注目のスタートアップ

有翼式再使用型ロケットを開発する「SPACE WALKER」が7.13億円調達

company

2023年8月10日、株式会社SPACE WALKERは、総額7億1,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。

SPACE WALKERは、サブオービタルスペースプレーン(有翼式再使用型ロケット)の研究・開発と、軽量化の技術を活用した地球の脱炭素化に資する次世代複合材タンクの開発・製造・販売を行う、東京理科大学発ベンチャーです。

今回の資金は、サブオービタルスペースプレーンの技術実証、商業機の開発、複合材事業の拡大、人員強化、広告宣伝などに充当します。


これまで、衛星などを宇宙へ送り届けるためのロケットは、一度の打ち上げでその役割を果たし、その後は廃棄される「使い捨て」のアプローチが主流でした。

ロケット開発は高額な費用がかかりますが、再使用が行われなかった背景には、回収作業の手間や、再利用に耐え得る堅牢な構造の確立に要する費用が挙げられます。そのため、再使用に比べてコストが低い使い捨てロケットが一般的な選択肢とされてきました。

しかしながら、近年の技術の発展により、再使用型ロケットへの注目が高まっています。

たとえば、イーロン・マスク氏が設立した米国の宇宙企業SpaceXは、完全に再使用可能なロケットと宇宙船の開発に取り組んでいます。これによって宇宙輸送のコストを大幅に削減し、具体的には1/100にまで引き下げることを目指しています。

実際、SpaceXが手がける「Falcon 9」は、これまでに10回以上ものブースター再利用に成功しており、今後の更なる成果に期待が寄せられています。

また、国内においても、衛星の打ち上げに際して海外の宇宙輸送サービスに依存する体制から脱却するため、低コストな宇宙輸送システムの構築に向けた取り組みが進められています。

SPACE WALKERは、高度100km以上の宇宙空間に到達した後、地上に安全に帰還することが可能なサブオービタルスペースプレーンの開発を通じて、宇宙輸送のコスト削減を目指しています。

また、このロケット開発を通じて軽量化の技術を培っており、水素などを安全かつ効率的に輸送・貯蔵できる次世代複合材容器を手がけ、事業の多角化も図っています。

事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携・連携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ロケット 大学発ベンチャー 宇宙 宇宙ビジネス 宇宙機 株式会社 脱炭素化 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】起業準備の10箇条|会社設立の手続きと進め方を司法書士が徹底解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立はどう進める?費用・流れ・手続きをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

製造業向け図面管理システム「ズメーン」を提供する「Fact Base」が14.5億円調達
2025年4月7日、株式会社Fact Baseは、総額14億5000万円の資金調達を発表しました。 Fact Baseは、製造業向け図面管理システム「ズメーン」を提供しています。 図面とあらゆるデータ…
宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指す「将来宇宙輸送システム」と「JALエンジニアリング」が資本業務提携
2026年2月9日、将来宇宙輸送システム株式会社は、株式会社JALエンジニアリングとの資本業務提携を発表しました。 将来宇宙輸送システムは、単段式宇宙往還機(再使用型ロケット)「ASCA」(アスカ)を…
国際流通関連サービスを提供する「ユアトレード」が3.5億円調達
2024年11月14日、ユアトレード株式会社は、総額3億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ユアトレードは、国際流通関連サービスを提供しています。 一般貿易や越境ECを展開する事業者…
次世代型核酸医薬技術による医薬品開発に取り組む「StapleBio」が4.6億円調達
2024年5月7日、株式会社StapleBioは、総額4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 StapleBioは、次世代型核酸医薬技術「Staple核酸」を用いた医薬品開発に取り…
NFT発行を中心にコミュニティ運営や演出を行う「Apas Port」が設立 2,350万円調達
2023年7月20日、株式会社Apas Portは、会社の設立と、2,350万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Apas Portは、NFT発行を中心にコミュニティ運営や演出を行う、Web3…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
無料冊子
創業手帳冊子版(無料) 補助金ガイド 創業手帳woman 飲食開業手帳