「食品ロス削減緊急対策事業」補助事業者募集

subsidy

2023年11月27日、農林水産省は、令和5年度「食品ロス削減緊急対策事業」の公募について発表しました。

食品ロスの削減を一層推進する上で、フードサプライチェーンにおける食品関連事業者の取組を通じても、なお発生する未利用食品について、その受け皿となるフードバンクへの寄附を増やすことが重要です。

このため、多くの未利用食品の受け皿となる大規模かつ先進的な取組を行うフードバンクに対して未利用食品の受入れ・提供を拡大する取組等を支援します。

この公募は、未利用食品の受入れ・提供の拡大に取り組むフードバンクに対し、補助金の交付等の事業を実施する補助事業者を募集するものです。

公募期間

2023年11月27日(月曜日)~2023年12月11日(月曜日)17時00分


食べられるのにかかわらず何らかの理由で捨てられてしまう食品のことを食品ロス(フードロス)と呼びます。

食品ロスは、事業者にとって損失となるほか、廃棄による環境負荷、食品の安定供給への障害といった課題を生んでおり、食品ロス削減が社会的に要請されています。

環境省の発表によると、2021年度の食品ロスの量は約523万トン(前年度522万トン)と推計されています。うち事業系の食品ロスは279万トン(前年275万トン)となっています。

食品ロスは2015年あたりから減少傾向にあり、企業・消費者ともに食品ロスの削減に取り組んでいることがわかります。

一方、事業者や家庭での取り組みがあってもフードサプライチェーンで不可避として発生してしまう未利用食品があります。

こうした未利用食品の受け皿として、フードバンクが注目されています。

フードバンクは、市場に流通できなくなった廃棄予定食品の寄付を受け、配給する活動や、その活動を行う団体のことです。

「食品ロス削減緊急対策事業」は、そうした団体の大規模かつ先進的な取り組みに対して補助金を交付する事業であり、その事業を実施するための補助事業者を募集するものです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ サプライチェーン フード フードロス 寄附 未利用食品 補助事業 補助金 農林水産省 食品 食品ロス 食品ロス削減
詳細はこちら

令和5年度食品ロス削減緊急対策事業の公募について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

おやつのサブスクリプションサービス「snaq.me」を提供する「スナックミー」が5.5億円調達
2023年3月1日、株式会社スナックミーは、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スナックミーは、おやつのサブスクリプションサービス「snaq.me」や、植物性プロテインバ…
【農林水産省】野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年4月)
農林水産省は、野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年4月)について発表しました。 聞き取り結果に基づく、令和7年4月の野菜の生育状況及び価格の見通しを公表しました。 2020年基準消費者物価指数による…
「IT導入補助金2025(通常枠、インボイス枠、セキュリティ対策推進枠:4次締切、複数社連携IT導入枠:2次締切)」採択者が公表
中小企業庁は、「IT導入補助金2025(通常枠、インボイス枠、セキュリティ対策推進枠:4次締切、複数社連携IT導入枠:2次締切)」の採択結果を発表しました。 中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上…
令和6年度「農林水産分野における持続可能なプラスチック利用対策事業のうち食品産業プラスチック資源循環対策事業」補助金
農林水産省は、令和6年度「農林水産分野における持続可能なプラスチック利用対策事業のうち食品産業プラスチック資源循環対策事業」の公募について発表しました。 2022年4月に「プラスチックに係る資源循環の…
抹茶マシンと茶葉を届ける抹茶ブランド「CUZEN MATCHA(空禅抹茶)」を展開する「World Matcha」が7億円調達
2024年1月23日、World Matcha株式会社は、米国親会社であるWorld Matcha Inc.が、500万米ドル(約7億円)の資金調達を完了したことを発表しました。 World Matc…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集