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飲食店向けに野菜・果物などの食材を配送する「ベジクル」が資金調達

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2024年6月28日、ベジクル株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

この資金調達により、累計調達額は5.2億円となりました。

ベジクルは、業務用野菜の卸売や、青果流通BPaaS事業、飲食店向けプロモーション・サンプリングサービスなどを展開しています。

青果流通BPaaS事業では、オンラインで青果流通業者の受注から出荷準備までの事務オペレーションなどを受託し、業務負担を軽減した上で新規顧客の送客も行っています。これにより、飲食店向け青果流通業者の業務効率化によるコスト抑制と、取引増による売上向上に貢献しています。

2024年6月現在、BPaaSを利用するパートナーは12社です。

今回の資金は、BPaaSプロダクトの開発、人材採用の強化に充当します。これによりサービスの全国展開を加速させます。


青果流通の特徴は、卸売市場を中心とした物流システムにあります。

このシステムでは、野菜や果物は集荷業者や農協などに集められ、その後、卸売市場や仲卸業者を経由して小売店や飲食店に届けられます。

卸売市場は、集荷・分荷機能、価格形成機能、代金決済機能、情報受発信機能の4つの主要な役割を担い、これにより安定供給を実現しています。

しかし、卸売市場を中心とした流通業務では、FAXや電話などのアナログな手段が多用されており、非効率的な業務の改善が求められています。

このような背景の中、ベジクルは飲食店向け青果流通のオペレーションにDXを導入し、生産性の高い物流オペレーションを構築しています。これにより、青果流通事業やBPaaS事業を展開し、青果流通の変革を目指しています。

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カテゴリ 有望企業
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