2023年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業」補助金

subsidy

2023年9月1日、「中小企業・SDGsビジネス支援事業」の2023年度公示が掲載されました。

開発途上国の課題解決に貢献する日本の民間企業等のビジネスづくりを支援する事業です。

JICAは政府開発援助(ODA)を通じて築いてきた開発途上国政府とのネットワークや信頼関係、ノウハウ等を活用し、価値の共創に取り組んでいます。

ニーズ確認調査

・基礎情報を収集した上で、現地にどのようなニーズがあるか、提案製品・サービスがそのニーズに合うか確認します
・初期的なビジネスプランを策定します
・期間:8か月程度

支援
・上限1,000万円
・コンサルティング(4人月程度)

普及・実証・ビジネス化事業

・技術・製品・ビジネスモデルの検証・普及活動を通じ、ビジネスプランを策定します
・期間:1年~3年程度

支援(中小・中堅・スタートアップ)
・上限1億円/1.5億円/2億円

ビジネス化実証事業

・提案製品・サービスが顧客に受け入れられるか確認した上で、現地パートナーの確保などにより、製品・サービス提供体制を構築し、ビジネスの運営に向けた準備を行います
・収益性の検証などを通じてより、精緻なビジネスプランを策定します
・期間1年4か月程度

支援
・上限2,000万円
・コンサルティングサービス(8人月程度)

募集情報

応募にあたり、ウェブ上での登録が必須となります。
登録・企画書一式提出締切:2023年9月29日(金)正午
審査結果通知:2023年12月下旬を予定


SDGs(持続可能な開発目標)は、2001年に策定されたMDGs(ミレニアム開発目標)を発展させたもので、2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された国際目標です。

SDGsは、2030年までに持続可能でより良い世界を作ることを目標としており、17のゴールと169のターゲットを設定しています。そのゴールには、「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」「気候変動に具体的な対策を」などがあります。

SDGsは消費者にも非常に意識されるようになっています。社会課題を解決するビジネスは積極的に評価されるようになっており、反対に環境負荷の高いビジネスは遠ざけられるという市場となっています。

したがって今後のビジネスでは、SDGsを意識すること、あるいは社会課題解決型ビジネスに挑戦することは必須ともいえます。

「中小企業・SDGsビジネス支援事業」は、開発途上国の課題解決に貢献するビジネスづくりを支援するものです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ SDGs 中小企業・SDGsビジネス支援事業 持続可能な開発目標
詳細はこちら

公示・募集・説明会情報/採択企業向け情報

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

CO2排出量可視化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」を提供する「アスエネ」が1.5億円調達
2023年3月1日、アスエネ株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 アスエネは、CO2排出量可視化・削減・報告クラウドサービス「アスゼロ」と、再エネ100%&地産地…
ESG情報開示支援クラウド「SmartESG」提供の「シェルパ・アンド・カンパニー」が2.6億円調達
2023年3月1日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社は、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シェルパ・アンド・カンパニーは、ESG経営推進クラウド「SmartESG」を…
「区分所有オフィス」を主軸に資産形成コンサルティングを行う「ボルテックス」が広島銀行「〈ひろぎん〉サステナビリティ・リンク・ローン」により1.6億円調達
2023年2月28日、株式会社ボルテックスは、株式会社広島銀行が提供する「〈ひろぎん〉サステナビリティ・リンク・ローン」により1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ボルテックスは…
衣服生産時に排出される素材の廃棄を極小化するためのデザインシステム「Algorithmic Couture」を開発する「Synflux」が資金調達
2023年2月27日、Synflux株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、「京都芸術大学アートアンドビジネス1号投資事業有限責任組合(京都芸術大学 Art & Biz ファンド…
サスティナブル素材を使用したオリジナルグッズを企画・製造する「アイグッズ」が1億円調達
2021年12月14日、アイグッズ株式会社は、株式会社みずほ銀行が発行する社債「SDGsサポート私募債」を通じ、無担保で総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 アイグッズは、法人・行政機関…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集