注目のスタートアップ

自由診療クリニック特化型のDXツールを開発・提供する「B4A」が資金調達

company

2023年9月27日、株式会社B4Aは、資金調達を実施したことを発表しました。

B4Aは、自由診療クリニック特化型のDXツール「B4A(ビーフォーエー)」を開発・提供しています。

リアルタイム予約や電子カルテ機能を備えた自由診療クリニックのDXを実現するクラウドツールです。

予約・シフト・電子カルテ・決済までを一括管理することで業務効率化を実現するほか、ネット予約・待ち時間低減による顧客満足度の向上、データ可視化・CRM・経営管理機能による売上向上を実現します。

今回の資金は、プロダクト開発、人材採用に充当します。


自由診療クリニックとは、保険が適用されない診療をメインに行うクリニックのことです。

自由診療クリニックが手がける診療には、美容医療や、海外で承認済みではあるが日本ではまだ承認されていない最先端医療、健康診断などの検査があります。

近年の美容医療市場では、非外科的施術(メスを入れない手術)が増加しており、美容皮膚科領域が大きく拡大しています。

また、がん治療などにおいても革新的な医療が登場していますが、日本ではまだ承認されていないものも多くあります。こうした最新のがん治療を望む患者も多く、自由診療クリニックは増加傾向にあります。

自由診療クリニックは通常の保険適用の医療とは異なるオペレーションが必要であるため、既存の医療領域向けのITツールなどをそのまま使うことができないという課題があります。

こうした背景から、自由診療クリニックに特化したサービスを手がけるスタートアップが登場しています。

B4Aは、自由診療クリニック向けにさまざまな機能をワンストップで提供する「B4A」を提供し、自由診療クリニックのDXを支えています。

株式会社B4Aのコメント

このニュースを受けまして、株式会社B4Aよりコメントが届きました。

植松 正太郎
株式会社B4A 代表取締役
大学卒業後、金融持株会社や医療系のメディアを経て2015年にゲノム医療をテーマにした企業を設立。CEOに就任。その後、複数社の経営を経験し、2021年にB4A Technologies を設立。代表取締役に就任。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

システム開発を一層加速させるための開発費用、セールスやマーケティング周りの人材採用やプロモーションコストへの投資を主としております。

・今後の展望を教えてください。

自由診療領域のワンストップDXツールとして、当該領域の業務全般をB4Aにて対応できるよう、大小様々な機能/サービス開発を行なって参ります。直近では決済周りもB4Aで対応できるようになっており、こうした従来型の電子カルテでカバーできていなかった範囲まで、サポートを図ってまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

B4Aの導入により、医療機関の売上向上やコスト削減について、具体的数値と共に成果をあげております。

是非ご興味関心のある医療機関の関係者様、ないしこうした取引先を持つ企業様とはパートナーシップを構築して参りたく、ご連絡いただけますと幸いです。

業務効率化はすべての領域において重要です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

また、社内システムの整備のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ B4A BtoB CRM DX クラウド クリニック ツール データ ビーフォーエー リアルタイム 一括管理 予約 医療 可視化 株式会社 業務効率化 特化型 病院 経営管理 自由診療 資金調達 電子カルテ 顧客満足度
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

生活に溶け込むスマートホーム製品を展開する「mui Lab」が3億円調達
2022年11月11日、mui Lab株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 mui Labは、ユビキタスコンピューティングの祖であるマーク・ワイザー氏が提唱した設計思想であ…
動物病院専用のクラウド型業務改善システム「Wonder」を提供する「Bomo」が1.3億円調達
2023年6月8日、株式会社Bomoは、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Bomoは、動物病院専用のクラウド型業務改善システム「Wonder」を開発・提供しています。 …
医療介護マッチング・サービス運営の「KURASERU」が「前澤ファンド」から資金調達
2021年1月1日、株式会社KURASERUは、株式会社前澤ファンドから出資を受けたことを発表しました。 KURASERUは、退院後や在宅療養が困難な要介護者と介護施設をマッチングするサービス「KUR…
建設業界向けコミュニケーションアプリ「クラフタ」を運営する「グローバ」が2.2億円調達
2023年5月31日、株式会社グローバは、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 グローバは、建設業界向けコミュニケーションアプリ「クラフタ」や、建設業界に特化した人材紹介サー…
遠隔診療アプリ「curon」の開発元が11億円調達!
平成30年5月13日、株式会社情報医療は、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 スマートフォンを使った遠隔診療サービス「curon」や、法人向け医療データ事業を展開しています。 「cu…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集