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キャリア志向の高い求職者とロールモデルとなる従業員がキャリアストーリーを接点につながるサービス「Liferary」を運営する「Scenario」に「ユナイテッド」が出資

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2023年6月22日、ユナイテッド株式会社は、Scenario株式会社に出資したことを発表しました。

Scenarioは、キャリア志向の高い求職者とロールモデルとなる従業員がキャリアストーリーを接点につながることができる転職サービス「Liferary」を運営しています。

求職者は、自身の経歴や理想に近いキャリアイメージに合ったロールモデルを検索し、面談を依頼することができます。

ロールモデルとなる従業員は、キャリアストーリーを登録し、求職者に対してスカウトメッセージを送ることができます。

今回の資金は、ユーザー集客の加速に充当します。


日本の労働生産性は、主要7か国(G7)で最低であり、1970年以降最下位が定位置となっています。

日本企業の生産性の低さにはさまざまな要因がありますが、日本の人材流動性の低さはそのひとつであるといわれています。

終身雇用、年功序列、企業内労働組合は、日本的雇用の三種の神器といわれていましたが、現在は組織の硬直化を招く構造となってしまっています。

そのため日本企業ではもっと人材流動性を高め、組織にとって最適な人材が所属できるような環境を整備することが必要です。

たとえば、これまでの従来型の職能型(メンバーシップ型)雇用から、仕事に対して人を割り当てる人事制度であるジョブ型雇用への転換などが人材流動性を高める施策のひとつとなります。

人材流動性の高まった労働市場は転職が活発となります。人材流動性向上を目指す日本においては2011年頃から転職者数が増加傾向にあります。

一方、これまで日本の労働市場は転職が多くなかったことから、転職に関して相談できる環境が整っていないという課題があります。転職は生活が一変するライフイベントのひとつでもあるため、転職者はしっかりと準備した上で転職を行いたいと思うものです。

Scenarioは、転職者が自身の同じような、あるいは望むキャリアを歩んできたロールモデルとの出会いを通じて転職につなげる転職サービス「Liferary」の運営を通じ、日本の転職者を支援しています。

人材の採用は、企業の成長に直結する重要な業務です。しかし創業期は人材採用のノウハウがなく、さらに大きな投資となることが想定されることから、しっかりと準備をすることが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における人材採用のノウハウを詳しく解説しています。

また、こちらも無料でお送りしている「資金調達手帳」では、資金調達に関する情報も提供しています。企業の成長にとっては人材も資金もどちらも重要です。最適な施策を打つには、しっかりと情報を入手することが重要です。

カテゴリ 有望企業
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