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2022年12月1日パーソナルスタイリングサービスを展開する「DROBE」が10.6億円調達
2022年11月30日、株式会社DROBEは、総額10億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
DROBEは、パーソナルスタイリングサービス「DROBE(ドローブ)」を展開しています。
ユーザーの年齢・好み・骨格などを70項目の質問によって訊き、AIとプロのスタイリストが共同でファッションアイテムを選定し、自宅に届けるサービスです。
選定され自宅に届いたファッションアイテムは、着こなしのポイントなどが記載されたスタイリングカルテを見ながら試着し、購入しないものは無料で返送することができます。
今回、引受先の1社である日本郵政キャピタルとの連携により、日本郵政グループとのシナジーとして倉庫の移転なども見据えた物流体制の強化を図ります。
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ファッションアイテムは自身の身体にフィットするサイズ感や、その着こなし、アイテムの組み合わせなどが重要です。
そのため店舗で実際に手に取り、自身の身体に合わせてみてから購入を検討するという買い方が基本的なものとなっています。
しかしコロナ禍では感染症対策・外出自粛要請によって店舗型ビジネスの客足が途絶えてしまい、アパレル業界は事業継続のために新たな取り組み、とくにオンラインの取り組みが必要となりました。
小売におけるオンライン施策といえばEC(ネット通販)が第一候補として挙がります。
前述の通りアパレルは実店舗の重要性が高く、EC展開にいくつもの課題がありますが、オンライン試着や、サイズ違いの交換無料、コーディネートの提案、SNSでの商品紹介・ユーザーからの相談の受け付けなどにより、ファッションECは着実に市場として成長しています。
DROBEはこうした状況の中、ファッションアイテムを自分で選ぶことに自信がない人に向け、AIとスタイリストによってファッションアイテムを選定して届けるパーソナルスタイリングサービス「DROBE」を展開しています。
ファッションECは、実店舗で店員などのコーディネートの提案などを受けることが苦手といった人でも気軽にファッションアイテムを購入できるという利点があります。
その上で、自分に似合うファッションアイテムを購入できる、新たなファッションアイテムに出会えるという価値を提供することで、店舗・EC双方の課題を解決するパーソナルコマースという新たな市場を確立することを目指しています。
株式会社DROBEのコメント
このニュースを受けまして、株式会社DROBEよりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
ファッションにおける店舗(オフライン)とEC(オンライン)のいいところどりをし、第三の選択肢を提示するサービス“パーソナルコマース”を世の中に浸透させるため、婦人向けパーソナルコマースを立ち上げきる事が目的です。具体的には来年以降でのTVCMをふくむマスマーケティングや、あらたな物流基盤の構築といったところに投資をしていきたいと考えております。また、今後大手ファッション企業との提携からB2B2Cでサービスを展開していく予定で、こちらに対しても投資をしてまいります。
・今後の展望を教えてください。
DROBEが長期で目指す姿は弊社が掲げておりますビジョン・ミッションでも表現しております通り、日々の意思決定をもっと自分らしく、私たちが、私たちそ自身をもっと主体的に楽しめる、「すべての人がポジティブに意思決定し、自分を楽しめる世界」です。そのビジョンに比して、現状の規模や提供できているサービス/商品の幅は狭いので、婦人向けパーソナルコマースを立ち上げきり、その上でメンズやキッズ、さらには広義のファッションとしてライフスタイル領域への展開もしてきたいと考えております。
・読者へのメッセージをお願いします。
DROBEのニュースを拝読いただきありがとうございます。日本においてZOZOさん以降プレゼンスのよわいファッションテック領域ですが、国内8兆円ともいわれる巨大なファッション市場はまさにいま消費者・業界の観点で変化を求められています。この変化を率いるような存在になっていければと考えておりますので、是非引き続きご注目賜われれば幸いです。
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