注目のスタートアップ

CO2排出量可視化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」を提供する「アスエネ」が資金調達

company

2024年6月14日、アスエネ株式会社は、シリーズCラウンドの1stクローズとして、42億円の資金調達を実行することを発表しました。

今後の2ndクローズを合わせて50億円の調達を予定しています。シリーズCまでの投融資における累計資金調達額は101億円になります。

アスエネは、CO2可視化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE(アスエネ)」の提供や、ESG評価クラウド「ASUENE ESG」の提供、カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」の運営などを行っています。

また、シンガポールにASUENE APAC、アメリカにASUENE USAを設立し、海外顧客の獲得、海外パートナーと業務提携を進め、グローバルにビジネスを展開しています。

今回の資金調達により、以下の取り組みを進めます。
・積極的な最良人材の採用(営業、マーケティング、開発、新規事業開発、M&Aなど)
・製造業などの大企業との出資提携による営業・マーケティングの拡大
・生成AI・LLMへの技術投資・開発部隊の拡大
・M&Aによる非連続な成長の追求
・アジア・アメリカなどのグローバル展開の強化など
・さらなる新事業の展開


世界的な気候変動対策として、CO2(二酸化炭素)を中心とした温室効果ガス(GHG)削減の動きが各国で加速しています。

とくに大企業に対しては、自社の温室効果ガス削減だけでなく、サプライチェーン全体の排出量削減が求められています。しかし、企業の規模が大きくなるほどサプライチェーンは複雑になり、従来の方法ではサプライチェーン全体の排出量を把握するのが難しいという課題があります。

このような背景から、サプライチェーン排出量を算定するツールやシステムのニーズが高まっています。

アスエネは、サプライチェーン排出量の可視化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」の提供を通じ、企業の温室効果ガス排出削減を支援しています。

排出量の可視化だけでなく、削減のためのコンサルティングや、国際イニシアチブ(RE100、SBTi、TCFDなど)や温対法の各種報告レポートの自動生成など、脱炭素化にワンストップで対応していることを特徴としています。

また、環境対策は世界的な課題であるため、これらのツールやシステムには海外でも高い需要があり、海外拠点の設立や海外企業との業務提携などによりグローバルに事業を進めています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB CO2排出量 ESG GHG SDGs アスエネ カーボンニュートラル クラウドサービス サプライチェーン排出量 シンガポール 再エネ 削減 可視化 排出量 株式会社 温室効果ガス 環境対応 脱炭素化 脱炭素経営 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

難発現性タンパク質を大量生産できる生産プラットフォームを展開「KAICO」が資金調達
2020年5月26日、KAICO株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 九州大学のオリジナル・カイコを利用しカイコ・バキュロウイルス発現法により、生医療用研究試薬やワクチン、診断薬などの大…
「NOCアウトソーシング&コンサルティング」がテレワーク助成金を活用できるITアウトソーシング・サービスをリリース
2020年3月19日、NOCアウトソーシング&コンサルティング株式会社は、東京都の事業継続緊急対策(テレワーク)助成金を活用できるITアウトソーシング・サービスを提供することを発表しました。 このサー…
嚥下を測定するウェアラブル・デバイス開発の「PLIMES」が1.5億円調達
2020年3月24日、PLIMES株式会社は、1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、CYBERDYNE株式会社です。また、CYBERDYNEとは業務提携も行います。 P…
未利用排熱で電力を生み出すシステムの社会実装を目指す「elleThermo」が5,000万円調達
2023年4月14日、株式会社elleThermoは、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 elleThermoは、半導体増感型熱利用電池(Semiconductor-Sensiti…
カーボンクレジットを活用した脱炭素×マーケティングを支援する「ExRoad」が5,000万円調達
2023年7月20日、株式会社ExRoadは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ExRoadは、カーボンクレジットを活用した脱炭素×マーケティングを支援するため、カーボンクレ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集