「チャットプラス」が「ChatGPT」を教育・制御するAI技術を発明 自社チャットサポートツール「ChatPlus」の新機能としてリリース

tool

2023年5月29日、チャットプラス株式会社は、「ChatGPT」の応答を制御する技術を発明し「ChatPlus(チャットプラス)」の新機能としてリリースしたことを発表しました。

「ChatPlus」は、チャットプラスが開発・提供する、AIチャットボットシステムです。

タグを追加するだけで、チャットサポートツールをWebサイトやアプリに簡単に組み込むことができます。

チャットボットによる自動応答、AIによる応答、有人によるチャットなど、運用に合わせてカスタマイズが可能です。

今回追加した新機能は、「ChatGPT」の回答を制御し、トレーニングデータをもとにした回答文を生成することができる機能です。

少ないトレーニングデータで高精度な回答文を生成でき、トレーニングされていない質問に関しては任意のデータを出力することができます。


ChatGPTとは、OpenAI社が2022年11月に公開したAIチャットボットです。

インターネット上の膨大なテキストデータを学習しており、人間のような自然な会話ができることを特徴としています。

最大の特徴は、テキストによる命令により、質問への回答、テキストの要約、企画書・小論文の執筆、プログラミングなどのタスクを行ってくれる点にあります。

人間が調べるよりも素早く目的の詳細を調べたり、さらにそこから要約などを行ってくれることから、さまざまな業務を効率化してくれる可能性があります。

一方、ChatGPTは、嘘の回答を行ったり情報を提供したりすること、特定のタスクなどに特化させるための学習・訓練にノウハウとコストが必要となることといった、ビジネスで活用する上での課題を抱えています。

たとえば、ChatGPTを活用したQ&A機能を実装したい場合、自社サービスの詳細をChatGPTに教える必要があります。これをファインチューニングといいますが、これには膨大な教師データが必要となるほか、教えていないQ&Aについては事業者外としていない回答を行ってしまうという可能性があります。

チャットプラスが今回発表した新機能は、少ないトレーニングデータでも企業独自の回答文生成を可能とする機能であり、ファインチューニングの課題を解決しています。

AIは、ビジネスの世界においてはこれまで非効率的だった業務を大幅に効率化するなど、大きな革新をもたらしています。企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 便利なサービス
関連タグ AI ChatGPT ChatPlus カスタマイズ チャット チャットプラス チャットボット トレーニングデータ 制御 回答文 株式会社 生成AI
詳細はこちら

AIチャットボットトップシェアのチャットプラスが「ChatGPT」を教育、制御するAI技術を発明。

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オルタナティブ投資プラットフォーム「LUCA」を開発する「LUCAジャパン」が資金調達
2022年6月15日、LUCAジャパン株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 LUCAジャパンは、オルタナティブ投資プラットフォーム「LUCA」を開発しています。 ヘッジファンド、プライベ…
総合的な家庭サポートサービス「東京かあさん」を運営する「ぴんぴんころり」が1.2億円調達
2023年5月23日、株式会社ぴんぴんころりは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ぴんぴんころりは、総合的な家庭サポートサービス「東京かあさん」を運営しています。 “東京…
アートブランド「GAAAT」を運営する「Raptors」が2億円調達
2025年3月18日、株式会社Raptorsは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約4.7億円となります。 Raptorsは、アートブランド「GAA…
組織における関係構築と行動変容を促進する社内イベント・研修サービスを提供する「バヅクリ」が2.5億円調達
2022年11月9日、バヅクリ株式会社は、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 バヅクリは、組織における関係構築と行動変容を促進する社内イベント・研修サービス「バヅクリ」を提…
住宅ローン借り換えサービス提供の「インフィニティエージェント」が住宅ローン「フラット35」を取扱う「FBモーゲージ」
2020年10月8日、株式会社インフィニティエージェントは、FBモーゲージ株式会社と業務提携したことを発表しました。 インフィニティエージェントは、AIを活用した住宅ローン借り換えサービス「住宅ローン…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集