注目のスタートアップ

農業流通現場向けプラットフォーム「nimaru」を運営する「kikitori」が3億円調達

company

2023年9月27日、株式会社kikitoriは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

kikitoriは、クラウド型農業流通現場向けプラットフォーム「nimaru(ニマル)」を開発・運営しています。

紙の書類・電話・FAXなどのアナログなやり取りをデジタル化し、関係者間でのデータ連携を通じて流通現場業務をDXするプラットフォームです。

外部事業者とのデータ連携が可能なクラウド型の汎用的サービスとして、JAや卸売市場を中心に、全国の青果流通事業者・生産者に利用されています。

今回の資金は、サービス開発に向けた開発組織の拡充、全国の事業者へのサービス展開を加速するセールス・カスタマーサクセス組織の強化に充当します。


農業物流の大きな特徴は、卸売市場を中心とした物流を構築している点にあります。

この卸売市場を中心とした物流では、生産された農作物は集荷業者・農協などに集められ、その後卸売市場を経由して小売店などに届けられます。

この卸売市場での注文や連絡はFAXが使われているほか、送り状は手書き、情報収集は電話など、さまざまな業務がアナログな手法で運用されています。

このアナログなやり取りは、かなりの非効率につながっているほか、集荷・販売業務が経験と勘に依存してしまうという課題を生んでいます。

また、流通事業者だけでなく、生産者側や小売側にも、流通事業者とのやり取りをFAX・電話で行わなくてはならないなどの非効率を生じさせています。

kikitoriは、こうした農業流通の課題を解決するため、農業流通現場向けプラットフォーム「nimaru」を運営しています。

さらに、コミュニケーションの効率化だけでなく、生産・流通・小売のデータ連携を実現し、データにもとづいた最適な生産・流通・販売もサポートしています。

業務効率化はすべての領域において重要です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

また、社内システムの整備のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DX FAX JA kikitori nimaru アナログ クラウド データ デジタル化 ニマル プラットフォーム 卸売 卸売市場 市場 書類 株式会社 業務 流通 現場 生産者 資金調達 農業 農業流通 連携 電話 青果
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

サイバーセキュリティ関連の実戦的な専門人材とトレーニングを提供する「サイバーコマンド」が資金調達
2023年10月2日、サイバーコマンド株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 出資者は、合同会社PKSHA Technology Capital Inc.と株式会社松尾研究所の子会社である…
株式会社Payment Technology 上野亨|中小企業向けキャッシュフロー改善サービス(フィンテック)の事業で注目の企業
中小企業向けキャッシュフロー改善サービスで注目されているのが、2016年3月に創業した、上野亨さんが代表を務める株式会社Payment Technologyです。 東京商工リサーチによると、2020年…
オフライン広告プラットフォーム展開の「ビズパ」が5,000万円調達
2020年4月24日、株式会社ビズパは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オフライン広告のプラットフォーム「Bizpa」を展開しています。 全国の広告商品の検索から発注までを…
海水電解システムによりグリーン水素のコスト低減を目指す「pHydrogen」が3億円調達
2025年6月23日、株式会社pHydrogenは、3億円の資金調達を発表しました。 pHydrogenは、東京大学・髙鍋研究室発のスタートアップです。 グリーン水素の大幅なコスト低減に向けた海水電解…
AIを活用した経済予測プラットフォーム「xenoBrain」を開発・提供する「xenodata lab.」が1.8億円調達
2023年8月25日、株式会社xenodata lab.は、総額1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 xenodata lab.は、AIを活用した経済予測プラットフォーム「xen…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集