「企業ニーズに即したワーケーション推進に向けた実証事業」公募

subsidy

2023年5月15日、観光庁は、「企業ニーズに即したワーケーション推進に向けた実証事業」の公募を開始したことを発表しました。

企業におけるワーケーション制度導入・実施の促進と地域の受け入れ体制整備に向け、プログラム造成などのモデル実証を行い優良事例を横展開します。

申請区分

「送り手企業枠」(採択件数:最大4件程度)
ワーケーションの送り手となる民間企業等が申請主体となり、自社内でのワーケーション推進のため、地域と連携したプログラム造成、実施と合わせて、ワーケーション制度の充実等の検証に取り組むもの。
1社に対して、複数地域でのワーケーション実施は可能。また、複数企業と連携してワーケーションを実施することは妨げない。

「受け手地域枠」(採択件数:最大8件程度)
ワーケーションの受け手となる地域が申請主体となり、企業ニーズの高いワーケーションプログラムを造成、誘客を行った上での実施と合わせて、商品としての販路形成や恒常的なワーケーション受入のための体制整備に向けた検証に取り組むもの。
1地域に対して、複数企業でのワーケーション実施は可能。また、複数地域で連携して、ワーケーションの受入れ体制を構築することは妨げない。

実証事業規模

実証事業の規模(国費による部分)については、1事業あたり800万円(消費税込)を上限とします。ただし、モニターツアーの実施に係る経費の計上は50%を上限とします。

公募期間
・2023年5月15日(月)~2023年6月22日(木)17:00締切


ワーケーション(Workcation)とは、Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた言葉であり、観光地やリゾート地などでテレワークによって仕事をしながら休暇を楽しむという過ごし方のことです。

新型コロナウイルス感染症の流行によりテレワークが普及し、観光業において需要が激減したことから、新たな仕事/観光の形として注目が高まりました。

ワーケーションは、中長期的な滞在が主であることから、地域としてはより深く地域のことを知ってもらえたり、地元で消費をしてもらえるチャンスであることから、ワーケーション客の誘致に力を入れる動きもでています。

一方、受け入れ地域においては、どのような環境がワーケーションとして最適なのかまだ手探りの状態であるほか、託児所を求める声なども一定数あり、家族でワーケーションに訪れたいうというニーズなど、多様なニーズを捉えることも重要となっています。

また、ワーケーション制度を実施する企業としては、企業としてワーケーションがどのようにメリットがあるのか不透明であるという課題があります。

「企業ニーズに即したワーケーション推進に向けた実証事業」は、こうした受け手地域、送り手企業の課題を解決し、有効な体制を構築することを目指すものです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ テレワーク ブレジャー ワーケーション 企業ニーズに即したワーケーション推進に向けた実証事業 地域 観光
詳細はこちら

企業ニーズに即したワーケーション推進に向けた実証事業の公募について

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

宿泊施設向けDXソリューションを展開する「Tabi Life」が6,400万円調達
2023年1月10日、Tabi Life株式会社は、総額6,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、社名をLYNKED株式会社からTabi Life株式会社に変更したことも併せて発表…
「森林・山村地域振興対策のうち国民参加の植樹等の推進」補助金
林野庁は「森林・山村地域振興対策のうち国民参加の植樹等の推進」の公募について発表しました。 国民各層の幅広い参画による植樹等の森林づくりについて、全国規模の緑化運動に関する以下の事業を支援します。 全…
【東京都】「小規模テレワークコーナー設置促進助成金」
「小規模テレワークコーナー設置促進助成金」のご案内です。 公益財団法人東京しごと財団が実施する助成金制度です。 助成事業 ・店舗や商業施設等に「共用型」のテレワークコーナーを設置する都内中堅・中小企業…
ビッグデータ・AIでホテル・旅館などを一括検索「atta」の運営元が2億円調達
株式会社WithTravelは、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、旅行プラン検索サービス「atta(あった)」のβ版を、2019年3月14日にローンチすることも併せて発表しました。…
【東京都】「Old meets New 日本文化を活用した観光振興事業助成金」
東京都は、令和3年度「Old meets New 日本文化を活用した観光振興事業助成金」について発表しました。 新たな観光コンテンツの開発や発信に対する取り組みに助成金を交付します。 「対象事業」 都…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集