エンタメテック分野に特化した事業を展開する「IMAGICA EEX」と「地球科学可視化技術研究所」が業務提携

tips

2023年5月30日、株式会社IMAGICA GROUPは、グループ会社の株式会社IMAGICA EEXと、地球科学可視化技術研究所株式会社が業務提携したことを発表しました。

IMAGICA EEXは、xRテクノロジーを駆使したオンラインライブや、高精細映像による体験型ライブビューイングなど、エンタメテック分野で事業を展開しています。

地球科学可視化技術研究所は、産総研発・筑波大学発ベンチャーであり、最新のデジタル3D造型技術とVR技術を強みとしています。

精密3Dプロジェクションマッピング模型製作(防災、教育用)や、VRモデル制作、メタバース用コンテンツ制作などを手がけています。

今回の提携により、IMAGICA EEXが有するエンターテインメント領域での映像体験・演出のノウハウ・知見と、地球技研が有する地形・地質・化石などの地球科学に関するビッグデータの活用とアカデミックな知見を組み合わせ、新たな体験を生み出していきます。


xRとは、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)など、現実世界と仮想世界(デジタル世界)を融合させて新たな体験を作り出す技術を総称したものです。

たとえば、VR(Virtual Reality:仮想現実)とは、専用のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などによって仮想空間を現実であるかのように疑似体験させる仕組み・技術のことです。

現実空間では難しい空間や動作を実現できることから、ゲームやライブエンターテインメントで活用されており、すでにいくつものコンテンツが楽しまれています。

とくにライブエンターテインメントにおいては、コロナ禍と重なったことも大きく、オンライン上でのライブ体験としてVR技術が活用され、急速に発展しています。

ほかにも、AR(Augmented Reality:拡張現実)は、現実空間にデジタルデータ/コンテンツを重ね合わせて表示することで、現実空間を拡張する技術であり、こちらもエンターテインメント分野でさまざまに活用されています。

たとえば、ARを活用した有名なゲームにNiantic社と株式会社ポケモンが共同開発した『ポケモンGO』があります。『ポケモンGO』は、スマートフォンのカメラを通じて現実空間にポケモン(デジタルコンテンツ)を重ね合わせて表示したり位置情報を活用することで、現実とデジタルの世界を融合させたゲーム体験をユーザーに提供しています。

こうしたxR技術は、今後もエンターテインメントの分野でさまざまに活用され、新たな体験をユーザーに提供していくことになるでしょう。

他社との提携や協業は、ビジネスの拡大や新たなイノベーションを創出するために重要なもののひとつです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 3D 3Dモデル IMAGICA EEX IMAGICA GROUP VR XR エンターテインメント エンタメテック プロジェクションマッピング メタバース 地球科学 映像 株式会社 業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

独自の金属加熱技術により金属の製造・リサイクルの脱炭素化を実現する「SUN METALON」が13億円(910万米ドル)調達
2025年5月21日、株式会社SUN METALONは、総額約13億円(910万米ドル)の資金調達を発表しました。 SUN METALONは、金属の製造・リサイクル工程のCO2排出量を大幅に削減する技…
「納骨堂化アプリ」や「オンライン参拝アプリ」などを手がける「goenn」が「ビューティ花壇」と資本業務提携
2023年7月20日、株式会社goennは、株式会社ビューティ花壇と資本業務提携したことを発表しました。 goennは、葬儀後の故人と関係のある人びとをつなぐ新たな参拝サービスなどについてインターネッ…
譲渡型賃貸住宅「家賃が実る家」提供の「Minoru」が3,910万円調達
2020年5月18日、株式会社Minoruは、総額3,910万円の資金調達を実施したことを発表しました。 株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」において実施した資金調達…
AIとソーシャルデータを活用した採用プラットフォーム「HR Quest」を開発する「LiftBase」が資金調達
2025年6月30日、株式会社LiftBaseは、資金調達を発表しました。 LiftBaseは、ソーシャルデータを活用したタレントアクイジションプラットフォーム「HR Quest」を開発しています。 …
レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」の「エブリー」とチラシアプリ「Shufoo!」の「ONE COMPATH」が業務提携
2022年8月16日、株式会社エブリーは、凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社ONE COMPATHと、業務提携契約を締結したことを発表しました。 エブリーは、レシピ動画メディア「DELISH…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集