TOEIC学習アプリ「Santa」を提供する「Riiid」が語学学習サービスを提供する「アルク」と業務提携

tips

2023年6月2日、Riiid Inc.は、株式会社アルクと、Riiidが提供する「Santa」の日本におけるサービス運営契約を結んだことを発表しました。

Riiidは、シリコンバレー、韓国、日本に拠点を持つ教育AI(AI Ed)研究企業です。

「Santa」は、AIを活用したTOEIC学習アプリです。

初めての利用時に診断テストを受けることで、個々の学習者のTOEICスコアを95%以上の精度で予測します。さらに弱点を分析し、目標達成のための最短ルートをリアルタイムで提供することを特徴としています。

アルクは、信教育講座、書籍、研修、eラーニング教材、学習アプリ、各種デジタルコンテンツなどを提供しています。

今回の連携により、運営事業者はRiiid日本支社からアルクに変更されます。


英語話者は世界に約15億人存在するといわれています。事実上の国際共通語であり、ビジネスや教育などさまざまな分野で重要な役割を果たしています。また、グローバル化の進展により、日本など非英語圏の国々でも英語を使えるようになることが求められるようになっています。

TOEICは、アメリカの非営利テスト開発機関であるEducational Testing Service(ETS)が開発・制作する、国際的な意思疎通のための英語テストです。

TOEICの特徴は、合否判定ではなく、受験時のスコア(点数)を認定する制度にあります。つまり英語の実力を測定するテストということです。

TOEICは世界160か国、年間約700万人が受験しているといわれています。日本の受験者数は1位であり、TOEICは日本社会において英語の能力を示す基準として広く認められています。

言語学習に限らず学習においては自分の苦手な部分を潰していくことが重要です。そのため学習効率としては個別学習がもっとも効率が良いのですが、個別学習は費用が高く、多くの人は集団での学習や書籍などによる学習に頼っています。

しかし近年、eラーニングを提供する学習アプリでは、AIを活用することで個別に最適化したカリキュラムや学習プログラムを提供する機能を搭載する例が増加し、多くの人に質の高い学習ができる環境が整備されてきています。

語学学習ではスピーキングも重要ですが、AIを活用することで、対人間ではなくても質の高いスピーキング練習を提供することも可能です。

今後、AIのさらなる進化に伴い、こうした学習アプリはさらに市場が拡大すると考えられます。

成功できる起業家になるためには、やはり勉強が欠かせません。「冊子版創業手帳」では、成功している起業家のインタビューを多数掲載しています。先人の思考やアイデアを知ることは、新たなビジネスの創造に役立つことでしょう。

カテゴリ トレンド
関連タグ AI アプリ シリコンバレー 契約 学習 教育 株式会社 業務提携 英語 運営
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

衛星データから地上の構造物を再現した仮想世界を自動生成するAIを開発する「スペースデータ」が14.2億円調達
2022年8月3日、株式会社スペースデータは、総額14億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スペースデータは、衛星データと3DCG技術を活用し、バーチャル空間に現実と瓜二つの仮想世…
可動産プラットフォーム事業を展開する「YADOKARI」が3.2億円調達
2024年5月7日、YADOKARI株式会社は、総額3億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 YADOKARIは、「タイニーハウス」「ミニマルライフ」「多拠点居住」に着目し、自由な生…
スマホから太陽光発電投資ができる「CHANGE」運営の「チェンジ・ザ・ワールド」が2億円調達
2021年10月29日、株式会社チェンジ・ザ・ワールドは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 スマートフォンから太陽光発電投資を始めることができるアプリ「CHANGE(チェンジ)」を運…
「ONE」が1,000万円調達 所有するNFTのオリジナルグッズが購入できる「Super NFT Products」をリリース
2022年5月10日、ONE株式会社は、1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、「Super NFT Products」を提供開始したことも併せて発表しました。 「Super N…
製品ナレッジ活用クラウド「PRISM」を提供する「Things」が3.2億円調達
2025年7月7日、株式会社Thingsは、総額約3億2000万円の資金調達を発表しました。 Thingsは、製品ナレッジ活用クラウド「PRISM(プリズム)」を開発・提供しています。 生成AIを標準…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集