研修履歴、キャリアアップ研修履歴といった、人材に関する情報を一元管理するサービスです。
「KatagrMa人事評価」は、人事評価業務の効率化に特化したサービスです。評価の準備から報酬の決定までのプロセスを効率化します。
今回の資金は、以下の取り組みに充当します。
・新規プロダクトの開発や既存プロダクトの機能強化のためのエンジニア体制の強化
・マーケティング、セールス体制の強化による新規ユーザー増加及び対象領域の拡大
・カスタマーサクセス体制の強化による既存ユーザーフォローの充実とロイヤリティの向上、クロスセルの推進による提供価値向上及び課題解決
保育業界は、待遇、人材不足、労働環境など、さまざまな課題を抱えています。
なかでも人材不足は深刻な課題のひとつです。2024年1月時点の保育士の有効求人倍率は3.54倍となっています。
保育業界における人材不足の原因は、業務に対して給与が見合っていないこと、不規則な就業時間、人間関係の難しさなどが挙げられます。
厚生労働省の発表によると、保育士登録者数は2022年時点で約167万人いるのに対し、資格を持っているのに保育園などで働いていない「潜在保育士」は約102万人いると推計されています。
また、この潜在保育士のうち約6割は、就職を妨げる要因となっている問題が解決されれば保育職に就きたいと考えています。そのため、保育業界における人材確保では、職場環境・労働環境の改善が高い効果を発揮すると考えられます。
カタグルマは、保育・教育・療育施設における人材管理や人事評価などHR領域の課題解決を通じ、人材不足解消と労働環境改善に貢献することを目指しています。
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