注目のスタートアップ

モバイルゲーム「Link!Like!ラブライブ!」を手がける「オッドナンバー」が12億円調達

company

2023年6月30日、株式会社オッドナンバーは、総額12億円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、4億円の追加資金調達を予定していることも発表しています。

オッドナンバーは、オリジナルIP・コンテンツの開発や、国内大手のコンテンツ事業者との協業によるコンテンツ開発を行っています。

2022年12月に、株式会社バンダイナムコフィルムワークス、株式会社バンダイナムコミュージックライブと共同事業契約を締結し、「ラブライブ!」シリーズの新プロジェクトである『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』におけるプラットフォームとなるスマートフォンアプリ「Link!Like!ラブライブ!」を手がけています。

「Link!Like!ラブライブ!」は、ゲームコンテンツ、リアルタイムライブ配信、リアルタイムのトーク配信、ストーリーコンテンツといった、プロジェクトの核となる複数コンテンツを展開するプラットフォームアプリです。

今回の資金は、「Link!Like!ラブライブ!」の新規施策の実行・新機能の実装に向けた開発、オリジナルコンテンツの開発、人材採用の強化、日本発の有力なIP・コンテンツを世界に広めるための市場開拓に向けた調査・研究、現地法人との連携強化などに充当します。


近年、モバイルゲームやアニメーション作品のグローバルでの成長に注目が集まっています。

たとえば、国内のアニメ産業の市場規模については、2010年には約1.3兆円だったものが、2019年には2.5兆円へと大きく拡大しています。

これは、日本のアニメーション作品をローカライズして配信する動画配信サービスが各国で展開され、海外需要を獲得できたことが要因です。

またアニメ作品から派生する形で原作の漫画・ゲームなどの人気も高まっており、国内でのエンターテインメント市場の伸びが鈍化する状況において、コンテンツのグローバル展開の重要性が高まっています。

また、ひとつのIPコンテンツをアニメ・ゲーム・漫画・舞台・音楽など、さまざまな媒体で展開するメディアミックスへの注目も高まっています。メディアミックスは、ひとつのIPコンテンツの価値を最大化させ、より多くの顧客を獲得し、商品の販売につなげることができます。高品質な原作の確保が大きな課題となっているエンターテインメント業界では、メディアミックスは、重要な手法のひとつとなっています。

「ラブライブ!」シリーズは、KADOKAWA、バンダイナムコミュージックライブ、バンダイナムコフィルムワークスの3社による2010年からスタートしているプロジェクトです。

通常のメディアミックスが、ひとつの原作を中心として展開されるのに対し、「ラブライブ!」シリーズは、初期段階からさまざまな展開を行い、ひとつの原作となるものがないことを特徴としています。

『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』は、もっとも新しいシリーズであり、「Link!Like!ラブライブ!」というプラットフォームアプリを中心にコンテンツを展開していることを特徴としています。

企業・事業の大きな成長には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Link!Like!ラブライブ! アプリ オッドナンバー オリジナルIP ゲーム コンテンツ スマートフォン プラットフォーム プロジェクト モバイルゲーム ライブ配信 ラブライブ! ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ リアルタイム 株式会社 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「XTech」がスタートアップ向け管理業務アウトソーシング・サービスをスタート
2019年12月3日、XTech株式会社は、子会社としてBizSuite株式会社を設立したことを発表しました。 BizSuiteは、スタートアップ向けに、月額15万円からで、管理業務を一括/部分的に依…
プラスチック代替素材「modo-cell」を開発・製造・販売する「アミカテラ」が資金調達
2022年8月22日、株式会社アミカテラは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日揮ホールディングス株式会社および日揮株式会社が共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)フ…
運送管理SaaS「アセンド・ロジ」提供の「ascend」が1.4億円調達
2021年10月20日、ascend株式会社は、総額1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 運送管理SaaS「アセンド・ロジ」を開発・提供しています。 運送事業者の運行管理業務をデ…
マンガ投稿プラットフォーム「comilio」を手がける「ユーツーテック」が1500万円調達
2024年8月19日、株式会社ユーツーテックは、総額1500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ユーツーテックは、マンガ投稿プラットフォーム「comilio」を開発しています。 誰でも簡単に…
後付け型スマート・メータリング・システム「OCR式LPWA自動検針サービス」6月リリース
2020年5月12日、Deep Vision株式会社は、「OCR式LPWA自動検針サービス」を2020年6月から販売を開始する予定であることを発表しました。 「OCR式LPWA自動検針サービス」は、電…

大久保の視点

「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報:優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
「ZOHOLICS Japan 2024」ゾーホージャパン社長コメント&創業手帳大久保登壇の模様
「Zoholics(ゾーホリクス)」は、「Zoho CRM」などのビジネスソフトウェアを提供するゾーホージャパン株式会社が毎年開催しているビジネスイベントで…
(2024/9/20)
スタートアップワールドカップ九州大会:優勝は医薬品開発のStapleBio!熊本で開催
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
(2024/8/27)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】