令和4年度4次公募「社会変革と物流脱炭素化促進事業」

subsidy

一般財団法人環境優良車普及機構は、令和4年度4次公募「社会変革と物流脱炭素化促進事業」について発表しました。

物流の脱炭素化・低炭素化に資する先進的な設備導入を支援し、物流のCO2排出量削減とともに人口減少・高齢化に伴う労働力不足、地域の物流網維持、防災・減災等の課題解決を図り、社会変革を同時実現することを目的とした補助金です。

補助対象事業

・自立型ゼロエネルギー倉庫モデル促進事業
・過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業

公募期間

2023年7月10日(月)~2023年8月10日(木)17:00


物流は全国の隅々にまでモノを行き渡らせ、現代社会を支える役割を担っています。

しかし物流は、人手不足、個人向け需要の上昇、2024年問題、ドライバーの高齢化、環境対応など、さまざまな課題を抱えています。

そのため物流業界では、革新的なテクノロジーの導入などにより、根本的に事業を変革し、効率化などを実現する必要があります。

とくに、トラック輸送は道路さえあればどこでも荷物を運ぶことができる国内貨物輸送の中心的な存在となっていますが、輸送効率やエネルギー効率の面において鉄道よりも明らかに劣っているという課題を抱えています。

さらには2024年問題によって長距離輸送が困難になることから、今後は中継地点を活用した中距離輸送や、鉄道や船などへの転換、いわゆるモーダルシフトが進んでいくとみられています。

一方、トラック輸送は、エンドユーザーに商品を届けるラストワンマイルにとって必要不可欠な存在となっています。現在、個人向け需要の上昇と人手不足によってラストワンマイル物流はかなりの負担がかかっており、効率化が求められています。

そこで注目されているのがドローンやロボットを活用した荷物の配送です。

ドローンがラストワンマイル物流を担うことができれば、業務負担が軽減されるほか、物流の効率化やさらなるスピーディな配送が実現されます。

一方、ドローンが運ぶ荷物が落下するなどの危険性が考えられるため、日用品や医薬品など、落としてしまったとしても大きな被害を生まないようなものから開始されると予測されているほか、その実証実験は過疎地域などからはじめることが重要となっています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金活用や申請のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」も提供しています。こちらもご活用ください。

また、企業では補助金以外にも融資や出資などによって資金を調達することも重要です。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資、クラウドファンディングなど、さまざまな資金調達のノウハウを解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ ゼロエネルギー ドローン 倉庫 公募 助成金 物流 社会変革と物流脱炭素化を同時実現する先進技術導入促進事業 社会変革と物流脱炭素化促進事業 補助金
詳細はこちら

令和4年度 社会変革と物流脱炭素化促進事業

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

大型ドローン向けハイブリッド・エンジン開発の「エアロディベロップジャパン」が資金調達
IDATEN Venturesは、エアロディベロップジャパン株式会社に出資をしたことを発表しました。 エアロディベロップジャパンは、今回と合わせてこれまで合計5,000万円の資金調達を実施しています。…
ドローンを活用した野生動物調査・災害対策などの「スカイシーカー」が総額9,500万円調達!
株式会社スカイシーカーは、総額9,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ドローンを活用した野生動物の生態調査・災害時の調査や、ドローンで被災地へ救命器具、医療器材、食料物資等の運搬する「…
生鮮食品の早朝宅配サービス「モーニング・エキスプレス」を運営する「カノエ」が7,000万円調達
2022年11月30日、株式会社カノエは、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 生鮮食品の早朝宅配サービス「モーニング・エキスプレス」を運営しています。 夜22時までの注文で翌朝…
「Hacobu」が物流業界の脱FAX/脱電話をサポートする配送案件管理サービス「MOVO Vista」をローンチ
2020年10月2日、株式会社Hacobuは、「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」をローンチしたことを発表しました。 「MOVO Vista」は、荷主企業、元請企業、協力運送会社のコミュニケー…
【東京都】「事業内スキルアップ助成金」「事業外スキルアップ助成金」
公益財団法人東京しごと財団は、「事業内スキルアップ助成金」と「事業外スキルアップ助成金」を実施しています。 事業内スキルアップ助成金 従業員のスキルアップのための研修を実施する都内企業等に対し、助成金…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集