注目のスタートアップ

メタバース型Go To Earnアプリ「Massive World」を開発する「Super Massive Global」と「ピアズ」が資本業務提携

company

2023年2月9日、株式会社ピアズは、Super Massive Global株式会社と、資本業務提携したことを発表しました。

Super Massive Globalは、現実世界の位置情報と連動したメタバース型Go to Eearnアプリ「Massive World」を開発しています。

現実世界の位置情報と連動したメタバースで、現実とは異なる新たな情報をユーザーに届け、オフラインでの行動やコミュニケーションを加速化させるきっかけを作ることで、メタバースと現実世界が共存する新たな経済圏を創造することを目指しています。

2023年2月9日にβ版をローンチしています。パブリックローンチは2023年春を予定しています。


NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)は、ブロックチェーン技術を活用することで、改竄されていないことや個人が所有していることを証明する証明書のようなデータを記録したデジタルデータのことです。

これまでデジタルデータはコピーや改竄が容易だったため、映像コンテンツや電子書籍を販売するためには、強固なプロテクトをかけたり、専用のプラットフォーム上でしか閲覧できないようにするといった仕組みが必要となります。

しかしNFTは、デジタルデータのコピー・改竄ができないため、特定のデジタルデータ、ひとつのデジタルデータがモノとしての価値を持つことができます。

そのため一点もののデジタルアートなどの流通が可能となっており、近年高い注目が集まっています。

たとえば、ゲームの領域においては、アイテムやキャラクターをNFTにすることで、ユーザー間の売買を可能にしたNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム、Web3ゲーム)というものが登場しています。

NFTゲームではゲーム内で作成・育成・獲得したキャラクターやアイテムに価値がつくため、それらをNFTマーケットで売ることで利益を得ることができます。

この仕組みはPlay to Earn(遊んで稼ぐ)と呼ばれており、この仕組みを応用したX to Earn系のサービスも増加してきています。

「Massive World」は、特定の場所に行くことでNFTなどを獲得し、それを売買して利益を得ることができるGo to Earnアプリです。

位置情報を活用したゲームとしては、Niantic社と株式会社ポケモンが共同開発したスマートフォン向け位置情報ゲームアプリ『Pokémon GO(ポケモンGO)』が有名です。

『ポケモンGO』は国内では社会現象にもなり、人の気配が少なかった特定のスポットに人が集まるといったこともありました。

「Massive World」がどのような仕組みで現実世界とデジタルな世界をつなげていくのか注目が必要です。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Go To Eearn Massive World NFT Play to Earn Super Massive Global Web3 コミュニケーション ピアズ メタバース 仮想現実 仮想空間 位置情報 共存 株式会社 経済圏 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIデバイス設計サービス「TAI Compiler」開発の「Tokyo Artisan Intelligence」が8,600万円調達
2021年2月24日、Tokyo Artisan Intelligence株式会社は、総額8,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エッジ・デジバイスにAIのの学習を含めて簡単に実装でき…
副業・フリーランス管理クラウド「Lansmart」提供の「CloudBrains」が8,000万円調達
2021年10月26日、株式会社CloudBrainsは、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 副業・フリーランス管理クラウド「Lansmart(ランスマート)」を提供しています…
空中発射方式による衛星軌道投入ロケットを開発する「AstroX」が5,000万円調達
2022年12月14日、AstroX株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AstroXは、空中発射方式(ロックーン方式)による衛星軌道投入ロケットを開発しています。 …
美容医療の口コミ・予約アプリ運営の「トリビュー」が10億円調達
2022年2月1日、株式会社トリビューは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 美容医療の口コミ・予約アプリ「トリビュー」を運営しています。 クリニックや施術に関して、体験者のリアルな…
都市内全域の屋内・地下をカバーする三次元測位サービスを開発する「MetCom」が8億円調達
2022年7月19日、MetCom株式会社は、8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 都市内全域の屋内・地下をカバーする3D測位サービスの提供のため開発を行っています。 2022年7月現在、垂…

大久保の視点

「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…
(2024/3/2)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】