注目のスタートアップ

「東京地下鉄(東京メトロ)」が電子文具を利用した幼児教室「アウルキッズ」などを運営する「OWLedge」に出資

company

2023年5月18日、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)は、株式会社OWLedgeに出資したことを発表しました。

OWLedgeは、電子文具・教材を利用した幼児教室「アウルキッズ」を中心に幼児教育事業を展開しています。

プリントだけでなく、クイズ、ゲーム、電子フラッシュカード、タイピングなどのICTを活用することで、総合的なリテラシーを養っています。

OWLedgeは、東京メトロが実施するオープンイノベーションプログラム「東京メトロアクセラレーター2021」の最終審査に通過しています。2022年夏に同じく最終審査通過企業である株式会社grow&partnersと東京メトロの3社で、「地下鉄」を素材に学んで遊べる一時保育イベント「メトいく」を開催しています。

今後、OWLedgeと東京メトロは、東京メトロのコンテンツ(車両、路線図、駅名、路線カラーなど)を活かした幼児向けの知育教材の開発・販売に関わる協業を進めていきます。


幼児教育とは、1歳から6歳までの未就学児に対して行う教育のことです。

幼稚園・保育園での教育に加え、家庭・地域での生活や幼児教室での教育により、言語能力、身体能力、コミュニケーション能力などを養います。

幼児教育の重要性はいくつかの研究によって説明されており、幼児期に自主性を重んじるような教育や言語教育などを受けた場合、その後、学歴が高かったり、経済的に成功したり、生活保護受給率や逮捕率が低いといった、人生に良い影響を与えるということがわかっています。

近年のAIなどの先端技術の発展は、これまでに経験したことのない社会・産業構造の変化をもたらすと考えられています。さらに、気候変動・災害・国際紛争など、世界情勢の変化も激しくなっています。

この変化が激しく予測の難しい時代では、大きな変化に柔軟に対応し、社会課題を解決するアイデアを生み出していく能力が必要となります。次世代を担う子どもはこうした能力を身につけることが重要であると考えられており、幼児教育はこうした未来の学びの土台として注目が高まっています。

プロダクトの開発・成長には資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EdTech ICT OWLedge アウルキッズ オープンイノベーション 出資 幼児教室 幼児教育 教育 東京メトロ 東京地下鉄 株式会社 知育 知育教材
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

高齢者施設見守りSaaSを提供する「エコナビスタ」が通貨処理機の「グローリー」と資本業務提携
2022年8月2日、エコナビスタ株式会社は、グローリー株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 エコナビスタは、センサーを活用したSaaS型高齢者施設見守りシステム「ライフリズムナビ…
再生可能エネルギーを中心としたエネルギーサービス事業を展開する「Looop」がグリーローンで2.92億円調達
2023年3月3日、株式会社Looopは、東和銀行より2億9200万円を調達したことを発表しました。 グリーローンの概要 企業名:株式会社Looop 融資額:292百万円 契約締結日:2023年3月3…
フリマ・アプリの出品代行マッチング・プラットフォーム「マカセル」がリリース
2020年6月2日、株式会社MONO Technologiesは、日本初の出品代行マッチング・プラットフォーム「マカセル」を2020年6月2日から開始したことを発表しました。 「マカセル」は、フリマ・…
感覚過敏の啓蒙活動や企画開発・研究の「感覚過敏研究所」展開などの「クリスタルロード」が1,700万円調達
2021年7月15日、株式会社クリスタルロードは、総額1,700万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2018年12月に、加藤路瑛氏が12歳で創業したスタートアップです。 感覚過敏の課題解決の…
日本木造民家ホテルの企画・設計・施工・運用までを一貫して手がける「LOOOF」が資金調達
2023年8月1日、株式会社LOOOFは、資金調達を実施したことを発表しました。 LOOOFは、日本木造民家ホテルの企画、設計、施工、運用まで一貫して手がけ、里山集落に残る豊富な地域資源を活かしたホテ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集