注目のスタートアップ

データ活用プラットフォーム「Conata」などを展開する「フライウィール」と「KDDIグループ」が資本業務提携

company

2023年3月27日、株式会社フライウィールは、KDDI株式会社、KDDI Digital Divergence Holdings株式会社と、2023年3月10日に資本業務提携を締結したことを発表しました。

フライウィールは、データエンジニアリング専門のスタートアップです。

米国のビッグテック企業でデータ利活用の経験を積んだ経営陣・エンジニアが、経験・技術力をもとに顧客企業のニーズに応じたデータ連携・システム実装を手がけています。

また、データ基盤とオファリング(機能群)を自由に組み合わせ、課題に対する最適なデータソリューションを提供するデータ活用プラットフォーム「Conata(コナタ)」も提供しています。

今回の提携により、フライウィールの「Conata」と、KDDIが保有する「auビッグデータ」、KDDI Digital Divergenceグループのクラウド・アジャイル開発などのデジタル技術を組み合わせ、顧客データとauビッグデータなどをもとに「Conata」上で企業のビジネス活動をデジタルツインとして再現し、その結果をリアルなビジネス活動に反映します。

これにより、企業の需要予測・発注管理・配送管理・マーケティング管理などのソリューションを提供します。


経済産業省は、日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)が実現できなかった場合、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性を指摘し、これを2025年の崖と呼んでいます。

DXとは、デジタル化とデータ活用により、競争優位性を確立する取り組みのことです。

DXではデジタル化によって得られたデータをいかに活用するかが重要です。

しかし多くの企業ではデータを分析・活用するための基盤がないこと、データを扱う人材がいないことが課題となっており、本質的なDXが進んでいないという状況に置かれています。

そこで注目されているのがデータ活用プラットフォームや、データ活用を実現するための基盤を構築するシステム開発やコンサルティングサービスです。

フライウィールは、社内にあるさまざまなデータを一元管理し、そのデータをもとに企業の活動をシミュレーション(デジタルツインとして再現)することで、企業のデータドリブンな事業運営と意思決定を実現するデータ活用プラットフォーム「Conata」を提供しています。

今回のKDDIとの連携により企業間データ連携を推進し、さらに企業のデータ活用に貢献していくようです。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ KDDI データプラットフォーム データ基盤 データ活用 デジタルツイン プラットフォーム 株式会社 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「創業手帳」による美容業界向けオンライン・セミナー「初めての競合比較分析講座」が1/18に開催
創業手帳株式会社は、「初めての競合比較分析講座」を2021年1月18日(月)に開催することを発表しました。 「初めての競合比較分析講座」は、美容業界向けに、誰でもすぐに始められるマーケティングの考え方…
企業・自治体・大学などと連携してコワーキングスペースを展開する「ATOMica」が資金調達
2025年8月12日、株式会社ATOMicaは、資金調達を発表しました。 株式会社カヤック(面白法人カヤック)、株式会社あきぎんキャピタルパートナーズ、とっとりキャピタル株式会社が新たに参画しました。…
日本の達人を世界に発信するオンデマンドビデオ講座「Narō.tv」を提供する「ナロ」が資金調達
2023年4月14日、ナロ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ナロは、日本の食・アニメ・漫画・伝統文化を中心にあらゆる道の達人の哲学やスキルを世界に発信するオンデマンドビデオ講座「Na…
IFA向け総合コンサルティング展開の「アドバイザーナビ」が4,500万円調達
2020年4月2日、アドバイザーナビ株式会社は、総額4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 IFAチャネルの総合コンサルティング事業を展開しています。 具体的には、完全無料のIFAマッ…
AIシステムのトータル開発を手掛ける「Archaic」とICTサービス・プロバイダーの「ファンリード」が業務提携
2020年10月13日、株式会社Archaicは、株式会社ファンリードと、2020年10月1日に業務提携したことを発表しました。 Archaicは、AIシステムのトータル開発や、様々な領域へのAI応用…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集