注目のスタートアップ

図面情報抽出・検索サービス「LearningBook」を提供する「Glia Computing」と「N.ジェン」が資本業務提携

company

2023年8月3日、株式会社N.ジェンは、株式会社Glia Computingと資本業務提携を行ったことを発表しました。

Glia Computingは、AI図面情報抽出・検索サービス「LearningBook」の提供と、ディープラーニングコンサルティング事業を手がけています。

「LearningBook」は、図面内に記載されている部品・文字・記号情報の個別または組み合わせにより、対象となる情報を含んだ図面の検索を実現するサービスです。

N.ジェンは、2017年からAIに関する基礎研究を開始し、2020年にはAIを活用した画像管理システム「TAGGET」の提供を開始しています。

今回の提携により、N.ジェンはAI技術を活用した電子化・検索・情報処理ソリューションの既存・新規の業務システムに対する提供が可能となりました。


組織における情報やナレッジ(有益な知識・経験・ノウハウなど)の共有は、業務を円滑にするというだけでなく、組織として成長していくためにも重要な要素のひとつです。

もし情報・ナレッジの共有が上手くいっていなければ、ノウハウを持った人材の退職・休職によるノウハウの喪失、過去に調べた物事の再調査による生産性の低下といった問題が生じます。

設計業務においては、これまで作成してきた図面は、多くの情報が掲載されている貴重な資源といえます。そのため設計業務では、過去の図面の再活用を円滑にするため、図面の保存について組織内でルールが定められているはずです。

しかし、こうした保存のルールを定め、守っていたとしても、図面にどのような内容が書かれているのかを大雑把なりとも把握していなくては、目的の図面を見つけることはできません。

Glia Computingは、こうした課題を解決するため、AIを活用し、図面ファイル群の中から目的の情報を検索できるサービス「LearningBook」を提供しています。

デジタル化は、以前は非効率的だった業務を大幅に効率化する可能性があります。企業が利益を最大化するためには、最適なソリューションを見つける必要があります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、大規模なシステム整備には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Glia Computing LearningBook N.ジェン TAGGET ディープラーニング 図面 情報 株式会社 検索 業務システム 管理システム 資本業務提携 電子化
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

商用EVを開発・製造する「EVモーターズ・ジャパン」が1億9500万円調達
2024年8月6日、株式会社EVモーターズ・ジャパンは、総額1億9500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約65.6億円となりました。 EVモーターズ・ジ…
独自のデジタルホログラフィ技術を活用した精密測定装置を開発する「Holoway」が5.2億円調達
2025年7月22日、株式会社Holowayは、総額5億2000万円の資金調達を発表しました。 Holowayは、独自のデジタルホログラフィ技術を活用した精密測定装置を開発しています。 微細な三次元形…
ファッションに特化したAIを活用したサービスを提供する「ニューロープ」が1億円調達
2019年10月9日、株式会社ニューロープは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファッションに特化したAIを活用したサービスを企業向けに提供しています。 ファッション・スナップを自動…
AI・ロボティクスによりイチゴの完全自動栽培に取り組む「HarvestX」が4.1億円調達
2024年3月20日、HarvestX株式会社は、総額約4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 HarvestXは、イチゴの自動栽培ソリューションを開発しています。 自動授粉ロボッ…
農業流通現場向けプラットフォーム「nimaru」を運営する「kikitori」が3億円調達
2023年9月27日、株式会社kikitoriは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 kikitoriは、クラウド型農業流通現場向けプラットフォーム「nimaru(ニマル)」を開発・…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集