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2021年12月23日福祉業界向け確定給付型年金制度「福祉はぐくみ企業年金基金」など運営の「ベター・プレイス」が5.4億円調達
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2021年12月22日、株式会社ベター・プレイスは、総額5億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
福祉業界向け確定給付型年金制度「福祉はぐくみ企業年金基金」の委託運営・導入支援や、福祉・医療施設向けシフト勤務表自動作成サービス「Work/Life」、資産形成支援システム「はぐONE」、介護記録アプリ「Notice」を開発・提供しています。
今回の資金は、福祉・医療法人へのサービスの普及や、新規事業の検討への着手に充当されます。
「福祉はぐくみ企業年金基金」は、保育や介護など、社会の発展を下支えする人たちの資産形成や福利厚生を支援するために、2018年に発足した新しい年金制度(確定給付企業年金)です。
加入者の元本が保証されていることや、大手生命保険会社が運用していること、育児・介護休業時にも積立金を受け取れること、経営者・役員も加入できることなどを特徴としています。
2018年4月の設立後、3年半で加入事業所536箇所、加入者数約24,500人を突破しています。
似たような年金制度に企業型確定拠出年金(企業型DC)がありますが、企業型DCは運用リスクを事業主が負うことになることや、従業員への投資教育が必要となることがデメリットとして存在しています。
「福祉はぐくみ企業年金基金」は、資産のほとんどを元本保証・安定運用ファンドで運用し、また複数の国内大手生命保険会社に運用を委託することでリスクを最小化しています。
また、育児・介護休業時といった受取可能なタイミングが多様であることが大きなメリットであり、離職率の低下にも効果があります。
福祉業界向けに制度設計された年金制度ですが、現在では福祉業界以外の法人にも幅広く導入されています。
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