介護ロボットにおけるニーズ・シーズのマッチング支援事業「NS MATCHING 2023」

subsidy

令和5年度「ニーズ・シーズマッチング支援事業(NS MATCHING 2023)」のエントリーが開始されました。

「ニーズ・シーズマッチング支援事業」は、企業の介護ロボット開発を支援することで、介護現場の真のニーズを汲み取った介護ロボットの開発を促進させることを目的としています。

企業がマーケット情報を収集するための介護現場の課題や実証フィールドなどを紹介することで、企業の参入検討・開発・製品の普及を支援します。

マッチング支援では、エントリー企業に対し、「ニーズリストを介したニーズの紹介、取次」「実証・検証に関わる相談及びフィールド(介護施設・リビングラボ等)の紹介」「製品、技術を有する開発企業、製品の普及・活用促進を行う企業の紹介、取次」を行っています。


日本は世界に先駆けて超高齢社会に突入しています。

介護業界は高齢化によって被介護者が増加している一方で、少子化によって人手不足が進行しているため、他業界よりも相対的に人手不足が深刻化しています。

この人手不足を解決するには、デジタル化の推進やテクノロジーの活用により省人化・業務効率化を図ることが重要です。

介護ロボットは、介護の大きな効率化・高度化を実現できる可能性を持つテクノロジーです。

一方、介護施設における介護ロボットの普及率は低く、公益財団法人介護労働安定センターが発表した「令和3年度介護労働実態調査」によると、介護ロボットを導入していないと答えた事業所は全体の8割にのぼります。

導入・利用の課題にあたって、資金的な課題以外としては、「効果が不透明」「保管場所がない」「誤作動の不安がある」「使いこなせるか不安」が挙げられています。

また、介護ロボット導入のデメリットとして挙げられるのが、現場のニーズとのミスマッチです。もし現場が本当に求めている介護ロボットを開発したり、紹介したりすることができれば、介護ロボットの普及率はさらに向上すると考えられます。

「介護ロボットのニーズ・シーズ マッチング支援事業」は、介護現場の課題や実証フィールド等を紹介することで、介護現場に寄り添った介護ロボットの開発を支援する事業です。

IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

また、抜本的な設備導入にあたっては資金を確保することも重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ NS MATCHING 2023 シーズ ニーズ ニーズ・シーズマッチング支援事業 マッチング ロボット 介護 介護ロボット 介護現場 実証 支援 開発
詳細はこちら

NS MATCHING 2023

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

運転代行マッチング・プラットフォーム「AIRCLE」運営の「Alpaca.Lab」が7,000万円調達
2020年3月9日、株式会社Alpaca.Labは、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 運転代行マッチング・プラットフォーム「AIRCLE(エアクル)」を開発・運営しています…
細管内の走行・撮影が可能なミミズ型ロボットを開発する「ソラリス」が4.1億円調達 ミミズ型ロボット量産へ
2022年5月25日、株式会社ソラリスは、総額4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ソラリスは、細管内の走行・撮影が可能なミミズ型ロボットを開発しています。 独自開発の人工筋肉に…
需要者と供給者を直接マッチングする木材プラットフォーム「eTREE」運営の「森未来」が8,000万円調達
2021年10月6日、株式会社森未来は、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 いつでも簡単に適正価格の木材を購入できるプラットフォーム「eTREE(イーツリー)」を運営しています…
起業家とエンジェル投資家をマッチングする「ANGEL PORT」がローンチ
2018年11月20日、堀井 翔太氏は、「ANGEL PORT」を正式リリースしたことを発表しました。 堀井 翔太氏は、Fablicという会社を創業し、フリマアプリ「ラクマ(旧Fril)」を開発・運営…
不整地における作業負担軽減や効率化に取り組むハードウェアスタートアップの「CuboRex」が7,500万円調達
2021年11月4日、株式会社CuboRexは、総額約7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ねこ車電動化キット「E-cat kit」や、電動クローラーユニット「CuGo」を開発・提供…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集