注目のスタートアップ

SaaSのプリセールス・オンボーディングを支援するツール「Arch by HiCustomer」を提供する「HiCustomer」が資金調達

company

2022年12月21日、HiCustomer株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

HiCustomerは、SaaSのプリセールス・オンボーディングを支援するツール「Arch by HiCustomer」を提供しています。

LTV(顧客生涯価値)最大化を目的とした顧客専用ページを簡単につくることができるツールです。

顧客専用ページには、製品資料・見積もり・議事録など顧客が購買可否を検討するために必要なデータを配置できるほか、導入検討や導入支援で活用できる顧客との共同タスクを設置できます。

さらに、専用ページでの顧客の動きから購買モチベーションを可視化することで意思決定を支援するほか、取得した情報をCRM(顧客関係管理)と連携することと業務効率化も実現します。

今回の資金は、「Arch by HiCustomer」の開発体制の強化に充当します。

SaaS事業においては、中長期的な収益性が高いエンタープライズ企業(大企業)の新規開拓を行う戦略が重要視されています。

エンタープライズ企業の収益性が高い理由は、従業員数が多く一度に契約するアカウント数が多いこと、解約率が低いこと、他部署・グループ企業への展開も見込めること、業界への影響度が大きいことなどが挙げられます。

こうしたエンタープライズ企業はSaaSの導入を慎重に判断する傾向にあるため、セールスは契約獲得に向けてきめ細やかな対応を求められます。

さらにSaaSなどのサブスクリプションサービスは、顧客になるべく長く利用してもらうことが大きな収益につながります。そのため、LTV(顧客生涯価値)という指標が重視されています。

LTV最大化のためには、プロダクト・サービスの価値を顧客に感じてもらうこと、顧客の満足度を向上させること、つまりカスタマーサクセスが重要となってきます。

「Arch by HiCustomer」は、顧客専用ページにより見込み顧客や導入を進める顧客の体験を最適化することで、SaaSのセールスやオンボーディングの成功を支援しています。

営業は企業の売上を向上させるために必要な業務です。しかし、リソースの足りない創業期は、満足できる営業を行えないかもしれません。「冊子版創業手帳」では、少しでも営業の成功率を上げるため、営業ツールの導入や、販路開拓の方法などのノウハウを提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Arch by HiCustomer HiCustomer LTV SaaS オンボーディング セールス プリセールス 営業 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

BtoB事業用駐車場プラットフォーム「at PORT」展開の「ランディット」が7,000万円調達
2021年10月13日、ランディット株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 BtoB専用の事業用駐車場手配サービス「at PORT(アットポート)」を提供しています。…
組織幹細胞の制御による皮膚・毛髪の難病の治療薬を開発する「イーダーム」が5,000万円調達
2023年8月14日、株式会社イーダームは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 イーダームは、東京大学医科学研究所老化再生生物学分野の西村栄美教授の組織幹細胞技術をもとに、脱毛…
スタートアップ起業家専門の投資銀行事業を展開する「ファイナンス・プロデュース」が「JDSC」から資金調達・資本業務提携
2022年10月7日、株式会社ファイナンス・プロデュースは、株式会社JDSCからの資金調達と、戦略的な資本業務提携を決定したことを発表しました。 ファイナンス・プロデュースは、スタートアップ起業家専門…
ソーシャルECサービスの「temite」運営の「EC-GAIN」が資金調達
2019年12月18日、株式会社EC-GAINは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、同社が運営するECプラットフォーム「temite(テミテ)」を台湾でも利用可能にしたことも併せて発表しま…
「青山芸術」が案件・作業ごとに建築家がタッグを組める設計事務所向けプラットフォーム「architag」をリリース
2021年11月26日、株式会社青山芸術は、「architag(アーキタッグ)」を提供開始したことを発表しました。 「architag」は、案件・作業ごとに建築家がタッグを組むことで設計事務所の新しい…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集